【観光・旅行】未経験でもインバウンド業界に転職できる?必要なスキルや資格は?
現在日本では、円安や物価高など、個人の生活に様々な影響を及ぼす状況にあります。
そんな中、海外経験を活かして、円安の恩恵を受けられるインバウンド業界に転職を考えている方も多いのではないでしょうか。
転職は考えているけど、
- 未経験でもインバウンド業界に転職できるのか
- インバウンド業界に転職するにはどんな資格が必要なのか
- インバウンド業界で必要なスキルはどのようなものか
という疑問もあるでしょう。
当記事では、インバウンド業界に未経験で転職できるのか、必要なスキルや資格と共に解説していきます。
目次
インバウンド業界の現状と今後
2019年からのコロナ渦による海外との人や物の流れの停滞は、現在少しずつ改善されてきています。
また、今年から加速した円安という状況もあり、これから多くの人や物が日本国内に入ってくることは容易く想像できます。
インバウンド業界には、海外からの観光客をターゲットとしている観光・旅行関連の企業だけでなく、様々な企業や事業があります。
それらの企業や事業の現状と今後を見ていきましょう。
観光・旅行関連の企業
インバウンド業界といえば、観光業・旅行業です。
2020年のオリンピック開催で見込んでいた、観光客などによる利益増や事業計画が、コロナ渦によって大きく崩される結果となりました。
しかし、コロナによる入国制限の解除を受けて、現在では海外から日本を訪れる旅行者が徐々に増えてきています。
入国規制でなかなか帰国できなかった海外在住の日本人の一時帰国、また、円安により海外からの観光客がこれから更に増えていくでしょう。
そうした状況から、観光・旅行業界では、今後の業績に期待ができますし、それに伴い多くの人材が必要となるでしょう。
海外の個人を相手にしている会社・事業、(及びそれらに関わる企業)
旅行や観光以外の海外の個人を相手にしている会社・事業もインバウンド業界です。
昨今のグローバル化により、海外の個人をターゲットにした事業は多岐にわたります。
例えば、海外向けの家電製品の製造会社や海外個人をターゲットにしたwebサイトやアプリを作成する会社や事業があります。
今後、海外からの観光客が増えることで、日本の製品やサービスを自国でも利用したいという人、その口コミなどから市場の活性化に期待ができます。
海外の個人のニーズを把握するためのマーケティングや、ホームページの多言語化なども必要になりますので、それらに関わる企業も今後に期待ができます。
ターゲットに観光客が含まれる飲食店・小売店
ターゲットに観光客が含まれる飲食店や小売店もインバウンド業界に入ります。
観光地の飲食店はまさにそうでしょう。
観光・旅行業と同様に、入国制限の緩和と円安による観光客の増加で今後の見通しは明るいです。
円安の影響で、日本の製品をこれまでより安く購入することができますので、今後は小売店にもより多くの観光客が訪れることになります。
インバウンド業界で必要&役立つ3つのスキル
インバウンド業界では、どのようなスキルが役立つのでしょうか。
- 未経験で転職となると、役立つスキルがないのでは?
- 自分が持っているスキルに、転職して役立つものがあるのか
- 具体的に必要なスキルってなんだろう
不安や疑問を抱えている方もいるでしょう。
インバウンド業界で役立つ3つの代表的なスキルを見ていきましょう。
語学力
1つ目は、語学力です。
インバウンド業界でメインターゲットとなるのは外国の方ですので、語学力は必要なスキルです。
語学力といっても英語だけではありません。
中国語や韓国語はもちろん、フランス語やドイツ語などあらゆる語学力が役立ちます。
留学等で海外で生活していたことがある方であれば、インバウンド業界で必要&役立つスキル、語学力があるということになります。
ホスピタリティ
2つ目は、ホスピタリティです。
インバウンド業界は特に個人の方と接する仕事が多くなりますので、ホスピタリティは必要なスキルといえます。
外国人の方がターゲットです。
日本人だったら理解してくれるだろうことも上手く伝わらないということが多々あります。
相手が外国人の方だからこそ、より丁寧な対応が求められます。
異文化理解力
3つ目は、異文化理解力です。
インバウンド業界では、旅行や観光のために来日した方を中心とした、外国人の方がターゲットになります。
外国人の方が何を求めているのか、彼らの文化や習慣、常識や考え方を理解する異文化理解力が、この業界では必要なスキルになります。
海外経験者の方であれば、ご自身の経験からも異文化への理解力に長けていると思います。
英語で意思疎通ができるだけでなく、相手を思いやるホスピタリティ、そして、日本とは違う習慣や考え方を受け入れる異文化理解力は、インバウンド業界で役立つ&必要なスキルです。
海外経験者の方であれば、お持ちのスキルでしょう。
これらのスキルを活かすことで、未経験での転職であっても、インバウンド業界で活躍できます。
インバウンド業界で必要&役立つ3つの資格
インバウンド業界で必要&役立つスキルはご理解いただけたと思います。
それでは、必要&役立つ資格にはどのようなものがあるのでしょうか。
代表的な3つの資格を見ていきましょう。
TOEIC・英検
1つ目の必要&役立つ資格は、TOEIC・英検など、英語力がわかる資格です。
インバウンド業界に転職する際、業種や職種に関わらず、TOEICや英検のスコアを求められることがほとんどです。
インバウンド業界では語学力が求められますので、一目で英語力がわかるこれらの資格は必要な資格です。
とはいえ、資格のスコアだけで英語力が判断されるわけではありませんので、高得点でないからといって不安にならなくてもよいでしょう。
また、必要な語学力は英語に限りません。
英語以外の語学の資格を提示することも、アピールになりますし役立つ資格となります。
観光英語検定
2つ目の資格は観光英語検定です。
観光英語検定は、旅行や観光の様々な場面での専門的な用語や言い回しなどが含まれた英語で、一般的に習う英語とは違ったものです。
観光・旅行業界の企業へ転職する際、観光英語検定の資格保持者を優遇する企業も少なくありませんので、観光業界を目指す方にとって役立つ&必要な資格となります。
総合旅行業務取扱管理者・国内旅行業務取扱管理者
3つ目は、総合旅行業務取扱管理者・国内旅行業務取扱管理者です。
旅行商品を扱う営業所の責任者となるのに必要な資格で、総合旅行業務取扱管理者は、国内・海外いずれの旅行業務を取り扱えるもの、国内旅行業務取扱管理者は、国内の旅行業務のみを取り扱えるものとなります。
この資格は国家資格で難易度は高くなりますが、旅行業界への転職では非常に有利になる資格です。
旅程管理主任者資格
4つ目は、旅程管理主任者資格です。
この資格は、ツアーコンダクターに必要な資格です。
添乗業務を行う際、旅程管理主任者資格保持者が必ず1名同行することが法律で定められています。
複数人で添乗業務にあたるのであれば、資格を持っていない人でも可能ですが、1人で添乗する場合は必須の資格です。
旅程管理主任者資格取得には、観光庁長官の登録を受けた機関で旅程管理研修を修了すること、一定の添乗実務を経験していることが条件になりますので、未経験で転職をされる方は、転職後に取得することになるでしょう。
未経験でインバウンド業界に転職するなら転職エージェントに相談しよう
インバウンド業界は、未経験でも転職が可能な業界です。
今後、海外から日本へ訪れる観光・旅行客の増加は大いに期待できますので、求人数も増えてくることが予想できます。
海外経験者の方であれば、インバウンド業界で必要&役立つ3つのスキル
- 語学力
- ホスピタリティ
- 異文化理解力
に長けていると思います。
観光・旅行業に代表されるインバウンド業界ですが、他にも様々な業種や職種があります。
ご自身の希望に沿った転職先を見つけるためにも、転職エージェントを利用がお勧めです。
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