未経験からゲーム業界の転職って可能?仕事内容と転職を成功させる方法をまとめ
未経験でもゲーム業界に転職できる3つの職種と成功させる4つの方法
eスポーツやVRなど、ここ数年でゲームの新たな市場が注目されています。
また、オンラインゲームやスマートフォンなどのゲームアプリの開発はアジア系の外資系企業も高いシェアを誇っています。
そんな中、未経験だけどゲーム業界に転職したいと考えている方もいるのではないでしょうか。
未経験でもゲーム業界に転職は可能なのか、未経験でゲーム業界への転職を成功させる4つの方法を見ていきましょう。
未経験でゲーム業界に転職は可能なのか
ゲーム業界には大きく分けて、アーケードゲーム(業務用ゲーム機)やコンシューマーゲーム(家庭用ゲーム機)というハードウェアの開発と、ソフトウェアの開発の2種類があります。
ハードウェアとソフトウェアの両方を開発している総合会社、ソフトウェアのみを開発しているソフトウェアメーカーがあり、ゲーム制作会社がそれらの企業から多くのソフトウェア開発を委託されています。
ソフトウェアメーカーやゲーム製作会社は、これまでハードウェア会社と契約を結んでソフトウェアの開発をしていましたが、スマートフォンなどのゲームアプリ(ソーシャルゲーム)の普及により、独自でゲームの開発ができるようになりました。
制作会社の中には、サウンドエフェクトの専門会社、CG制作の専門会社など、ひとつの分野に特化している企業もあります。
これらの企業の中には、未経験者でも応募できる職種の求人を出しているところがありますので、未経験でゲーム業界に転職することは可能です。
未経験からの転職が可能なのはどのような職種かを見る前に、まずは、ゲーム業界に転職するデメリットとメリットをしっかりと理解しましょう。
ゲーム業界に転職するデメリットとメリット
【ゲーム業界に転職するデメリット】
ゲーム業界は、長時間の残業が発生します。
以前に比べるとずいぶん改善されてきたものの、たとえばゲームのリリース前などの多忙な時期には徹夜をすることもあります。また、ソーシャルゲームでは、システムの監視やメンテナンスを深夜に行うことが多くあります。
そのような現状を考慮すると、ゲーム業界への転職は、「肉体的・精神的負担になる可能性がある」という覚悟が必要ですし、この点が最大のデメリットでしょう。
【ゲーム業界に転職するメリット】
ゲーム業界に転職したいと考えている方は、ゲームが好きなのではないでしょうか。好きなことを仕事にできることは最大のメリットでしょう。
自分が携わったゲームがリリースされ、口コミなどでユーザーの声を直接聞けること、そして、そのゲームがヒットしたときには、達成感を得られるでしょう。
また、ゲーム業界では、最新のテクノロジーに携われる可能性があります。
3DCGやVRの技術に携わりながら、新しいエンタテイメントの提供ができるのも魅力です。
そして、ユーザーが面白いと感じるゲームをリリースするために、自分でアイデアを考え盛り込んでいく、クリエイティブな仕事だということもメリットではないでしょうか。
未経験でも転職できるゲーム業界の募集職種
ゲーム業界に転職するデメリットとメリットは理解していただけたと思います。
それでは、実際にどのような職種であれば、未経験でもゲーム業界に転職できるのでしょうか。
未経験でも転職できるゲーム業界の募集職種その1:プログラマー
プログラマーは、企画書に沿って、グラフィックやサウンドなどの素材をプログラミングし、ユーザー画面の設計やサーバーの構築などを手掛けていきます。
プログラマー自身が、どのような設計やコーディングをすることで、イメージ通りのゲームが出来上がるかを考えていきます。
プログラマーが使用するプログラム言語は、C++、Java、JavaScript、PHP、Object-Cといったものが一般的です。。
プログラマーを目指すのであれば、事前にこれらのプログラム言語を取得することをおすすめします。
未経験でも転職できるゲーム業界の募集職種その2:デバッカー
デバッカーは、完成したゲームのバグやエラーをチェックしていきます。
実際に完成したゲームをプレイして、バグやエラーの発生状況を確認しますので、ゲームをすることが仕事になると喜ぶ方もいるかもしれません。
しかし、あらゆる操作を試すため、地道な作業となり、コツコツ取り組むことが苦手な方には不向きです。
デバッカーは特別なスキルは必要ありませんので、未経験でも転職できるゲーム業界の職種のひとつですが、アルバイト採用が多い職種のため、正社員の求人数は少なくなっています。
未経験でも転職できるゲーム業界の募集職種その3:ゲームプランナー
ゲームプランナーは、ゲームの企画や構成を考えます。
プログラマーやデザイナーに、考えた企画の世界観やストーリをしっかりと伝えることも仕事のひとつです。
ゲームプランナーは、ゲームの企画だけではなく、リリースしたゲームに対するユーザーの反応を分析等、マーケティング戦略などにも携わります。
ソーシャルゲームの分野では、日々のイベントの内容や期間限定アイテムのキャンペーンなど、リリース後もゲームプランナーが、様々な企画を考えていきます。
ゲームプランナーを目指している方は、ゲームの企画を複数考えてみるとよいでしょう。
未経験でゲーム業界への転職を成功させる4つの方法
では、未経験でゲーム業界への転職を成功させるにはどのような方法があるのでしょうか。
未経験でゲーム業界に転職を成功させる4つの方法その1:専門学校に通う
未経験者でもゲーム業界への転職は可能です。特に、プログラマーやプランナーを目指している人は、事前に専門学校などに通って、知識やスキルを身につけておくことをおすすめします。
ゲームに関する社会人向けの専門学校などもありますので、平日の夜や土日に学ぶことも可能です。
未経験でゲーム業界に転職を成功させる4つの方法その2:自分でゲームを製作する
未経験でゲーム業界に転職を考えているのであれば、ぜひ自分自身でゲームを製作しください。
自作のゲームは、書類選考でも面接でもアピールのポイントになります。
プランナーを目指している方は特に、ゲーム制作前に企画書も作ってみましょう。
その際、ターゲット設定や収益を出す方法も盛り込みましょう。
例えば、ソーシャルゲームであれば、どのようなイベントを開催していくのか、収益を課金から求めるのであれば、どうやって課金に繋げるのかなども企画の中に入れていくとよいでしょう。
未経験でゲーム業界に転職を成功させる4つの方法その3:ポートフォリオを作る
ポートフォリオとは、この場合作品集を意味します。
ゲーム業界では、選考中にポートフォリオの提出を求められることがよくあります。
選考中に提出を求められなくても、持参することでアピールになります。
しかし、未経験者の方はこれまでの作品がありません。
そこで、自作のゲームや企画書をポートフォリオとして作っていきましょう。
未経験でゲーム業界に転職を成功させる4つの方法その4:ゲーム業界の合同説明会に参加する
ゲーム業界の合同説明会が開催されることがあります。
ゲーム業界に未経験で転職を希望している方の中には、どんな企業があるのかわからないという方もいるでしょう。
合同説明会に参加することで、一度に多くの企業を見ることができます。実際に目にすることで、自分がどんなゲームに携わりたいのか、具体的に考えるよい機会となります。
未経験でゲーム業界への転職では志望動機が大切
未経験でゲーム業界への転職を成功させる4つの方法を見てきました。
最後に、ゲーム業界への転職で、選考の要となる志望動機についてお話します。
ゲーム業界に転職をしたいと考える方は、ゲームが好きだからということが、志望動機のひとつに挙げられるでしょう。
しかし、「好き」なだけでは選考を通過していくことはできません。
ゲームソフトの開発会社は、それぞれ独自の特徴があります。
たとえば、コンシューマーゲームのソフトに強いところもあれば、ソーシャルゲームに強いところもあります。
ゲームのジャンルもRPG、アクション、パズルなど様々です。
また、テレビアニメやドラマのゲーム化など、メディアミックスが主体のところもあります。
応募先企業の得意とするゲームはどんなものかを理解し、その企業でどんなゲームを作っていきたいのか、どんなゲームがヒットするのか、そして、どうやって収益を上げていくのかも盛り込んだ志望理由にする必要があります。
志望動機がしっかりしていないと、書類選考や面接の通過が難しくなります。転職エージェントなどで、プロのアドバイスをもらうと良いでしょう。
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##未経験でゲーム業界へ転職するなら事前準備をしっかり行おう
未経験でゲーム業界への転職は可能です。
ゲーム業界への転職を成功させるためには、事前に知識やスキルを身につけることが重要になってきます。
専門学校などに通うのもよいですし、独学で学ぶのもよいでしょう。
そして、自作のゲームを製作する、ゲームの企画書を作るなど、事前にアピールできるものを準備していきましょう。