英語面接ですぐ使えるフレーズ例!転職理由を上手に伝えるには?
「英語を使う仕事がしたい。だけど、そんなに上手に話せるわけじゃないな・・・」
英語面接を受ける人のほとんどは、こんな不安を抱えています。
(英語がペラペラに話せるネイティブレベルの人は、この記事にたどり着かないですよね。)しかし、英語面接では、予想外の質問はほとんどされません。ですから質問を想定し、きちんと準備しておけば対策できます。今回は英語面接の基本的な流れをお伝えしていきます。特に転職理由などの必ずされる質問は例文を多数ご紹介します。色々とカスタマイズしながら、自分らしい回答を考えてみてください。
しっかり対策して面接に臨みましょう!
目次
英語面接の流れ
まずは、
「英語面接は初めて!どんな風に振舞えば良いのか不安・・・」
という方のために、基本的な流れをまとめていきます。外資系企業の面接は、日本企業の面接よりフランクな雰囲気で行われることが多いですが、その分日本企業では馴染みのないこともあります。事前にチェックして、自然な対応ができるようにしておきましょう。
1.挨拶~簡単なコミュニケーション
1-1.最初の挨拶
外資系企業に限りませんが、挨拶は自分からするのが基本です。第一印象はとても重要です。笑顔で相手の目をしっかり見て”Hello.”と言いましょう。このときに、ペコペコと頭を下げたりする必要はありません。
1-2.握手
欧米式の挨拶では、握手をするのが一般的です。この時にも下は向かず、相手の目を見ましょう。日本式のお辞儀は、自信が無いような印象を与えます。力の加減は、あまり強すぎてもいけませんが、日本人はしっかり握る習慣が無いので、意識して少し強めに握りましょう。
1-3.スモールトーク
面接前にスモールトークと呼ばれるの簡単な会話のやりとりがあります。天気の話や、面接会場までどうやって来たか、道には迷わなかったか、などが一般的です。
難しい質問はされませんので、場の雰囲気を意識して明るくフランクに答えましょう。
2.面接
面接官からの質問が始まります。
よく聞かれる質問については後ほど解説しますので割愛しますが、一問一答で答えるのではなく、コミュニケーションを意識することが大切です。
3.面接官への質問
ほとんどの場合、逆質問の時間が与えられます。応募する上で気になっていることを自由に質問してOKです。ただし、ホームページに載っている内容を質問するのは避けるよう注意してください。自分で調べる能力が低いと思われてしまう危険性があります。きちんと下調べをした上で、分からないこと・気になることを質問するようにしましょう。
4.最後の挨拶
面接が全て終わったら、最後に挨拶をします。
“Thank you very much for having me today.”
(本日はお呼び頂きありがとうございました。)
など、簡潔に感謝を述べましょう。相手から握手を求められることも多いです。
自己紹介
自己紹介は、必ず準備しておかないといけません。
自己紹介は、これまでの自分の経歴や強みを自由にアピールできるチャンスです。
伝えたいことを整理し、きちんと整理しておきましょう。
【質問例】
- “Tell me about yourself.”
- “How would you describe yourself?”
【回答のポイント】
面接の出だしなので、簡潔に述べることが最も重要です。2分程度におさまるように準備しておきましょう。経歴部分は、時制を正しく話すことが必要です。
【フレーズ例】
- 「〇〇学を学んだ▲▲大学を卒業しました」
例)“I graduate from ABC university where I majored in English.”(私は英語学を学んだABC大学を卒業しました。)
- 「私は〇〇として▲▲で××年間働いています」
例)“I have been working as a sales manager at a bank for 5 years.”(私は銀行で営業部長として5年間働いています。)
- 「過去〇〇年間、▲▲のスキルを磨いてきました」
例)“I havespent last 3 years fordeveloping my problem-solving skill.”(過去3年間で問題解決能力を磨いてきました。)
志望動機
なぜこの会社を選んだのか?
なぜこの仕事に興味を持ったのか?
を問われる質問です。英語の対策ももちろんですが、企業についてもよく調べておきましょう。
【質問例】
- “Why are you interested in working for us?”
【回答のポイント】
まずは事業内容や応募するポジションについてよく理解し、興味を持っている部分を整理しましょう。それを自分の経歴と結び付け、アピールできるのがベストです。
【フレーズ例】
- 「〇〇にやりがいを感じます」
例)“I am motivated by the opportunity to contribute your study paper.”(研究論文に参加できる機会にやりがいを感じています。)
- 「私は〇〇を生かすことができます」
例)“If I get this job, I will be able to use my knowledge about theJapanese economy.”(この仕事に就いたら、私の日本経済の知識を生かすことができます。)
転職理由
転職理由も、面接では必ず聞かれます。人事担当者にとって、「候補者が何を求めて自分の会社に来ようとしているのか」を理解するために必要な質問だからです。この質問は転職者にとって答えにくい質問ですが、合否を分けることも多いとても重要な質問です。他の項目よりも例文を多く用意しているので、しっかり対策して臨みましょう!
【質問例】
- “Why do you want to change jobs?”
- “What did you not like about your previous job?”
【回答のポイント】
転職をする際、前職に対してマイナスな気持ちを持っていることが少なくありません。人事担当者もその点を理解しているので、正直に思っていることを伝えても構いません。ただ、愚痴っぽかったり、自責の気持ちが無いタイプに見られてしまうと、マイナス要因になりかねません。ポジティブな印象を与えられるよう、言い回しに気を付けましょう。
【フレーズ例】
- 「前職では多くのことを学びました」
例)“I have learned a lot from working with some amazing colleagues at my company.”(私は現職で、素晴らしい同僚たちから多くのことを学びました。)
- 「〇〇と思い始めました」
例)“I started to feel like I need some new challenges.”(新しい挑戦がしたいと思い始めました。)
- 「現職ではゴールを達成しました」
例)”I believe that I have accomplished all the goals that I sat for myself at my current job.”
(現職では、自分で設定したゴールを全て達成したと考えています。)
- 「現職では心地よくなりすぎました」
例)“I was starting to feel a little too comfortable in my position.”(自分のポジションが、少し心地よくなりすぎていると感じ始めていました。)
- 「正直な話、〇〇でした」
例)“To be honest, my former job didn’t pay me enough.”(正直な話、前の職場は私に十分な給料を払いませんでした。)
「〇〇に耐えられませんでした」
例)“I could no longer tolerate the ways in which the business was run.”(そのビジネスの運営方法に耐えられませんでした。)
基本的には、上記のようなフレーズを組み合わせて、
①現職での業務に満足している(その分少し物足りなく感じていて)
②より高みを目指したい、新しいチャレンジをしたい
という文脈で準備しておきましょう。その上で、
③なぜその会社に行きたいのか(志望動機)
に結び付けることができると、非常にまとまりのあるポジティブな回答になります。
しかし、あまりにも良いことばかりを言っても信用はされません。面接官は、候補者の「本音」を知りたいと思っているものです。後半の例文のような、前職への不満もある程度伝えられるように準備しておきましょう。その不満が転職によって解消されるのか、相手も答えやすくなり、双方にメリットがあります。
面接官への逆質問
逆質問もアピールの場ではありますが、しっかりと自分が聞きたいことを確認するのがおすすめです。入社してから後悔しないよう、不安なことは素直に伝えましょう。
【質問例】
- “Would you describe the company’s long-term plan?”(この会社の長期的な計画を教えて頂けますか?)
- “What kind oftraining do you provid?”(研修はどのようなものがありますか?)
- “Could you tell me about the team I’ll be working with?”(私が働くことになるチームについて教えてください。)
まとめ
英語面接での流れや、よくある質問への回答例をまとめてきました。スラスラと言いたいことが言えるようになるまで、英語を上達させるのには長い時間がかかります。だからこそ、英語面接は準備が命。自分の言葉として馴染むまで何度も口に出し、当日は面接官と自然なコミュニケーションが取れるように準備しておきましょう。
紹介した例文はどれも基本的なものなので、是非参考にしてください!
面接に不安のある方は、転職エージェントに相談する手もあります。
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