現地就職経験者が転職で職務経験以外にアピールできること
転職で大切なのは「前職(現職)での経験や実績」です。
海外現地での就職経験者でも国内就職経験者でも、1番に求められることは同じです。
できる限り自分をアピールすることで、希望の企業やポジションへの転職を成功させることができます。
では、海外現地での就職経験者は、前職(現職)の職務経験や実績以外にどのようなアピールができるのでしょうか。
現地就職だからこその能力
現地就職を選んだからこそ、転職でアピールできることがあります。
海外赴任も海外現地で仕事をしていきますが、所属しているのは国内の企業で、働き方などは国内の企業に準じている点も多くなります。
海外現地で就職した方は、その国の考え方や文化、仕事の仕方の中で働いてきているため、現地就職経験者だからこそアピールできるものがあります。
- 成果や結果にこだわる
- 仕事に必要な語学力
- 強いマインド
これらは、現地就職経験者がアピールできる代表的なものになります。
1. 成果や結果にこだわる
国内では、結果だけでなく仕事の過程や普段の姿勢、態度も評価対象になりますが、海外では結果を出すことで評価され、給与や昇進に繋がっていきます。
現地就職を経験された方は、常に結果を意識して仕事をしてきているのではないでしょうか。
現地就職経験者を求めている企業に限らず、中途採用を行っている企業では結果を出せる人材を求める傾向が強くなっていますので、現地就職経験者の「成果や結果にこだわって働く」という点は大きなアピールのひとつになります。
転職活動でプラスの評価にするためには、
- どのような結果(成果)を出してきたのか
- 結果(成果)を出すためにどのような工夫や行動を行ったのか
- 応募ポジションで、どのように結果を出していくのか
を具体的に伝えることが大切です。
例)
「私は常に結果に拘って仕事をしてきました。前職の営業では、新規顧客獲得数で支店内トップになりました。獲得数を上げるために~や~を行い、常に~してきました。これらを行うことで、ターゲット層からの信頼を得ることができ、獲得数トップに繋がりました。御社に入社したら、営業として~や~を行うことで、~という結果に繋げることができると考えています。」
2、仕事で必要な語学力
企業が求めている語学力は、実際の仕事で活かせる語学力です。
「TOEIC○点以上」と求人表に記載している企業でも、点数はあくまで目安だと考えています。
現地就職をされた方は、高い語学力を身につけていると企業は考えます。
高い語学力というのは、
- ビジネスの場面での言い回し
- 各業界の専門用語
- ネイティブと仕事ができる
- ネイティブと交渉できる
などの、日常会話とは違うビジネスの場面で必要な語学力です。
「現地でネイティブと仕事をしてきました。」と言うだけでは、語学力のアピールにはなりません。
- 読み書きができればよいのか
- ネイティブと意思疎通ができる会話力があればよいのか
- ネイティブと交渉できるレベルの会話力を求められているのか
など、まずは企業が求めている語学力のレベルを把握することが大切です。そして、そのレベルの語学力があるということを面接官が納得するエピソードとともにアピールしましょう。
例えば、企業が求めているものが、交渉できるレベルの語学力であれば、
「私は、英語での交渉なども得意だと自負しております。例えば、販売ルート拡張のために、取引先企業の営業マネジャーに対して、~や~などを行うことで○○を獲得しました。御社の営業として、海外企業との取引の際にも、英語での交渉ができるため、スムーズかつ有益な交渉ができると考えます。」
というように、自慢の語学力を使ってどのように仕事をしてきたのかを具体的に話す事で、現地就職経験者ならではのスキルだとアピールできるでしょう。
3、強いマインド
現地就職を経験された方が有している「強いマインド」は転職の際、アピールのひとつにすることができます。
現地の働き方に合わせて自分とは違う価値観や考え方を持った人たちと仕事をする中で、しっかりと自分の考えを伝えていく必要があったのではないでしょうか。
現地で就職するために、外国人であることからなかなか仕事が見つからなかったり、自分で求人を探して自分で1社1社応募したり、諦めずに行動してきたのではないでしょうか。
「現地での就職活動」
「価値観や考え方が違う環境」
「結果や成果を出し続ける」
など、様々な場面や環境に対応できる、強いマインドを持っていると考えられます。
現地就職を経験された方の「目的達成」「結果や成果」のための努力や行動、柔軟な対応や臨機応変さなどの強いマインドは、国内に帰国して現地とは違う環境や会社の中で働いていく際に活かすことができます。
面接でプラスの評価を得るために
現地就職経験者だというだけでは、転職活動ではプラスにもマイナスにもなりません。
現地で仕事をしていたことだけをアピールしたのでは、
- 日本の働き方やビジネスマナーは大丈夫なのだろうか
- 現地で働いていたことがアピールならなぜ帰国してきたのだろう
- 海外帰りで主張が強く扱いにくい人物ではないのか
など、マイナス評価になる可能性もあります。
では、現地就職をプラス評価にするにはどうしたらよいのでしょうか。
前述の「現地就職だからこその能力」で気づいた方もいるかと思いますが、具体的なエピソードと応募企業でどう活かせるかを併せてアピールしていくことが重要になります。
そうすることで、「日本での働き方を理解している」「海外で得た成果や経験を活かして国内で仕事がしたいのだろう」「うちの会社を希望している理由がわかる」などのプラス評価に繋がっていきます。
そのためにも、事前の準備「自己分析」「企業・業界分析」が重要になります。
- 現地就職での経験や実績の中で何がアピールできるのか
- 応募企業やポジションで何を活かすことができるか
まずは上記を具体的にしていきましょう。
転職エージェントを利用して事前準備をすることで、客観的なアドバイスをもらえたりスムーズな転職活動を行うことができたりします。
現地就職経験者の方は特に、海外経験者に強い転職エージェントを利用することをおすすめします。
国内での転職活動の仕方は、現地での就職や転職活動の仕方と大きく異なる部分もあるでしょう。
そのような時にもサポートを受けることができます。
また、帰国前から転職エージェントに登録することで、転職に関する相談を現地からすることも可能になります。
Beyond Borderは「海外経験者、帰国子女、ハーフ専門の転職エージェント」として、海外経験をされた方のサポートをしていますので、現地就職をされた方の不安や不足部分などを把握しております。
また、「帰国前から相談したい」「国内で転職するか悩んでいる」という方でも、現地からSkype面談が可能です。
Beyond Borderであれば、現地企業でのキャリアを踏まえて、「自己PR」や「志望動機作り」「面接でのアピール方法」のアドバイスをしていきます。
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