転職活動で採用される人材ってどんな人?海外経験をブラッシュアップして面接に備えよう!
こんにちは、海外留学経験者専門の転職エージェントBeyond Border広報部です。
これから転職活動をしようと考えている方は、
「これからの時代に、必要とされる人材ってどんな人?」
「一度は転職活動をしたけど、当時と求められていることって変化しているのかな?」
と疑問に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
以前Beyond Border にて開催したセミナーにて、大手外資系の元採用担当者である水谷穣さんをお招きし、『思わず人事が採用したいと思う人材の特徴』を語っていただいた
『これからの採用活動で重視されること』
について、セミナーでも取り上げられた内容を含めながらご紹介します!
「企業に重宝されやすい人材像」を知りたい方にお届けしたい方におすすめの記事!
採用活動でのアピール方法に是非活かしてみてくださいね。
目次
貴重な人材の特徴は『ゴール設定』と『方向性を決めることができる』
これからの企業は採用活動において、
「自らゴール設定をすることができる」
「企業がこれから向かっていくべき方向性を決定することができる」
ということを重視する傾向にあると、水谷さんは語っていました。
これまでの採用活動では年功序列の中で活躍できる総合型の人材を作り上げるのが主流でありましたが、以前のビジネスモデルの衰退が起きていることによって、
「新しい方向性を示していけることができる人材」
が必要とされているのです。
そして、人事を経験してきた水谷さんによると意外にもこの能力を持つ人は少ないのが現状であり、そういった供給側の人間が少ないことも後押ししてこのような
「目標を立てることができる人」
は貴重な人材として、捉えられるようです。
海外で留学をした方であれば、
- 留学中に達成したいことを明確にしていた
- 留学後の自分の進路を考えて計画を立てた!
なんて方も多いのではないでしょうか?
そういった海外経験も転職活動の中で活かしていくことができるかもしれません。
企業研究をしっかりと!転職面接でのポイントは情報収集
企業が向かっていく方向性やゴール設定をするために、必要とされるのは
『情報収集能力と情報分析能力』
であることを水谷さんはセミナーの中でお話されました。
業界内の企業の立ち位置や何が起きているかといった情報を自ら集めることができ、また集めた情報を分析する能力を持っていることで、
転職先での勤務でも『ゴール設定』を自ら行うことができます。
そのため、情報収集力は『方向性を決めることができる人材』であることの1つの要素であるとも言えるそうです。
さらに、即戦力となることを特に求められる中途採用では、たとえ、その企業のなかでは新人という扱いだとしても、なるべく短時間で仕事に慣れてくれることを期待されています。
即戦力をアピールするためには、転職の面接において
「自分が企業にどのように貢献することができるのか?」
ということを具体的に考えて、伝えるための準備をしておく必要があります。そして、企業への貢献の仕方を見つけるためにも、面接を受ける企業の研究は念入りに行うようにしましょう。
相手の企業や業界のことをよく知っておくことによって、自分の情報収集力のアピールとすることもできるのです。
情報収集力・情報分析力は海外経験からもアピールできる
最新の情報をキャッチしたり、できるだけ多くの情報を集めることは海外生活においては必須のこととも言えますよね。
先日Beyond Borderでインタビューをした(内部リンク)転職経験者である内山さん(内部リンク終了)は、情報収集力を活かし、転職に対してのアンテナを常に張っていたことにより、スピード内定をしてもらうことができました。
内山さんは、大学院留学をしているイギリスにいる間に、現地の日本人会である『ジャパンソサエティ』のキャリア担当を任されていたことから、転職先として興味のあった人事ポジションに関する求人が一番早く届くような環境に自分がいたのです。
そのため、いち早くポジションの募集情報をゲットすることができ選考に進むことができました。こういった情報収集力のアピールは海外経験での成功体験につながっていることも多いでしょう。
海外で自分がどんな経験をしたかということだけではなく、その結果に至るまでに自分が
- どのように情報収集をしたか
- 手に入れた情報をどう分析して活かしていったか
など成功までの過程を見直しておくと良いかもしれません。
相手を納得させるコミュニケーション能力も採用されやすくなるポイント
せっかく企業研究を重ねて、自らが貢献できるポイントを探ることができたとしても、それが面接官に伝わることがなくては意味がありません。
そのため、面接では『相手を自分の意見に納得させるためのコミュニケーション能力』が必要となってきます。
また、この相手を納得させることができるというスキルは仕事においても交渉などの面で役立つため重宝されやすいようです。
しかし、そういわれると、「相手を納得させるための話法なんてわからない…。」と思ってしまう方もいらっしゃいますよね。
相手を納得させる、と言ってもやるべきことは
- 企業や業界の情報を収集する
- 収集した情報をもとに貢献できるポイントを探る
ことに尽きるのです。
自分が面接官に上手に自分の経歴や貢献できることを伝えるためには、有益な情報を得ることもそうですが戦略を立てて伝えることがポイントになります。
そのため、企業の情報をしっかりと読み込んでストーリーを組み立ててみましょう。
海外留学経験者は、レポートや授業での発言を通してこの『戦略を立てて相手を納得させる話し方』を経験していると水谷さんは仰います。
海外留学経験から、
「どうやって授業で発言権を得ていたか?」
「レポートの書き方はどうだったか?」
といったことを振り返っておくと良いかもしれません。
コミュニケーション能力に関してはこちらの記事でも紹介しています。
海外経験を活かして採用される人材になるために
これからの転職活動で求められている人材の特徴についてご紹介しました。
転職活動で採用されやすくするためには、『自らゴール設定ができること』がポイントとなってきます。
ゴール設定と言っても自分のなりたい姿を想像するだけではなく、
- 自分が入社することで企業をどの方向に持っていきたいのか
- 目標を達成するためのアプローチ
を転職活動の中でアピールすることが重要となるでしょう。
また、そのような目標を上手に設定するために必要なのは「情報収集力・情報分析力」です。
相手が置かれている状況の情報を様々な角度から集め、集めた情報を分析して自分がどういった点で貢献することができるのかを見極めましょう。
そして、面接の中で「自分の考えを相手に納得してもらう」ことを意識することで、さらに貴重な人材となっていきましょう!