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「人生は一度きり!」28歳で決意した海外留学から外資系OLへ(梅山祐美さんのストーリー)

更新日:2021.12.21

【不安だらけの留学は驚きの連続へ】

Q . オーストラリアではシドニーに行かれたんですか?

そうですね。2年の留学を考えていたので最初に「ファーム」と呼ばれる農場がある郊外へ働きに出かけて、2年目のビザの取得の準備を先にしました。実際は1年目が終わった後に行く人が多いのですが、都会に慣れてしまうと田舎がキツく感じる気がしたので、私は最初に郊外へ行きました。

 

Q.それはいいアイデアですね。シドニーではどんな仕事をしていたんですか?

最後はカフェで働いていたんですが、HISのシドニー支店で働いていたこともありました。

 

Q.新しい環境での生活はきつくありませんでしたか?

忙しい毎日でしたが充実していました。フレンドリーな接客や高いホスピタリティ、働き方すべてが新鮮で驚きの連続で。クリスマスや年末年始はみんなお休みだし、金曜日の15時ぐらいになるとオフィスで飲み始めちゃったり(笑)、働いている最中も勝手にコーヒー買いにいったりどっか買い物に出かけたり、座ったままというのがあまりない。オンオフがしっかりとしていて、とにかく自分の時間と仕事のワークライフバランスが社会にきちんと実現されていました。

仕事をしていてもゆっくりした時間が過ごせる。毎日せかせか生きていないで、みんなが好きなように生きている。

 

Q.日本とは真逆ですね。そういう点が気に入って永住権の取得を考えたわけですね。

はい、そうです。日本で働き詰めだった私にとって、本当に素晴らしい国でした。もう仕事をするために生きたくないなって思ったんです。日本は結構「仕事中心の人生」が定着していますよね。でも、オーストラリアでは「自分中心の人生」が過ごせる。

私の家庭は共働きで常に仕事が中心だったのでお父さんも家事に積極的という点もいいなぁって思いましたね。

 

Q.人生の価値観が合うか、合わないかって大切ですよね。でも永住権はやはり難しかったんですね。

そうなんです。本当にさまざまな資格やお金、時間が必要で…。それなら日本の外資系に就職して出張や転勤でいろいろな海外の国に行ってみようと思ったんです。

 

【日本で実現した理想の海外流の働き方】

Q.日本に帰国する前に就職活動はしていたんですか?

いいえ、帰ってから探すことに決めていました。

 

Q.何か理由はあったんですか?

とにかく転職サイトや求人サイトは数が多い(苦笑)。登録していくうちに何が何だかわからなくなってしまって。自分は一対一で人と会って話した方が得意なので、知人に外資系専門のエージェントを紹介してもらって面談しながら就職活動を始めました。

 

Q.外資系専門ということは最初から外資系だけに絞っていたんですよね。

そうですね、外資系しかないなと思っていました。せっかく学んだ英語や海外経験を無駄にしたくないという気持ちとすぐに海外に行きたいと思っていたので、外資系の方がチャンスが多いかなとも考えていました。

 

Q.実際に海外に行く機会は多いですか?

多いですね。出張となると東南アジアがメインですが、大きなイベントの時は本社のあるアメリカに行くこともあります。

 

Q.エージェントを使ってどうでしたか?

やっぱり使ってよかったなぁと思いました。エージェントの担当の方がまとめて面接を組んでくれたりしてスケジュールも無理なく進められました。最初はどの業種に就職するかも決めていなかったし、担当の方に自分の希望を伝えて密に相談して現在の金融系の会社に決まりました。

 

Q.サービス業から金融業というと全く業務も異なる気がするんですが、不安はなかったんですか?

そうですね、自分の力が発揮できる職場で仕事と生活のバランスが理想的な会社であれば問題ないなと思っていました。サービス業はどうしてもバランスが取りづらい業種ということは知っていたので避けました。もちろん面接では金融に経験がないこともきちんと伝えました。

 

Q.なるほど。実際に面接で何か言われたりしましたか? 経験がないと厳しいとか雇いづらいとか…。

いえいえ、全然。どこの会社も「それはこれからやっていけばいいですよ」みたいな感じで、外資系ならではだなぁと思いました(笑)。自分のできること、できないこと、意見や考えをしっかりと面接官に伝えたことが評価されたのかもしれません。

 

Q.外資系では意見を持っていることがとても評価されますよね。

そうですね、逆に言えないと採用してもらえないと思います。意見を言わないことが失礼だと思われるんですよね。例えばミーティングで何も意見がないと「あなた、やる気あるの?」みたいに悪く思われてしまう。出る杭打たれる日本の職場とは逆で、自分の意見が言いやすい環境だと思います。

 

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→ 突然のリストラや厳しい昇進争い、実力主義など…怖いイメージもある外資系。梅山さんがリアルな外資系の魅力を語ってくれました。