外資系転職で後悔しない!今から始められる必須の対策
外資系に転職して良かったと思える人がいる一方で、残念ながら後悔してしまう人もいます。
外資系への転職を目指しているあなたなら、もちろん前者でありたいですよね。
今回は、よくある後悔の理由をまとめた上で、転職時に確認するべきポイントと後悔しないための対策方法をお伝えします。
外資系への転職成功に向けて、まだ気付いていない盲点がないかを確認してみてください。そして、あなたの能力とチャンスを活かして、素敵なキャリアにつなげていきましょう。
外資系転職によくある後悔とは?
はじめに、外資系の転職でありがちな後悔の理由を挙げてみたいと思います。
各項目について、その後悔はなぜ起きたのかを考えながら、読み進めてみてください。
きっと、外資系転職を目指すときのリスク対策に役立つと思います。
- 転職後、外資系企業の社風に馴染めない
- 外資系企業独特の成果主義の風習についていけない
- 指示が少なくて戸惑う
- 思ってたよりハードな業務
1. 転職後、外資系企業の社風に馴染めない
まずはこれまでの勤務先とのギャップが大きかったり、想像していた雰囲気と違っていたりといった点です。
大きく分けると二つのケースがあります。
- 外資系企業の独特の雰囲気に馴染めない
- 外資系なのに日系企業のような社風
いずれにしても、「外資系企業」というイメージだけが先行すると陥りやすいようです。
2. 外資系企業独特の成果主義の風潮についていけない
結果が出ないと評価されない風潮は、外資系企業の方が濃い傾向にあります。
職種や業務レベルにもよりますが、自分からの成果アピールも必要です。
外資系企業に転職後、昇進や昇給、職場内外での立ち位置、すべてが成果に絡んでくることが負担に感じてしまう人もいます。
3. 指示が少なくて戸惑う
外資系では、企業や上司から差し出されるサポートは期待できません。
手取り足取り教えてもらい、様々なサポートがある企業での業務経験が長い人は、転職先にもそのような扱いを求めてしまいがちです。
とくに転職してすぐのときは、わからないことがたくさんあるものですが、待ち姿勢の人にとっては、苦しいスタートになるようです。
4. 思っていたよりハードな業務
外資系企業=ワークライフバランスが取りやすいと期待している人は少なくないでしょう。
原因はいろいろ考えられますが、その期待に反し、残業の多さや目まぐるしいスケジュールに耐え切れなくなる人もいるようです。
外資系へ転職する際に確認すべき3つのポイント
外資系への転職を目指すとき、確認しておきたいポイントを3つご紹介します。
「いいな!」と思う転職先を見つけたとき、企業についてのリサーチは必須です。
- 転職したい外資系企業の社風について調べること
- 仕事内容と働き方のシミュレーションチェック
- 外資系企業での評価制度、給与体系の確認
その1:転職したい外資系企業の社風について調べること
外資系という大看板だけで絶対に判断しないことが重要です。
日本にある外資系企業の外資系度合いは、企業ごとに異なり、とても大きな差があります。
職場のトップの国籍、外国人の比率、日本での事業年数、業界や業種など、さまざまな要素が違えば、社風もワークフローも変わってきます。
時には、グローバル展開をしている日系企業よりも日本的というところもあるようです。
ですから「外資系」で括って想像してしまうのは危険です。
できればその企業で働いている人、もしくは勤務経験者にリーチできるといいですね。
その外資系企業を担当する転職アドバイザーやヘッドハンターに相談してみるのも一策でしょう。知りたいことがあれば、面接などで確認するのもアリです。
その2:仕事内容と働き方のシミュレーションチェック
事前の確認事項として、転職先の仕事の中身を詳細に確認しておくようにしましょう。
なぜこの確認が重要かというと、役割分担と契約内容が重視される外資系では、当面、契約した内容の業務のみを担当するからです。
毎日やる仕事ですので、影響は大きいです。
ここにズレを感じたり、不満を抱いたりするようになると、後悔に直結する可能性も高くなります。
この点については、日系企業よりも外資系企業のほうが、面接などで心配せずに積極的に詳しく聞くことができるでしょう。
また、「働く条件や待遇」と「生活と仕事の流れ」を一日、一週間、休暇などの単位でシミュレーションしてみましょう。
想像レベルではなく、できる限り企業の実態に照らしたシミュレーションを目指してください。
その3:外資系企業での評価制度、給与体系の確認
評価制度のシステムと、その評価がどのように給与や報酬に反映されるのかを詳細に確認しましょう。
外資系の場合、収入に関する契約が社員ごとに異なるケースも少なくありません。
海外企業のルールは、確認しそびれて後から分かることも多いので注意が必要です。
見ておきたいのは、その会社の評価制度によって「自分の」モチベーションが高まるかどうかです。
つまり、自分が成果を上げることを後押ししてくれる制度かということです。
外資系転職で後悔しないための対策
最後に、外資系企業への転職で、後悔しないための対策についてお伝えしていきます。
以下の3点を意識してみましょう。
- 2つの目的を明確にする
- 将来のキャリアビジョンに向かっていく意識を持つ
- 自分なりのやり方を身につけておく
1. 2つの目的を明確にする
まずは外資系に転職する際に、
- 転職をする目的
- その企業へ転職する目的
の2つの目的を明確にしておきましょう。
どちらも重なる部分があるので、筋の通った軸になるはずです。
1. 転職をする目的
転職をする目的は、将来展望ベースで考えます。
転職して将来的に叶えたい目標は何なのかハッキリとしておきましょう。
目的は、なぜ退職をするのかという過去ベースのものでは頼りになりません。
どんなに素晴らしい外資系に転職しても、後悔が起きやすくなるからです。
2. その企業へ転職する目的
これは言い換えると、その企業でなければならない理由ともいえます。
これを明確にしておくことで、転職活動中の面接でも、入社した後も、あなたを支える軸になるでしょう。
2. 将来のキャリアビジョンに向かっていく意識を持つ
外資系に転職するときに、その企業で働くことは自分のキャリアの通過点だという意識を持ちましょう。
期待された成果を出せない場合、解雇の可能性もある外資系企業ですが、その反面、成果を出せれば、確実にキャリアの向上に繋がり、ステップアップできることも事実です。
いずれにしても、「その企業で働く自分」が、今後のキャリアにどう繋がっていくのかをイメージしておくことが大切です。
将来の自分自身のイメージが、日ごろの業務への意欲を左右するといっても過言ではありません。
3. 自分なりのやり方を身につけておく
前述のとおり、指示やサポートがないのは、外資系の特徴です。
これは新人においても同様、日系企業のように手厚い教育があるわけではありません。
外資系企業では、待っていても指示はされませんが、自分から質問すれば、的確な意見やアドバイスがもらえます。
この環境を働きやすいと取るか、難しいと取るかは、自分次第かもしれません。
必要なのは、自己の理解を深め、時間、仕事、健康のコントロールについて、自分なりのやり方を確立しておくことです。
そういう人が、一緒に働く人たちの状況もうまく掴めるようになり、外資系特有の環境にも馴染んでいけるものだと感じます。
まとめ
今回は外資系転職で後悔しないための方法をお伝えしてきました。
まずはできるかぎり企業の詳細な情報を集めていきましょう。
集めた情報に照らし合わせるのは、他でもない「自分」の目的、将来のビジョン、現在の能力です。
きちんと自分の今を理解しておくことも、後悔しないための大切な要素となります。
確かに外資系は、給与や待遇面では比較的好条件のところが多いですが、マイナスの要素もしっかり確認して、後悔のない素敵なキャリアステップにしていってください。
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