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未経験への転職は20代のうちがおすすめ?成功させる方法をまとめ

更新日:2019.1.25

未経験の業種への転職は20代のうちに!その理由と転職を成功に導くカギとは

未経験からの転職は20代が断然おすすめです!

 

学生時代の就職活動で内定を勝ち取り、夢や希望を抱いて就職したものの自身の理想と現実のギャップがあまりにも大きすぎて、転職を考えている20代の人も少なくないかもしれません。

就職活動の際には、業界研究や企業研究を熱心に行い、会社説明会や面接の場でも採用担当者に多くの質問をぶつけて、自分なりにミスマッチを防ごうとしていたとしても、誰しもこのようなギャップに直面します。

新卒として入社し、最初に携わる仕事が自分の理想と完全に一致する人は、決して多くはないといえます。ただ、ジレンマを感じながらも我慢を続けているうちに、その仕事にやりがいを感じ、理想に近づいていくような人もいれば、我慢しても一向にやりがいを感じられない人もいます。

後者のように、どうしてもやりがいが感じられない場合や、この先に明らかに仕事に対する意欲が向上する可能性がないのであれば、思い切って転職してみるのも一つの方法です。

懸命に就職活動を行った末に入社した会社をあっさりと退職することに反対する家族や知人がいるかもしれません。

しかし、ここ数年は有効求人倍率も高く、圧倒的に応募者が有利な「売り手市場」です。特に大学を卒業してから2~3年ぐらいの人は「第二新卒」として扱われ、社会経験がある上に将来性も望めることから、中途転職市場では、非常に重宝されています。

以上のことからも、未経験からの転職は、20代がおすすめといえます。

次からは、どのような点が未経験からの転職におすすめできるのか、その理由を具体的にご紹介していきます。

未経験からの転職は20代が有利!おすすめする理由 その①(ポテンシャルを重視される)

企業の採用担当者の立場からすると、年齢が高くなれば、それに見合った何らかの経験やスキルを求めるのが当然だといえます。

即戦力として求める場合、すぐに結果を残してくれることが期待できるからこそ、賃金も高く設定することができますが、年齢が高く未経験である場合は事情が異なります。20代の人に比べて、扱いにくいイメージがあったり、育成してから活躍できる年数が短かったりするため、いくら良い人材であっても採用するのに二の足を踏んでしまうのが採用側の本音です。

その点、20代の場合は、仮に自社で育成したとしても、若いうちに自社の企業カラーに合った人材になってくれることが見込め、それに加え、これから30年以上活躍してくれることにも期待ができます。そのため、今までの実績やスキルよりポテンシャルを重視して採用に踏み切ることができます。

昨今は人材確保に苦労している企業も多いので、未経験として採用される可能性のある年齢は高くなってきているのも事実です。

したがって、30〜50代だからといって、未経験での採用を決して諦める必要はありませんが、20代が有利であることをしっかりと認識した上でチャレンジするようにしましょう。

また、ポテンシャル採用で重視されるのは、若さだけでなく、仕事をすぐに習得できる吸収力や柔軟性、そして、何より将来性です。

せっかく未経験の人を採用するのであれば、大きく育って、長く活躍して欲しいと考えます。

この意図を理解していないと、たとえ20代であっても、採用のハードルが高くなってしまいますので、企業側の意図をしっかりと頭に入れながら選考に挑むようにしましょう。

 

未経験からの転職は20代が有利!おすすめする理由 その②(賃金面で企業側とマッチングしやすい)

企業側としては、未経験で採用する限りは、自社でじっくりと教育・育成期間を設け、一人前にしていこうという意図があります。

したがって、この教育・育成期間はあくまで投資する期間と割り切っていて、短期的な成果に大きな期待を寄せているわけではありません。

ただ、その中でも投資期間はできる限り短く、成果をもたらしてくれる期間をできる限り長く確保したいと考えますし、初任賃金も抑えて設定しますので、必然的に年齢が若いほど企業側とマッチングしやすくなります。

企業を運営していく上で、能力・成果・経験年数・年齢のバランスを保ちながら、各社員の賃金を設定することが理想です。

したがって、未経験で年齢が高い人は、成果をもたらしてくれる期間が短いこと、そして、賃金面でも新卒で入社した同年代の社員とのバランスも取りにくいことからも20代のほうが有利になるといえます。

また、大企業と中小企業の賃金差が出始めるのは30代です。20代では、その差は小さいことから、優良な中小企業が将来のバランスを考慮し、積極的に20代を確保しようとする動きがありますし、逆に中小企業で働いていた20代の人が新卒では叶わなかったような大企業に転職することも可能です。

今は、これらに加えて転職市場が活況であることから、このチャンスを生かさない手はありません。

現在、5年先、10年先の自分自身がどうありたいかをじっくりと見極めて、行動すべきだと結論付けたなら、速やかに行動するようにしましょう。

 

未経験からの転職は20代が有利!おすすめする理由 その③(ミスマッチだとしてもやり直しできる)

ここまで、未経験での転職は20代がおすすめであるとご紹介してきました。

その理由として、ポテンシャル重視、賃金面でのマッチングのしやすさを挙げましたが、仮に転職して失敗したとしても、また、新たな業種や職種にチャレンジできる可能性が高い点もおすすめできる理由です。

採用担当者も自らの社会経験から、20代は悩み多き年代であることは十分理解していますので、短期での離職であったとしても、大きなマイナスイメージを持たれることはありません。

現状に満足できておらず、未経験の業種や職種に強く興味があるのであれば、やり直しが可能な20代のうちに転職も検討してみましょう。

ただ、有利な状況だからといって、浅はかな考えで行動してしまうと、なかなか採用に至らず、仮に採用されたとしても「やっぱり前職に戻りたい」というような悩みを抱えることにもなります。

また、採用担当者からは、転職に対する考え方が甘い、準備が不足しているというレッテルを貼られてしまう可能性もありますので、油断せずよく考えてから行動するようにしてください。

未経験で新たな業種や職種にチャレンジする部分に関しても、30〜50代と年齢が高くなれば、採用担当者の見方も20代とは異なり「いつまで自分に合った仕事を探し続けているのか」とネガティブに捉えられます。

したがって、20代のうちは「将来もこの仕事をやっていけるのか」と自問自答しながら、自分に合った仕事を模索し続けましょう。

 

まとめ 20代で未経験からの転職を成功させる方法

ここまで、未経験への転職は20代のうちがおすすめであることをご紹介してきました。

「売り手市場」という就職を目指す人全員にとって有利な状況に加え、20代というポテンシャルの期待できる世代にとっては、理想の仕事と巡り会い、より豊かな人生を歩んでいく絶好のチャンスといえます。

もし、新卒での就職活動の結果に納得がいかず毎日を過ごしている人、意を決して転職してみたものの自分の中でモヤモヤが残っている人など、現状に何らかの不満を抱えている人は、まず、少し立ち止まってみて、自身の仕事について見つめ直してみることが、新たな活路を切り拓くきっかけとなります。

そこで、確実に転職を成功させる秘訣は、とにかく自分自身をしっかりと見つめ直すことです。

自分がどのような性格で、どのようなことに興味や関心を持ち、どのようなことであれば積極的に行動できるのか?

今までの仕事の中で、どのような部分が自分にフィットしていなかったのか、逆にやりがいを感じた仕事はなかったのかなどをしっかりと見極めなければなりません。

難しいのは、興味や関心が強い仕事であっても、自分にはどうしてもフィットしないと判断した場合です。

そのような時は、行動するのに大いに迷うかもしれませんが、挑戦してみたいという気持ちが勝っているのであれば行動すべきですし、逆に少しでも不安が勝るのであれば、さらに深く自己分析を進めたり、その仕事を疑似体験できるような場を探してみるのも成功への第一歩だといえます。

「若いうちの苦労は将来の役に立つ」という昔からの言葉を信じ、理想の仕事に巡り会ってください。