30歳目前でカナダ留学を経て転職!企業のビジョン・ミッションを重視した北川さんの転職ストーリー
評価されたのは、長期留学に踏み切った“決断力”や“実行力”
転職活動中のことについてさらにお聞きしたいのですが、北川さんの場合、留学経験は転職活動にどのように役立ちましたか?
正直に言うと、留学経験が直接、転職活動に何か役立ったと言うとそうではない部分があるのですが、実際に企業の担当者の方に、会社を退職して留学するという「決断力」や「行動力」のところは評価して頂けた部分としてありました。
「英語を話せる」というスキルが足りないと感じた時に、できないから諦めるのではなく、「妥協することなく目標を達成する能力がある人」と判断して頂けたようです。
なるほど、留学経験は「どうアピールするか?」が大事なのですね。
実際は、僕から積極的に「決断力」や「行動力」をアピールしたわけではないので、そうとも言い切れない部分はあるのですが、
- 自分はなぜ留学をしたのか?
- そこで何を得る事ができたのか?
- そして、それをどう仕事に活かせるのか?
それを明確に言語化できるようにしておく事は非常に重要だと思います。
英語やそのほかの語学力についてはどう思われますか?
もちろん、「語学力」も武器としてはあると思いますが、僕自身は、付加価値ぐらいにしか思っていなかったので、僕は全くアピールしませんでした。
よく言われている事だと思いますが、基本的には「英語力を仕事にどう活かせるか?」、また仕事ですので、「英語力+アルファ」という点が大事だと思います。
例えば、以前、Beyond Borderのインタビューでに出ていた若島さんのように、「英語力」と「海外経験」を活かした外国人に対する接客時のコミュニケーション能力のように。
なるほど!でも、やはり「英語はできます!」とアピールする事は有効だとも思うのですが。
確かに英語力が高い事は日本の転職業界では1つの武器にはなると思うので、ちゃんと伝えた方がよいと思います。
ただ、僕の場合は、1年ぐらい留学したからといって、英語自体をを武器にするのは、難しいと感じていましたので、あくまで、ベースのWEBマーケティング経験が評価された上でのプラスαという位置付けでした。
また、企業の方は、僕が海外に留学して英語を喋れるかどうかよりも、「ちゃんと(自社に役立つ)仕事ができるかどうか」を見ていると思いますので、やはり、そこを忘れてはいけないと思います。
ですので、もし留学経験をアピールするなら、
- なぜ、留学したか?
- 留学中に何を学んで、今に活きているか?
などのような部分をを伝えた方が、その人の良さが伝わると思います。
留学するというのは、やはり大きな決断だと思いますので、その決断した時の思いの方を大事にした方が良いと思っています。
迷ったら「人生に満足しているのか?」を問いかけてみる
最後に現在のお仕事について聞かせてください。転職されて見て、今のお仕事はいかがでしょうか?
Webマーケティングの仕事は、前職とそこまで大きな違いはないのですが、今はそれに加えて前職では経験できなかったマネジメント業務を、入社2か月目からやらせてもらっています。
入社2ヶ月でマネージメント職はすごいですね!やはり、やりがいは感じますか?
はい、日々、自分のキャリアの幅の広がりを日々感じてれているので、非常にやりがいは感じています。
また、やりがいを感じるという部分でもう一つあるのが、「企業のブランディング」や、「サービスをどう成長させるか」といったところを考えたり、議論できるという部分です。
前職では自分よりもっと上の役職の人たちが考えるべき部分でしたので。他にも今まで使わなかった頭の筋肉を使っているような感覚で、日々成長しているのを実感しています。
日々、充実されているのですね。
はい。今は自分が探し続けていた環境を手に入れたという納得感と、この事業を大きく成長させたいという思いで過ごせていて、毎日にとても満足しています。
素敵な転職ストーリーをありがとうございます。最後に転職を迷っている人や、一歩踏み出したいと思っている人に向けて応援メッセージをお願いします。
もし何かの決断に迷っている方がいたら、「自分の人生に満足しているのか?」を問いかけてみることをおすすめします。
これは、あくまで僕の考えになりますが、一度きりの人生ですので、それを後悔のないものにするために決断する事はすごく重要な事だと思うんです。
転職に限った話ではありませんが、はじめての転職というのは人生で大きな決断だと思います。
でも、納得のいく人生を歩むため、そして後悔しないために、今の人生に迷いがあるならぜひ新しい一歩を踏み出してみるのも一つの選択肢だと思います!