【スタッフブログ】面接でして良い質問としてはダメな質問とは? ~ カウンセラー黒須 ~
~カウンセラーの日常~
みなさん、こんにちは!
カウンセラーの黒須です。
つい先日非常に残念だった事があったので共有させて頂きます。
それは先日企業様に候補者をご紹介させて頂き、私としても非常に良いマッチングだと確信していたのですが、とある事がきっかけでその方はNGとなってしまいました。
詳細を説明しますと、
企業はグローバルで注目を集めるIT外資ベンチャー企業。
候補者は20代後半・女性・大手IT企業・営業職
大手に勤めているが、ただの1社員で出来る限界を感じ、新しくチャレンジできる環境で自分のスキルを上げ裁量権のある仕事がしたいというべンチャーマインドを持った会社でも営業実績一位という素晴らしい方をご紹介させて頂きました。
その方には他に5社ほど企業をご紹介させて頂きましたが、ご興味があるのはそちらの1社のみでした。
私としては逆にそのくらいの覚悟の方が、ベンチャーのようなマインド重視の企業には合っているかなと思い、本人もしっかりと面接準備をされました。
いつも通りに面接準備として企業が求めるポイント等を共有させていただき、
基本的にはいつも面接後にお電話にてフィードバックをお伺いさせていただいております。
今回もいつも通りに面接が終わり、その候補者からフィードバックの電話がありました。
今まで通りに、
- 自己紹介
- 志望理由
- この業界を大きくするためには何が必要だと思いますか
- 入社後にどんなことをしたいですか
- 強み/弱み
- その他
- 質問
と今まで通りの質問内容でした。
私も一つ一つ確認させていただき、どの答えも非常に良く自分でご紹介して正解だったと確信に変わりました。
ただし、
最後に企業様に向けてどんな質問をしたか確認してみると、
- どんな社風なのか(ふむふむ)
- このポジションにはどのような人が向いていると思いますか(良い!)
- 残業って結構多いですか。(ん?)
私は耳を疑いました。
「残業って多いですか?」⇨(企業様)そうですね!夜遅くまで働いているものもいれば、時には土日にも対応必要な場合がございます。
(候補者)「出来れば現在同様ワークライフバランバランスは取りたいと思っております」
この会話をしたと、その候補者より最後の最後で伝えられました。
はい。残念ながらこの質問のみでこの候補者は落ちてしまいました。
確かに、企業に嘘をついてミスマッチして企業に入社しなさいとは言いません。
ただし、ベンチャー企業という点から、残業があることなど容易に予測ができると思いますし、志を高く持って働くので、ある意味仕方がないことではないかと思います。むしろ、その分自分の能力として返ってくることを期待している方が多いのではないかと思います。
もちろん、そこの期待値をマネジメントできなかった私(エージェント)の責任でもあります。
なので今回は聞いて良い質問と聞いてはダメな質問を共有させていただきます。
まず、大前提として「何のために質問するのでしょうか。」
これは、もちろんわからない部分をクリアにしてミスマッチを減らすということになりますが、一番の本質は、
候補者が企業に興味ありますアピールをする場
この大前提を忘れてはいけません。
ですので、この大前提をしっかりと守れば、先ほどのような「残業は多いですか?」という質問は出てこないでしょう。
では具体例として良いもの・悪いものを見て見ましょう。
良い質問例
- 今回のポジションに求めるものは何ですか。
- どのような社風で、どんな人が活躍されてますか。
- 今後のビジネス戦略として、どのようにお考えですか。
- もし貴社に入社できた場合、それまでに何をしとけば良いと思いますか。
悪い質問例
- 残業はどれくらいですか。
- 年収ってどれくらいですか。
- 福利厚生っていかがですか。
- 飲み会って多いですか?
つまり、質問をしてメリットがないものはしないようにして下さい。
もちろん!とはいえ、90%以上の方は上記のような悪い質問は入社前にしたいですよね?
そのためにエージェントがありますので、このような質問に関してはエージェントに聞いてみましょう。わからない場合はエージェントから企業に聞いてもらうようにしましょう!
使えるものは上手く使って下さい。
ちなみに+αの余談話ですが、上記の良い質問をした後の反応も大事です。
企業様の回答に対して、それを待ってました!と言わんばかりに目を輝かせ企業様に興味を持っているアピールは大事です。
また上記の質問をした後に、「あ〜そうなんですね」で終わらないで下さい。
出来ればその後に、具体例を交えて自分をアピールして見て下さい。
例えば、
(候補者)「今回のポジションで求められるものは何ですか?」
(企業様)「うちの業務は様々な仕事をしてもらうので、マルチタスクに対応できる人が必要だね」
(候補者)「そうなんですね。私自身も営業とマーケティング、そして後輩のトレーニングと実際に採用にも携わっておりましたので、マルチタスクに対応するには自信があります」
と具体例を交えることによって、リアル感が増します。
また質問して、満足しないで下さい。
質問を聞いたからには、それ相応の反応をして下さい。
もし何かわからないことがあれば、気軽に私にご連絡ください。
もう少し具体的な内容や、ポイントについても共有させていただきます。
折角の面接です。後悔しないように面接準備をしましょう!!
黒須