海外経験者が失敗しやすい面接例
海外経験者の方の中には、海外大学卒業者や海外赴任、現地就職など、海外で長く生活された方もいるでしょう。
長い海外生活の中では、日本の習慣やルールに囚われることなく、学業や仕事をされてきたと思います。
短期間であっても海外経験をされた方は、その経験を強みとして面接に挑まれる方も多いと思います。
今回は、そんな海外経験者が失敗しやすい面接例についてお話します。
面接では何を見られているの?
転職の面接では、「即戦力になる人材か」について確認しています。
それでは「即戦力になる人材」というのは、どういった人材でしょうか。
- 応募ポジションに活かせる経験や実績があるか
- 応募ポジションで将来的に活躍できるか
- 企業に利益をもたらすか
- 企業の事業計画と応募者の将来像がマッチしているか
- 企業理念や社風にマッチしているか
など、面接官は様々な視点から確認しています。
また、海外経験者の方に対しては「日本の社会人マナーは身についているか」についても確認しています。
どの国にも、その国の社会人マナーやビジネスルールがあります。
海外経験をされている方の中には、稀にそれらが不足している方がいることを面接官は危惧していますので、
- 日本の社会人マナー
- 日本のビジネスルール
- 日本のコミュニケーションの取り方
などを理解しているか、身につけているかについても面接で確認しています。
これは日系企業に限らず、外資系企業でもある程度あてはまります。
面接の失敗例
海外経験者が面接で失敗するケースでは、前述で挙げた面接で確認されている点をしっかりと踏まえていないものが多くなります。
即戦力になる人材だと感じられない
「海外営業の仕事に海外での経験や語学力を活かして転職したい」
「自分の語学力や日本人以外の多種多様な人とコミュニケーションを取る中で身につけた異文化適応力を活かして御社で海外営業として働きたい」と言う方がいます。
面接官は、「英語を活かせればどこでもよいのだろう」「外国人と仕事ができればどこでもよいのだろう」という印象を持ち、仕事には特に興味がないのだろうと考え、自社の即戦力とは捉えません。
これまでの経験や実績を中心に具体的に応募職種でどう即戦力になるかを伝え、そのうえで海外経験からプラスになるものを併せてアピールするようにしましょう。
日本の社会人マナー不足
「身だしなみ」
ふだんスーツを着ない企業や職種でも、一部のアパレル系以外では面接を含め企業の方と会う際には、スーツを着用した方が無難です。
「第一印象でその人のイメージは9割決まる」と言われていますので、スーツでも、オフィスカジュアルでも印象が悪くならない清潔感のある格好をしましょう。
- スーツや服が「しわ」だらけだった
- 鞄やネクタイ・靴がボロボロだった
- 寝癖がついたまま、髪の毛がボサボサで面接に来た
などは最低限注意しましょう。
「受け答え・態度」
日本語の敬語による失敗をされる方がいます。
尊敬語と謙譲語の使い方を間違えると、失礼な表現になってしまうことがあります。
正しい敬語を使う、丁寧語を利用することを忘れないようにしましょう。
海外では、自分の意見や考えを主張することはとても大切です。
しかし、日本では「謙虚な姿勢」「空気を読む」「相手の意図を汲み取る」ということも重要となり、海外のような自己主張の仕方をすると、面接官に悪い印象を与えてしまうことがあります。
自分の個性やidentityを示す事は決して悪い事ではありませんが、バランスや状況に注意しましょう。
面接の事前対策には転職エージェントがおすすめ
面接で大切なのは、「即戦力になる人材だ」と面接官に印象つけることです。
そのためには、前職(現職)での経験や実績を中心に、スキルや能力、海外経験を応募ポジションでどのように活かし、企業に貢献していくかを伝える必要があります。
また、どの国にも、その国の社会人マネー、ビジネスルールがあります。
面接官は、海外経験者に対して、日本のマナーやルールを身につけているかどうかの確認もしています。
面接で成功するには、しっかりとした事前対策、本番前の面接練習が重要になります。
どのような質問があるかを想定し、回答例を準備していきましょう。
どのような内容、話し方や態度であれば、面接官に好印象を与え、即戦力となる人材だと感じてもらえるか、シミュレーションをくりかえすことが大切になります。
とはいえ、海外経験者の中には、日本の社会人マナーやビジネスルールに不安があるという方もいるでしょう。
また、海外経験をそのようにアピールしたらプラスになるのかわからないという方もいると思います。
面接の事前対策や練習のためには、転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントを利用し、プロのカウンセラーに、応募企業に沿った面接のアドバイスをもらうようにしましょう。
転職エージェントであれば、各企業が求めている具体的な経験や実績、人物像を把握していますので、各企業に合わせたアドバイスをしてもらうことが可能になります。
また、面接での受け答えの仕方、服装や態度などについてもアドバイスをしてもらえます。
転職エージェントによっては、事前の面接練習などを行ってくれるところもありますので、時間があればぜひ利用してみるとよいでしょう。
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