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【転職】弱みを伝える際の例文と回答例一覧: 頑固、心配性、緊張、優柔不断、せっかちなど

更新日:2019.7.5

転職の面接で「弱みを教えてください」というものは、よくある質問のひとつです。

実際に面接で弱みについて質問され、どう答えたらよいのかわからなかったという方も少なくないでしょう。

転職の面接で弱みを伝える際には、3つのポイントをおさえることが大切です。

今回は、弱みの一覧と3つのポイントをおさえた回答例文をご紹介します。転職の面接で弱みを聞かれた際、しっかりと回答できるように、事前に準備をしておきましょう。

転職の面接で面接官が弱みを聞く意図

転職の面接は、自分をアピールする場なのに、なぜ弱みを聞いてくるのだろうと疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

面接官は、「弱み」の質問をすることで

  • 自己分析はできているか
  • 問題解決力はあるか

という2点を中心に確認しています。

弱みそのものよりも重要なのは、エピソードからわかる応募者の人物像です。

自分自身の弱みを的確に把握し、弱みの克服のために改善や工夫ができる人物は、仕事においても問題点を的確に把握し、改善していけるという印象を面接官に与えます。

転職で弱みを伝える際のポイント

転職の面接で、面接官が弱みを聞く意図は理解していただけたと思います。

面接官の意図を意識しながら、次に挙げる3つのポイントをおさえ、自分自身をしっかりアピールできる「弱み」を準備していきましょう。

ポイント1:仕事に関連しているものを選ぶ

1つ目のポイントは、「弱み」の選び方です。

企業が求めている人物像と合わないものや、募集職種の適性に合わないもの、社会人として問題だと捉えられるものは避けるようにしましょう。

例えば、コツコツ努力ができる人物を求められているのに、集中力に欠けるという弱みでは、面接官に適性がないという印象を与えてしまいます。

弱みは、仕事と関連しているもので、言い換えると長所になるものを選ぶことが大切です。

ポイント2:弱みのままで終わらせない

ポイントの2つ目は、弱みのままで終わらせないことです。

弱みを聞かれた際、「私の弱みは○○です」や「私の弱みは○○で、~という困ったことがあります」など、弱みをつたえるだけで終わらせてしまう方が少なくありません。

弱みを伝えるときには必ず、弱みをどのようにカバーしているのか工夫や改善策を伝えることが重要です。

ポイント3:ポジティブな表現

3つ目のポイントは、ポジティブな表現で伝えることです。

「私の弱みは○○がないことです」や「私の弱みは○○ができないことです」という表現をすると、面接官に不安を与えてしまいます。「私には○○な点があります」や「私の弱みは○○してしまうことがあります」というように伝えることで、「そういう傾向がある人物だ」という印象に変わります。

ポジティブな表現で伝えることで、弱みを自覚し前向きに行動できる人材であるとアピールすることができます。

弱みの一覧と回答例文

「具体的にどのような弱みにしたらよいのか」

「どのように弱みを作っていけばよいのか」

悩む方も多いのではないでしょうか。

例えば、次のような弱みが一覧として挙げられます。

  1. 頑固
  2. 心配性
  3. 優柔不断
  4. 緊張しやすい
  5. せっかち

弱みの一覧の中から自分の弱みと重ね合わせ、次に挙げる回答例文をアレンジして弱みの回答を作っていきましょう。

一覧はあくまでも参考です。一覧以外の弱みでももちろん構いません。回答例文を参考に、準備してください。

弱みの回答例文1:頑固

頑固という弱みは、「こだわりが強い」「一度決めたらやり通す」などの長所として言い換えることができます。頑固であるがゆえに苦労したり問題になったりしたことを例に挙げ、どのように改善したいたのかを伝えます。

回答例文

「私には頑固な部分があり、一度決めたことはやり通します。前職の営業職では、掲げた目標は必ず達成するよう取り組んできました。私は頑固な性格から、最初に決めたやり方をなかなか成果出なくても続けてしまうことがあり、目標達成に時間がかかることがありました。仕事をする上では早く成果を出すことも必要だと気づき、同僚や先輩、上司からアドバイスをもらうことで、無駄な部分や不足している部分を改善し、早い段階で目標達成できるよう努めてまいりました。」

弱み2:心配性

心配性という弱みは、「リスクを考えて行動する」「事前にしっかりと準備する」などの長所として言い換えることができます。「心配性なのでリスクを考えて行動します」というような回答をする方がいますが、短所の言い換えだけすると長所をアピールすることになり、面接官は「短所を聞いているのに質問の意図を理解していない」と感じてしまいます。

回答例文

「私は心配性なところがあります。例えば、取引先へのプレゼンテーションを行う際、資料に間違いや不備がないかを何度も確認し、想定される質問と回答を可能な限り準備していきます。そのため、準備がぎりぎりになったり、資料が多くなったりすることがありました。そこで、準備がぎりぎりまでかからないよう逆算して資料作りのスケジュールを考え、先輩や上司に早い段階で資料を確認してもらい、簡潔な資料作りを行うよう心がけています。」

弱み3:優柔不断

優柔不断という弱みは「慎重に物事を判断する」「物事を多方面から見る」などの長所として言い換えることができます。

回答例文

「私の弱みは優柔不断な点があることです。物事を決断する際には、良い点悪い点を含め、あらゆる可能性について考えます。そのため、決断までの時間がかかることがあります。仕事では、素早い決断が必要なことが多々あります。早い決断が必要な物に対しては、考えるべき点の優先順位を決める、考える時間を決める時間をかけすぎないようにしています。」

弱み4:緊張しやすい

緊張しやすいということを、弱みとしてとらえている方もいると思います。「真剣な場面として捉えているからこそ緊張する」「緊張するから入念な事前準備をする」という方も多いでしょう。緊張しやすいという弱みの回答例文は、長所としての言い換えではなく、「緊張すること自体の改善について」を例にあげます。

回答例文

「私は、学生時代から大勢の前で発表したり発言したりする際に、緊張してしまうところがあります。発表中にうまくいっていないと感じると余計に緊張することがわかり、プレゼンテーションなどの前には、入念に準備をすることを心がけていました。準備をしても緊張することには変わりなかったため、社会人になってからは、なんとか緊張せずに大勢の前で話せるようになりたいと強く思うようになりました。そこで、朝礼や会議などで必ず発言すると決め、現在まで続けています。今でも大勢の前で緊張することはありますが、発言を続けてきたことで積極性が身につきました。」

弱み5:せっかち

せっかちという弱みは、「素早い対応ができる」「行動が早い」などの長所として言い換えることができます。

回答例文

「私は、素早い行動をモットーにしているため、時にせっかちになってしまいます。行動するということを意識するあまり、準備不足やケアレスミスをしてしまうことがあります。そのため、行動する前や行動中に、不足点はないか間違いはないか常に確認するよう心がけ、正確で素早い行動ができるよう努力しています。」

転職エージェントを利用して弱みの確認をしよう

転職の面接で弱みを聞かれた時は、自己アピールのチャンスです。

弱みでアピールできるものは、「自己分析ができている」「問題解決ができる」「物事を客観視できる」などたくさんあります。

前述で紹介した弱みの一覧や回答例文を参考に、自分をしっかりアピールできる弱みを準備していきましょう。

「弱みが見つけられない」

「弱みの一覧や回答例文にあてはまるものがなかった」

「弱みを作ってみたけど不安だ」

という方も多いと思います。そういった方には転職エージェントなどでプロのカウンセラーにアドバイスをもらうことをおすすめします。

弱みも作れたし問題ないと感じている方も、ぜひ転職エージェントなどでプロのカウンセラーにアドバイスをもらいましょう。客観的に見てもらうことで、さらによい「弱み」を準備することができます。

Beyond Borderでは、弱みの見つけ方や弱みの作り方など、個々に合ったオンリーワンのアピール作りのアドバイスを行っています。お気軽にご相談ください。

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