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留学後の転職活動って不利?有利?

更新日:2018.12.27

外資系企業への留学後の転職活動は有利になるのか不利になるのか

外資系企業への転職を考えている方の中には、留学を終えて転職活動を始めようとしている方、これから仕事を休職や退職して留学される方もいるでしょう。外資系企業への留学後の転職活動は、有利になるのか不利になるのか気になっている方も多いでしょう。

外資系企業への留学後の転職活動が不利になる3つのパターンと、有利にする3つのポイントを具体的に知ることで、留学をこれからの転職活動に活かせるものにしていきましょう。

留学経験自体は有利でも不利でもない

留学をしていたという経験自体は、外資系企業への転職活動に有利にも不利にもなりません。

では、外資系企業にとって留学経験者とはどういう認識なのでしょうか。

外資系企業にとっての留学経験者とは

昔と違って現在では、留学経験者は増えてきています。そのため、外資系企業の人事の側としても、留学経験者は珍しい存在では有りません。また、留学経験があるから語学が堪能であるとは限らないことも理解しています。

留学後の転職活動が不利になる3つパターン

外資系企業への留学後の転職活動が、不利になってしまう方も少なくありません。

では、具体的にどのようなパターンが留学後の転職活動に不利になるのか見てみましょう。

留学後の転職活動が不利になる3つパターン1:留学自体をアピール

外資系企業への留学後の転職活動が不利になるパターンの1つ目は、キャリアとの接点を含まずに留学したことだけをアピールしてしまうことです。面接で面接官に、「留学をしていたようですが、どうでしたか?」と聞かれた際、留学で体験した出来事のみを語る方がいます。

わざわざ休職や転職をして留学という選択をしたのに、「価値観の違う人と交流できました」「留学当初は言葉が通じず苦労しました」などの出来事だけでは、キャリアにプラスになっていません。面接官は、「留学で学んだ事がキャリアに繋がっているのか不明」もしくは、「海外旅行の延長だからマイナス」という評価をつける可能性があります。

留学後の転職活動が不利になる3つパターン2:留学の目的が不明瞭

外資系企業への留学後の転職活動が不利になるパターンの2つ目は、留学の目的が不明瞭であることです。留学の目的は、海外での生活体験、語学力アップや資格取得など、人それぞれだと思います。

外資系企業への転職の面接では、応募ポジションに最適の人材である、即戦力として活躍する人材であると、自分自身をアピールすることが大切です。

面接の際、面接官に「なぜ休職(退職)をして留学に行ったのですか」と質問されることがあります。

「語学力アップのために留学に行きました」という回答では、留学の目的が不明瞭です。面接官は、「キャリアアップの目的がないのに、留学して単に仕事から離れたかったのか」もしくは、「目的意識のない人物としてマイナス」という評価する場合があります。留学後の転職の際は、以下の点をしっかり企業に伝える必要があります。

  • なぜ語学力アップのために留学という選択をしたのか
  • 留学して語学力アップを目指すことで何を得てたのか
  • 留学経験を将来(応募ポジションで)どう活かすのか

留学後の転職活動が不利になる3つパターン3:留学したことでブランクになる

外資系企業への留学後の転職活動が不利になるパターンの3つ目は、留学したことでキャリアのブランクとして見られることです。どんな業界でも、1年2年経つと市場の動向は変わってきます。特にIT業界の動きが大変早いのは言うまでもありません。その上、外資系企業は日系企業よりもスピーディーに業務改革などを行っていきます。

このため、留学はキャリアのブランクとされ不利になる可能性があります。

留学後の転職活動を有利にする4つのポイント

留学はとても貴重な経験です。留学から帰国した方も、これから留学を考えている方も、留学で得た貴重な経験や知識を外資系企業への留学後の転職活動で有利にするために、4つのポイントをしっかりとおさえましょう。

留学後の転職活動を有利にする4つのポイント1:留学の目的や目標を整理する

外資系企業への留学後の転職活動を有利にするためには、留学の目的や目標を整理することが1つ目のポイントとなります。

これから留学される方は、目的や目標を明確にし、達成のためにどう取り組んでいくかを具体的に考えましょう。また「英語力をアップさせる」「資格を取得する」などの目標を達成して、帰国後に具体的に何に活かしていくのかを考えましょう。留学の目的や目標が定まっていない方は、帰国後のキャリアプランに活かせる留学(インターンシップや資格取得など)を計画するのもよいでしょう。

留学から帰国され転職・就職を考えている方は、例えば、語学力はどの程度アップしたのか、語学力アップのためにどんな計画を立て、どう努力してきたのか、応募ポジションで留学経験から得たことはどう活かせるのかを整理しましょう。

留学後の転職活動を有利にする4つのポイント2:留学で得た仕事に活かせることは何か

外資系企業への留学後の転職活動を有利にする2つ目のポイントは、留学で得たことの中から、仕事に活かせることは何かを考えることです。留学から帰国した方の中には、海外で生活することが目的だった方もいるでしょう。語学力の向上や資格取得の他に留学では、様々な経験からソフトスキルを学ぶ機会が多くあります。

コミュニケーションスキルはこの様なソフトスキルの一例です。

海外留学をすると、いろいろな年齢や出身国の方とコミュニケーションを取る必要があります。思うように言葉が通じない中で、どう自分の意見を伝え、相手の意見を汲み取ってきたのか、新しい環境に馴染むために何をしてきたのかを考えてみましょう。

外資系企業は、いろいろな年齢や出身国の方とコミュニケーンを取る環境です。留学で身につけたコミュニケーションスキルをアピールすることができます。

これから留学する方は、この様に留学経験を通して強化したいソフトスキルを定めておくことで、面接官の側に「目的意識がしっかりしている人材だ」などのプラスの印象になる可能性が高くなります。

留学後の転職活動を有利にする4つのポイント3:帰国後、すぐにTOEICを受ける

外資系企業への留学後の転職活動を有利にするために、帰国後すぐにTOEICを受けることが3つ目のポイントに挙げられます。ポイント1やポイント2は、目に見える結果や成果ではありません。留学の成果を具体的に数値で表せるTOEICスコアは、面接官の側からわかりやすく、高得点であれば、しっかりと評価の対象になります。

「帰国後すぐに」受験することが大切です。

帰国してすぐであれば、英語に慣れているので高スコアを取れる可能性が高くなります。2か月、3ヶ月と英語から離れてしまうことで、TOEICのスコアが思ったより取れなかったということにならないようにしましょう。

留学後の転職活動を有利にする4つのポイント4:早めの転職活動

外資系企業への留学後の転職活動を有利にするポイントの4つ目は、早めの転職活動です。希望する外資系企業や募集ポジションが英語を使用するものであれば、英語面接が行われる可能性が高くなります。

英語に慣れている内に転職活動をすることで、スムーズな英語面接を行うことができます。また、帰国後に何カ月も時間が空いてしまうと、キャリアのブランクとなってしまいます。これから留学を行う方であれば、帰国前から求人情報をチェックするのもよいでしょう。

帰国前に応募することもひとつの選択肢です。応募の際に、帰国予定日などを伝えることで、面接の日程を調整してくれる企業も多くあります。

留学後に転職で転ばない方法とは

留学から帰国された方も、これから留学をされる方も、転職活動をスムーズに行うために、転職エージェントを利用することをおすすめします。

外資系企業に対して、書類選考や面接で留学をどうアピールするのか、転職エージェントなどでのプロにアドバイスをもらうことも、留学後の転職活動を有利にすることに繋がります。

Beyond Borderでは、プロ転職カウンセラーによるカウンセリングを無料で行っています。詳しくは、こちらをご覧ください。

まとめ

外資系企業への転職活動に留学自体は有利にも不利にもなりません。しかし、面接で留学について質問された際、受け答えによっては、不利になる可能性も出てきます。

外資系企業への留学後の転職活動を有利にするためには、留学がキャリアのブランクではなくキャリアアップになっていると、面接官の側に感じてもらうことが大切です。

そのためにも、留学の目的や目標の整理と留学経験の振り返り、そして、早めの転職活動がポイントとなります。