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人事担当者はここを見ている!現役人事が語る「採用の決め手」

更新日:2019.1.10

岩崎太郎さん

従業員数10,000人以上の造船重機系企業(東証1部上場)の人事として5年のキャリアを持ち、海外経験者の採用だけでなく新卒から中途採用まで幅広い人事経験を持つ。

留学経験者専門の転職エージェント『Beyond Border』の人事担当者インタビュー。

 

今回インタビューにご協力いただいたのは、造船重機系企業の人事課長を務める岩崎太郎さんです(以下、岩崎さん)

 

BeyondBorderの読者の皆さんの中には

 

「複数社受けているのになかなか採用してもらえない」

「なぜかいつも最終面接で落ちてしまう」

「転職でなかなか自分らしさを出せない」

 

などの悩みを持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

今回のインタビューでは現役人事の岩崎さんに普段明かされることのない「採用の決め手」について詳しく語っていただきました。

 

海外経験者が活躍する造船重機業界

Q 岩崎さん本日はよろしくお願いします!

 

よろしくお願いします。

 

Q まずは岩崎さんの経歴について簡単に教えていただけますか?

 

はい、造船重機系企業の人事担当者として新卒と中途採用の選考を5年間担当しています。

 

Q 造船重機系にあまりイメージがないのですが具体的にはどのような仕事内容なのでしょうか?

 

大半の船舶が海外で建造・点検・修理・改造されているので

海外の造船所と船主が主な取引先になります。

(もちろん日本も取引先に含まれます)

 

仕事内容としては現地に出向き技術対応や商談を行うことが多いですね。

 

Q なるほど、海外経験者にはぴったりの分野ですね。

造船重機系の業界で海外経験者の求人は多いのでしょうか?

 

近年、業界のメイン市場は国内ではなくグローバル市場に移行しているため

海外経験者の求人も多くなっています。同時にキャリア面でグローバル市場を目指す人も多くなってきているので応募者も増えてきていますね。

 

Q 競争率が激しそうな業界ですが海外経験の有無はどれくらい強みになるのでしょうか?

 

中途採用では海外経験を持つ応募者は「即戦力」として重視しています。

 

造船重機系の業務には海外駐在もあるのですが、海外の暮らしや海外の顧客とのコミュニケーションは人によって向き不向きがあります。

 

一方で海外経験者は入社前に海外経験があるので海外での暮らしや仕事、海外の顧客との交流に言語面でも文化面でも抵抗がない人が多いと思います。

 

その点が海外経験者の最大の強みであり即戦力だと考えています。

 

Q 中途採用では即戦力としての専門知識も必要とされるのでしょうか?

 

造船や海運に関する基礎的な知識があればベストですが、

実際には造船重機の専門性より海外での生活や慣習に抵抗がなく、

国内外問わず顧客やパートナーと良好な関係を築けるかどうかを最も重視します。

 

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