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外資系転職のメリット・デメリットについて

更新日:2018.11.20

外資系企業転職のメリットとデメリット、リスクを知りチャンスを掴む

外資系企業への転職を考えている方の中には、日系企業と違って、「収入が高い」「結果を出せば評価される」「ドライな環境で働きやすい」というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。

外資系企業へ転職をして、希望の収入を得たり、希望の働き方ができたりすることもありますが、転職してみたら、「イメージと違った」と失敗に感じる人も少なくありません。

外資系企業への転職について、メリットとデメリットをしっかり理解することで、外資系企業への転職に対するリスクを回避し、希望の環境を手に入れるチャンスを掴みましょう。

外資系企業に転職するメリットとデメリットは何か

外資系企業とひとことで言っても、各業界、各企業やポジションで条件や環境は違ってきます。

多くの企業で共通する、外資系企業に転職する代表的なメリットとデメリットについて、具体的に見てみましょう。

外資系企業に転職する4つのメリット

外資系企業に転職するメリット① 収入の良さ

 

外資系企業に転職するメリットのひとつは、収入の良さです。

外資系企業の給与は、ベース給+インセンティブ給から成っていることが一般的です。

多くの企業が月給制ではなく年棒制を採用していて、最初に提示された報酬が12分割されて支払われます。成果を上げれば、それだけ高いインセンティブ給が支給されます。

外資系企業に転職することで、100万円以上の年収アップはよくあることです。

外資系企業に転職するメリット② 実力主義・成果主義

 

外資系企業に転職するメリットのふたつ目は、実力主義・成果主義であることです。

成果を出せば出しただけ良い評価となり、収入アップや昇進に繋がっていきます。

年齢や性別に関係なく、成果を出すことで評価されるため、女性にも若年者にも平等に収入アップや昇進のチャンスがあります。

外資系企業に転職するメリット③ スピード感

 

外資系企業に転職するメリットの3つ目は、スピード感でしょう。

外資系企業特有の経営陣の合理的で早い意思決定は、日系企業ではなかなか感じられないものではないでしょうか。

外資系企業では「会社やプロジェクトにプラスになるかどうか」「成功に導くものかどうか」をすばやく判断し、必要なものはすぐに取り入れ、必要ないものからは素早く撤退するなど、スピード感があります。

すばやく決断し、成果を出すためにスピード感を持って仕事を進めていきたい方には、外資系企業へ転職するメリットとなり得るでしょう。

外資系企業に転職するメリット④ ワークライフバランス

 

外資系企業に転職するメリットの4つ目は、ワークライフバランスの充実が図れることです。

外資系企業の多くが、フレックスタイムを採用しています。コアタイムに出社していれば、遅く出社しても、早く退社しても問題ありません。

また、日系企業と違い、有給休暇を取得しづらいということもありません。

外資系企業では、成果を出すことができれば、勤務時間や有給などは自分でスケジュール管理することができるので、プライベートの時間をしっかりと持てます。

 

外資系企業に転職する4つのデメリット

外資系企業への転職は、メリットの半面、デメリットがあります。

外資系企業に転職するデメリット① 不安定

 

外資系企業に転職するデメリットの1つ目に、不安定であることがあげられます。

外資系企業は実力主義・成果主義です。成果を出すことが収入アップや昇進などに繋がります。しかしその反面、成果が出せないと、収入ダウンや降格などがあり、時にはクビを宣告されることもあります。

日系企業と違い、外資系企業は、家賃手当てや退職金制度がないなど、福利厚生が少ない企業がほとんどなので、収入ダウンは大きな痛手となります。

また、個人の成果に関わらす、日本から撤退することや、M&Aなどでリストラに合う可能性も少なからずあります。

さらに、評価者である上司が頻繁に変わるケースもあり、新しい上司に変わるたびに、作業の仕方や方向性が変わる事態にもなります。

外資系企業に転職するデメリット② オーバーワーク

 

外資系企業に転職するデメリットの2つ目は、オーバーワークになりがちなことです。

外資系企業は、成果主義です。

収入アップや昇進を目指すには成果を出す必要があります。成果が出せなければ収入ダウンや降格の可能性もあります。そのため残業が多くなることもあります。

外資系企業に転職するデメリット③ 海外本社や支社との時差

 

外資系企業に転職するデメリットの3つ目は、海外の本社や支社と時差があることです。

部署やポジションにもよりますが、海外の本社や支社とメールや電話、会議などのやり取りを行うことがあります。

時差があることで、急を要する案件の電話やメールの回答がすぐにもらえないことがあったり、当日中に連絡を取る必要がある用件では、海外本社や支社の時間に合わせて夜遅くまで残業せざる終えない場合もあります。

また、海外本社や支社との会議が、始業時間前の早朝に行われたり、夜遅い時間に行われたりするケースもあります。

 

外資系企業に転職するデメリット④ 出世が難しい

 

外資系企業に転職するデメリットの4つ目は、出世が難しいということです。

外資系企業では、成果を出すことで昇進に繋がります。

しかし、全ての外資系企業ではありませんが、マネジメントポジションは海外本社から出向してくる企業や、海外本社や支社への異動やキャリアパスを用意していない企業もあります。

そういった企業に転職した場合、出世が難しくなってきます。

 

外資系企業への転職を成功させるために

外資系企業への転職には、メリットとデメリットがあることを理解していただけたと思います。

外資系企業への転職を成功させるためには、メリットとデメリットがあることを理解し、転職する前に、自分が転職を希望する企業やポジションに対するイメージを具体化することが大切です。

では、外資系企業への転職のチャンスを掴むために、どうしたら自分が転職を希望する企業やポジションのメリットやデメリットを知ることができるのでしょうか。

 

募集ポジションの仕事内容を理解する

 

募集ポジションの仕事内容を理解することが大切です。

外資系企業の採用情報には募集ポジションの仕事が明確に書かれています。

それらをしっかり理解することで、転職後にどのような働き方が求められているのか、仕事をする上で、どんなポジションや企業とやり取りが発生するのかを知ることができます。

例えば、国内での仕事がメインなのか、海外本社や支社、企業との仕事がメインなのかを知ることで、時差による作業の遅れや残業が発生する可能性を知ることもできます。

 

給与体系と評価制度を調べる

 

給与体系や評価制度を調べることも大切です。

外資系企業の給与体系は、ベース給+インセンティブ給の年棒制になっていることが一般的です。

外資系企業は裁量労働制であることが多く、自分で仕事のスケジュールを決めることができるため、残業代が支払われないところもあります。また、評価制度を知ることで、転職後のキャリアプランを具体的に考えることも必要です。

出世を望んでいる方であれば、日本国内でのみの昇進なのか、海外本社や支社へのキャリアパスはあるのかなどは、重要なポイントになります。

企業が用意しているキャリアパスなどの制度が、自分の望んでいるものと一致しているのかを知ることで、転職後のギャップのリスクに悩まされないようにしましょう。

 

会社の風土を調べる

 

転職を希望する外資系企業の風土を知ることも、大切になってきます。組織の改編が多い企業や、人材異動が多い企業であれば、頻繁に上司や部下が変わってきます。仕事内容によって英語は使わないポジションもありますが、公用語が英語である場合もあります。

上下関係がフラットであることを望んでいたのに、上司からの命令や指示には絶対服従だったということがないわけではありません。仕事内容の理解や給与体系を知ることは簡単ですが、評価制度や企業風土を知ることはなかなか難しいかもしれません。

自分が希望する外資系企業で実際に働いている人に話を聞くことがベストですが、友人や知人に働いている人がいないというときは、転職エージェントなどに相談するとよいでしょう。

Beyond Borderでは、プロ転職カウンセラーによるカウンセリングを無料で行っています。

詳しくは、こちらをご覧ください。

https://beyond-border.me/service/counseling/

 

外資系企業への転職はメリットとデメリットが表裏一体

外資系企業への転職のメリットとデメリットは表裏一体です。

転職を希望する外資系企業の、自分にとってのメリットは何であるかを把握し、その裏にあるデメリットについてもしっかりと理解しておきましょう。そのためにも、自分が希望する企業やポジションについて、しっかり調べることが大切になります。事前に把握することで、どんなリスクがあるのかを具体的にイメージすることができ、外資系企業への転職を成功させるチャンスを掴むことができます。