「留学カウンセラー」で海外経験を人のために活かそう (現役のカウンセラーに採用のポイントを聞いてみた)
内藤康之さん
福岡にある留学エージェントで支店長を務める。新卒から留学業界に身を置き自身も中途採用で現会社に入社した経歴を持つ。留学カウンセラーを自分の天職と考え仕事に励んでいる。
留学経験者専門の転職エージェント『Beyond Border』の転職経験者インタビュー。
今回インタビューにご協力いただいたのは、留学エージェントで留学カウンセラーとして活躍する内藤康之さんです(以下、内藤さん)
BeyondBorderの読者の皆さんの中には
「海外経験や語学力を誰かのために生かしたい」
「留学を夢見る子どもたちの力になりたい」
「自分の経験を価値あるものにしたい」
と考える転職希望者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回のインタビューでは
・留学カウンセラーに求められるスキルとキャラクター
- 留学カウンセラーに採用されるコツと採用でのNG行動
について現役のカウンセラーでもあり人事も務める内藤さんに詳しくお話しいただきました。
営業力に自信があるならカウンセラーを目指そう!
Q.内藤さん本日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします!
Q.まず内藤さんの職業について教えていただけますか?
はい、福岡市の留学エージェントで留学カウンセラーとして働いています。
Q.内藤さん自身も中途採用で現会社に入社したそうですが
以前の職場も留学業界だったんですか?
はい、以前の職場も同じ業界でした。
一度業界を辞めたのですが「自分の経験を生かせるのはこの仕事しかない」と思い、現会社に転職しました。
Q.海外経験を生かしてカウンセラーになりたいと思う人は多いと思います。
留学カウンセラーに向いているのはどんな人なのでしょうか?
一言でいえば「芯がある人」がカウンセラーに向いていると思います。
海外経験があって英語が話せるだけではカウンセラーにはなれません。
カウンセラーは留学希望者であるお客様と一緒に
「留学」という人生経験をつくる重要な存在です。
例えば留学で悩んでいる人が留学エージェントに行って相談するとしますよね。
その時に自分が「苦手だな」と感じる人よりフレンドリーで親身になって考えてくれる人の方が相談しやすいはずです。
この「苦手だな」と感じる原因の1つには「押し付けがましさ」があります。
一方で「相手に嫌われないYESマン」では相手にとって
本当に必要な留学プランは提供できません。
「自分の芯」つまり自分のスタンスや意見をしっかりと持ちつつ
相手の意見を尊重しながら商品を売り込んでいける人
は留学カウンセラーに向いているといえるでしょう。
Q.カウンセラーとしての信頼を得ながら商品である「留学」を売り込んでいく。そのバランスが大切なんですね。
中途採用の応募者には留学業界の経歴を持った方が多いのでしょうか?
転職は留学業界でメジャーではないので
同業種からの応募者はとても少ないですね。
同業種(特に競合他社)からの転職者がいれば
即戦力になるのですぐに採用します。
Q.異業種の場合はどんな職種から応募がありましたか?
接客や事務などの営業関連からの応募が多い傾向にあります。
カウンセラーは「人と関わること」が仕事ですし
お客様と話しながら商品を売り込む「営業力」は
とても重要なスキルとして捉えています。
2ページ目
→ こんな言動はNG! 履歴書と面接で避けるべき行動