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英語ができないけど、外資系転職に挑戦したい人向けの記事

更新日:2018.10.9

英語ができなくても転職しやすい外資系企業の特徴

収入アップや年齢性別に関係なくバリバリ働きたいけど、「英語ができないから外資系企業への転職は難しいのでは」と思っている人もいるのではないでしょうか。

募集要項に「TOEIC700点以上」「ビジネスレベルの英語力」「ネイティブレベルの英語力」という記載を見て、TOEIC700点なんてない、海外経験はあってもビジネスレベルの英語力があるとは思えないと不安になります。

しかし外資系企業によっては、英語が必須のところもあれば、英語力をそれほど重視していないところもあります。
英語ができないと思っている方でも、英語力をそれほど重視していない企業やポジションを見つけることで外資系企業への転職は可能です。

実際に外資系企業で必要な英語力とはどの程度のものなのでしょうか。
英語が必要になる場面やポジションを知ることで、外資系企業への転職を現実のものにしていきましょう。

外資系企業へ転職するために実際に必要な英語力、5つの場面

外資系企業では、社員全員が流暢な英語でコミュニケーションをとったり、仕事をしたりというイメージを持っているのではないでしょうか。
また、海外経験があっても、正しい文法で流暢に話せないし、相手の言っていることはわかっても単語でしか返事できないから「英語ができない」というのも自分で作った自己のイメージです。

「英語ができない」から外資系企業への転職は無理だと決めつけてしまう前に、実際に外資系企業で英語が必要な場面やポジション、英語のレベルはどのようなものなのかを見てみましょう。

外資系企業で英語が必要になる5つの場面

場面1:資料やマニュアル

外資系企業では、海外本社や支社からの資料は英語になります。
自社製品や作業などのマニュアルも英語です。

企業によっては日本語訳されているものを用意しているところもありますが、ほとんどの企業では英語のままのものが渡されますので、資料やマニュアルの読解力は求められるでしょう。

日本企業の取引先に自社製品の営業をする仕事であれば、商品の説明を日本語で出来るように理解する必要があります。

海外経験がある方なら、英語の資料を読んだり理解したりすることは問題ないのではないでしょうか。
専門用語などは、(これまでに経験がない業界であれば特に)日本企業であっても新たに勉強していく必要があるので、言語の問題ではなくなります。

場面2:メールや社内チャット

メールのやり取りや社内チャットは英語で行うことが大半となります。
メールの読解力とメールを書く力が求められます。

日本語のビジネスメールと同様、英語でもビジネスメールの定型があります。
また、ビジネス関連の英語表現が頻繁に使われますので、しっかりと身につけておくとよいでしょう。

海外大学に在籍していた方なら、教授とのメールのやりとりをしていたのではないでしょうか。そこにビジネスの英語表現や定型文が入っていると考えるとわかりやすいでしょう。

場面3:電話や電話会議

外資系企業では電話で英語を使う機会がありますが、日本人相手のカスタマーサービスなどでは、ほとんど必要ありません。

また、毎日、週1回など、海外本社や支社との電話会議を行う企業があります。
話の内容を理解することはもちろんですが、質問されたり意見を求められたりすることがありますので、英語で受け答えができることも必要になります。

英語が流暢に話せなくても問題ありませんが、しっかりと内容を理解し自分の意見を端的に伝えられる英会話力が必要になります。

場面4:上司へのレポートや資料作成

直属の上司が日本人の場合は、日本語でのレポートを提出するよう指示されることもありますが、上司が外国人の場合には英語でのレポートを書く必要があります。

また、社内や海外企業への資料作成は英語によるものが必要になっていきます。

そのため、英語によるレポート力が必要になります。
海外経験者の方の中には、英語でのプレゼンテーションやレポートを作成する機会があったのではないでしょうか。
レポートの内容や提出する相手は違いますが、ライティングの基本は身についていると考えられます。

場面5:海外本社や支社の社員や上司、海外取引先などとの交渉

職種やポジションによっては、日本人以外との相手と交渉をする機会があります。

相手の言っていることを理解し、自分の意見を言えることはもちろんですが、相手を納得させるなど高い英語力が必要になってきます。

日本語で交渉する場合を考えても、単に日本語が話せれば誰にでもできるという簡単なことではありません。
交渉する機会がある職種やポジションを目指すのであれば、さらに英語力を高める努力が必要となります。

英語ができなくても転職がOKな外資系企業やポジション

1:外資系企業が経営するショップ

外資系企業が経営しているショップは日本国内に多く存在します。

このようショップでは、お客様が海外の方でない限りほとんど英語を話すことはありません。
経理などのバックオフィスでも、本社への報告資料などでなければ、日本語で作成するところがほとんどです。

2:日本人従業員が多く、英語を使う機会が少ない企業

外資系企業の中には日本人従業員が多く、英語を使う機会が少ない企業も多く存在します。

このような企業では英語ができないということを意識せずに、仕事をしていくことができるでしょう。

ただし、同じチームに日本人がほとんどいないという状況や部署であれば、英語でのコミュニケーションが必要になっていきます。

3:日本企業相手の営業

日本人企業相手の営業であれば、作成する資料も言葉も日本語ですので英語ができなくても問題ありません。

ただし、英語の資料やマニュアルを理解する必要はあります。

4:上司が日本人のプレイヤーレベル

上司が日本人のプレイヤーレベルであれば、指示も報告も日本語で行います。
上司によっては英語ができないと伝えると通訳してくれるという方もいるようです。

企業ですので、いつ上司が変わるかはわかりません。
日本人の上司だと安心していたら急に上司が日本人以外になったというケースはよくありますので、その時は英語が必要になってきます。

英語力が必要な外資系企業やポジション

1:公用語が英語の企業

外資系企業の中には公用語を英語にしているところもあります。
仕事に関することも雑談でも英語でコミュニケーションをとることになります。

英語ができないことで、公用語が英語という環境自体がストレスになることがあるので注意が必要です。

2:上司が日本人以外のプレイヤーレベル

上司が日本人以外の場合、指示も報告も英語で行われます。

上司が日本にいない場合は、電話や電話会議での指示や報告を行います。
レポートは英語で作成する必要もありますので、英語力は必要になってきます。

3:マネージャーレベル以上のポジション

海外本社とのやり取りを始め、高い英語力が必要になります。

マネージャーレベル以上では日本語でも同じですが、高いレポート力と分析力、高いプレゼンテーション力と説得力、そして高い対応力が求められます。
これらを英語で対応していく必要があり、単に英語が話せるだけではない高い英語力が必要になります。

英語ができなくても外資系企業にアピールできること

外資系企業に転職を考えた際、レジュメや面接でアピールすべきポイントは英語力だけではありません。

同業種への転職を考えているのであれば、これまで培ってきた能力や経験をアピールすることが大切なポイントです。
他業種であっても、これまでの社会人としてのキャリアをアピールすることができます。

海外経験者の方であれば、母国語以外の環境にストレスを感じないことをアピールできますし、端的に話す力をアピールすることもできるでしょう。

また、日本の文化と違い海外では年齢や立場に関係なく意見し合う文化です。
ご自身の海外経験を振り返って、しっかりと自分の意見を言ってきたのであれば、その経験もアピールになります。

英語ができるというのは、ひとつのポイントにすぎません。
企業が求めているのはどういう人材なのかを理解して、これまでの社会人経験や海外経験の中からアピールできるポイントを見つけていきましょう。

英語ができなくても外資系企業に転職できる

英語ができなくても外資系企業には転職できます。
英語を重視していない企業やプレイヤーレベルの求人を行っている企業にトライしてみましょう。

バリバリ働きたい!出世したい!というのであれば、英語力は必須になってきます。

受けたい企業やポジションが求めている英語レベルはどれくらいなのか、自分はどの程度対応できるのかを具体的に考えることが大切です。