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IT業界への転職に資格は有利になるのか?職種別のおすすめ17資格

更新日:2019.3.7

IT企業への転職に必要なものは、経験と実績、そしてスキルです。

未経験でIT業界に転職を考えている方や、これまでの経験や実績に自信のない方などは、IT業界への転職で有利になる資格はあるのか気になるのではないでしょうか。

応募条件に必須と記載されている資格は取得している必要があります。

では、応募条件に記載がない場合、書類選考や面接で資格は有利になるのでしょうか。

「情報系の資格にはどんなものがあるのか」「自分に必要な資格は何か」を具体的に知ることで、IT業界への転職を現実のものにしていきましょう。

IT業界への転職で資格は有利になるのか?

IT企業への転職で資格は有利になるのでしょうか。

結論から言うと、「資格そのものだけでは有利にはなりません」

IT業界への転職に必要なものは、これまでの経験や実績、そしてプログラミング言語などのスキルです。それらが募集ポジションで活かされ、即戦力と思われた人材に内定が出されます。

しかし、資格は全く意味がないのかと言えば、そうではありません。

未経験者の方が、IT業界への転職を成功させるために資格を取り、基礎知識を身につけていくことで、向上心や熱意を採用担当者に伝えることができます。また、経験者の方であっても、これまでの経験や実績にプラスして資格を取得することで、体系的に経験や知識を身につけているとアピールすることもできます。

資格を取得したことで何をアピールするのかを考えることが大切です。

IT業界への転職でおすすめの17資格

IT業界への転職で資格をアピールの1つとして活かすには

  • 募集職種で活かせるもの
  • キャリアプランに沿ったもの

など、応募ポジションで働く上でプラスになる資格であることが重要です。

どんな資格があるのかを知り、具体的にどのような資格が働く上でプラスになるのか、目的に合った資格取得が大切です。

IT業界の職種全般におすすめの4資格

IT業界の職種全般におすすめの4資格を紹介します。未経験者の方にもおすすめの資格です。

1:ITパスポート

ITパスポートは、ITの基礎知識に関する国家資格です。

テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の3分野から成る試験です。それほど難しい試験ではありませんので、IT資格取得の第一歩として受けてみるのもよいでしょう。

2:基本情報技術者

基本情報技術者は、IT技術全般の基礎知識に関する国家資格です。

テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の3分野から幅広く出題されます。プログラマやSEを目指す方におすすめの資格です。企業によっては取得を奨励していたり、入社後の取得が必須になったりしています。

3:応用情報技術者

応用情報技術者は、基本情報技術者よりも難易度の高い国家資格です。

技術から管理・経営までの幅広い知識と応用力が求められ、経験を積んだエンジニアが受験するケースが多くなりますが、中には大学生で取得している人もいます。企業によっては、応用情報技術者の取得者は給料がアップすることもあります。

4:マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)は、マイクロソフト社が提供しているベンダー資格です。

Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlookの5種類の試験があり、パソコンスキルや事務能力の証明になります。

IT業界のエンジニア系職種におすすめの9資格

IT業界のエンジニア系職種におすすめの9資格を紹介します。自分が希望するエンジニアに関連する資格を取得するようにしましょう。

1:情報セキュリティスペシャリスト

情報セキュリティスペシャリストは、情報セキュリティに関する国家資格です。

情報システム基盤を整備し、情報セキュリティ技術の専門家として情報セキュリティを管理する人を対象としたもので、セキュリティエンジニアや情報システム管理者を目指す方向けの資格です。

2:ネットワークスペシャリスト

ネットワークスペシャリストは、ネットワークシステムの設計・構築・運用の技術や知識に関する国家資格です。

難易度の高い資格ですが、クラウド技術やIoTなど最新の技術や知識の証明にもなります。ネットワークエンジニアやインフラ系エンジニアを目指す方向けの資格です。

3:データベーススペシャリスト

データベーススペシャリストは、データベースの企画、開発、運用などの知識と技術に関する国家資格です。

データの運用管理や情報分析、プロジェクト管理など幅広い知識が求められるため、実務経験者が受験するケースが多くなります。データベース管理者やインフラ系エンジニアを目指す方向けの資格です。

4:エンベデッドシステムスペシャリスト

エンデベッドシステムスペシャリストとは、エンデベッドシステム(家電製品や電子機器に組み込まれているコンピュータシステム)の知識や技術に関する国家資格です。

難易度は高めですが、IoTへの高い関心や技術力の証明になり、高く評価される可能性があります。組込みエンジニアやIoT系エンジニアを目指す方向けの資格です。

5:システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験は、情報システムや組込みシステムの設計開発の主導とアーキテクチャの設計の知識に関する国家資格です。

上級エンジニアであるシステムアーキテクト(システム開発において業務の分析や設計などの上流工程に携わる人)を目指している、プログラマやシステムエンジニアの方向けの資格です。

6:Cisco Certified Network Associate(CCNA)

Cisco Certified Network Associate(CCNA)は、シスコシステムズ社が実施する、世界共通基準のネットワークの基礎知識に関するするベンダー資格です。

ネットワーク技術者や管理者を目指している方、また、IT業界未経験の方にもお勧めの資格です。

7:Cisco Certified Internetwork Expert (CCIE)

Cisco Certified Internetwork Expert (CCIE)は、シスコシステム社が実施する、エキスパートレベルのネットワークシステムに関するベンダー資格です。

ネットワーク業界で最も評価されている資格で、ネットワークエンジニアの方がスキルアップやキャリアアップを目指して取得する傾向にあります。

8:ORACLE MASTER Platinum

ORACLE MASTER Platinumは、日本オラクル社が運営する「Oracle Database」を扱う技術力を認定するベンダー資格です。

ORACLE MASTERは「Bronze」「Gold」「Silver」「Platinum」の4段階に分かれており、下位資格を取得することでPlatinumが受験できます。データベースエンジニアを目指している方や、スキルアップ、キャリアアップを目指している方向けの資格です。

9:LPIC

LPICとは、NPO法人Linux技術認定期間「LIP」が運営する、Linuxの技術力を証明するベンダー資格です。

Web系企業では、開発環境をLinuxで行うことが多いので、Web系企業のエンジニアを目指す方におすすめの資格です。

IT業界のマネージャー系職種におすすめの4資格

IT業界のマネージャー系職種におすすめの4資格を紹介します。

自分が希望する職種に関する資格を取得するようにしましょう。

1:ITストラテジスト資格

ITストラテジスト資格とは、IT技術に関する知識とIT技術を活用した経営戦略の提案に関する国家資格です。

企業の最高情報責任者やITカウンセラーを目指している方向けの資格です。

2:システム監査技術者

システム監査技術者は、情報システムやエンベデッドシステムのリスクや運用状況の点検や評価などに関する国家資格です。

監査法人や企業内の監査部門、セキュリティ担当者、またそれらを目指している方向けの資格です。

3:ITサービスマネージャー

ITサービスマネージャーは、サービスサポートやシステムの運行管理などITサービスのマネジメントの知識や能力に関する国家資格です。

ITサービスの品質とコスト効率の向上を目指す各部部署のマネージャーだけでなく、システムエンジニアや営業職のかたにもおすすめの資格です。

4:プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの計画立案、人材・予算・納期の管理などに関する国家資格です。

マネージャー職を目指す方におすすめの資格です。

IT業界への転職で資格を有利にするためのアピール

IT業界への転職では資格を持っているだけでは、有利にも不利にもなりません。

持っている資格を有利にするためにどのようなアピールをしたらよいのでしょうか。

資格取得の明確な動機や目的

まず、資格取得の動機や目的が明確であるかが大切です。

とくに、面接で資格に関してアピールする際には、どのような動機や目的で資格を取得したのかを述べる必要があります。

例えば、IT業界未経験者の方であれば、

ITの基礎知識を身につけるために、基本情報技術者を取得した」

インフラ系エンジニアの方であれば、

自分の知識と技術力の証明のために、ネットワークスペシャリストを取得した」

などしっかりと資格を取得した動機や目的を伝えましょう。

資格とキャリアプランは関連しているか

取得した資格をアピールする際、募集ポジションや転職後のキャリアプランと関連していることが大切です。

例えば、多岐に渡る資格を取得したことをアピールしてしまうと、採用担当者にキャリアプランが明確でない人物という印象を与えます。

まとめ

冒頭に述べたとおり、資格を持っているだけでは、IT企業への転職は有利になりません。

まずは、募集ポジションや自分のキャリアプランに合った資格の取得が大切です。そして、面接では資格取得の目的や動機をしっかり伝えることで、転職を有利にする可能性が高くなります。

面接での資格のアピールの仕方に自信がない方は、転職エージェントなどでプロのアドバイスをもらうことをおすすめします。

Beyond Borderでは、無料でプロ転職カウンセラーによる面接対策を行っています。ウェブサイトよりお気軽にご相談ください。

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