未経験からのプログラマー転職!失敗しない5つの方法
IT技術に触れない日はない現在、「手に職をつけたい」「転職したい」と考えている方の中には、プログラマーへの転職を希望している方も多いのではないでしょうか。
プログラマー募集の求人に、「未経験者可」や「他業種からの転職者が活躍中」という文言も多く見られます。ほんとうに未経験者からプログラマーへの転職は可能なのでしょうか。今回は、未経験からのプログラマーへの転職を失敗しない方法をご紹介します。
プログラマー5つの種類と使用言語
プログラマーとひとことで言っても、分野は様々です。まずは、プログラマーの種類と主に使用する言語について見てみましょう。
1:Webプログラマー
Webプログラマーは、インターネット上に公開されているWebシステムを開発することが仕事です。
身近な例では、ショッピングサイトやグルメサイト、SNSなどがWebプログラマーが構築したプログラムで稼働しています。
Webプログラマーの主な使用言語は、「Java」「PHP」「Ruby」「JavaScript」などが挙げられます。また、プログラムを動かすサーバー構築のための「Linux」「MySQL」などの知識も必要となります。
2:アプリケーションプログラマー
アプリケーションプログラマーは、パソコンやスマートフォンのアプリケーションのプログラミングをすることが仕事です。
アプリケーションプログラマーは、アプリケーションの開発方法によって使用言語が変わります。主な使用言語として「Java」「Object-C」「Swift」「C#」があります。
3:ゲームプログラマー
ゲームプログラマーは、家庭用ゲーム機やスマートフォンのゲームをプログラミングすることが仕事です。ゲームのプログラミングでは、場面展開など、他のプログラミングにはない設計があるため、より専門的な知識が求められます。
ゲームプログラマーの主な使用言語は、「C++」です。スマートフォン向けのゲームでは、「C#」や「Object」「Java」などが使われます。
4:組み込み系プログラマー
組み込み系プログラマーは、機械や製品に組み込まれているシステムを構築することが仕事です。
現在、家電製品をはじめ、あらゆる物にシステムが組み込まれています。さらに、IoT(※1)の普及によって、これまで以上に組み込み系プログラマーの需要は高まるでしょう。
組み込み系プログラマーの主な使用言語は、「C++」「Java」になります。
※1:IoTとは、Internet of Thingsの略です。これまでインターネットに繋がっていなかった「もの(家電や時計、家など)」を、インターネットに繋げることで、生活や仕事の便利さや効率の良さを追求した製品を生み出しています。
5:汎用機系プログラマー
汎用機系プログラマーは、企業や政府機関などに向けの、高性能な大型コンピューターのシステムを構築することが仕事です。
汎用機系プログラマーの主な使用言語は、「COBOL」になります。
未経験からプログラマーへの転職で失敗する理由
未経験応募可能という求人へ応募しプログラマーへ転職した場合でも、失敗してしまうケースがあります。6つの失敗理由を見てみましょう。
その1:明確な転職理由やキャリアプランがない
未経験からプログラマーへの転職で失敗する理由のひとつに、明確な転職理由やキャリアプランがないことが挙げられます。
- なぜこれまでの経歴とは違うプログラマーへの転職を考えたのか
- なぜこの会社を選んだのか
- 入社後にプログラマーとしてどう働いていきたいのか
これらが明確になっていないことで、企業側に一緒に働きたいと感じてもらえないケースが多くあります。
その2:企業分析ができていない
企業分析ができていないことも、未経験からプログラマーへの転職で失敗する理由です。
しっかりとした企業分析ができていないと、明確な志望理由やキャリアプランが描けなくなります。
また、企業によって、プログラマーの労働形態に客先常駐というものがあり、協力会社へ出向という形で派遣され出向先の指示に従って仕事をします。客先常駐という労働形態では、マネジメントなどへのキャリアアップが難しくなり、入社後に自分のキャリアプランと合わないなど失敗の原因になります。
その3:受け身の姿勢
受け身の姿勢であることも、未経験からプログラマーへの転職で失敗する理由のひとつに挙げられます。
未経験可の求人を出している企業の多くは、研修制度がしっかりしています。そのため、入社してから教わるという姿勢の方が多くいます。未経験とは業界での実務経験がないということです。プログラミングの知識を全く持たずに転職すると失敗します。
その4:コミュニケーションスキルの不足
コミュニケーションスキルが不足していることも、未経験からプログラマーへの転職での失敗の理由です。
プログラマーは、パソコンに向かって一人で作業するというイメージを持っている方も多いかもしれません。しかし、プログラマーはシステムエンジニアなどのプロジェクトメンバーと密にコミュニケーションを取りながら仕事をしていきます。
その5:年齢による失敗
未経験からプログラマーへの転職では、年齢による失敗もあります。
インターネットで、プログラマーへの転職について検索すると、多くのサイトで28歳までが転職の年齢と出てきます。
28歳を超えたからといって、未経験でプログラマーへの転職ができないわけではありません。
しかし、IT業界では、業界や技術の進化や発展により、新しい言語や技術を常に取得する必要があります。また、プログラマーは、システム開発のスケジュールによって残業が多くなる時期があり、体力も必要になります。このような理由から、企業側は吸収力が高く体力のある若い年齢の方を採用する傾向にあります。
年齢に不安がある方は、これまでの経験からプログラマーとして活かせるものは何かしっかりと整理しましょう。
未経験からプログラマーへの転職を成功させる方法
未経験からプログラマーへの転職を成功させるために、以下の5つの方法を実践しましょう。
転職を成功させる方法1:業界・企業分析をする
未経験からプログラマーへの転職を成功させるには、まず、業界・企業分析を行う必要があります。
どんな分野の企業でこれからどう発展していくのか
雇用形態や給与形態はどうなっているのか
しっかりと分析し、自分のプログラマーとしてのキャリアプランと重ね合わせることが大切です。
転職を成功させる方法2:自己分析をする
次に、自己分析をしっかりすることが、未経験からプログラマーへの転職を成功させる方法のひとつです。
プログラマーは
- チームでシステム開発していくための「チームプレイ」「コミュニケーションスキル」
- プログラムを構築するための「ロジカルシンキング」
- 新たな技術を身につける「向上心」「積極性」
- システム開発スケジュールに対応できる「体力」「精神力」
などが必要です。
これまでの経験から、プログラマーとして活かせるものを分析しましょう。
転職を成功させる方法3:転職する前にプログラミングを学ぶ
未経験可といってもプログラミングの知識があることは大切なポイントです。
転職前に、土日や平日に開催しているプログラミングスクールやオンラインのプログラミングスクールなどでプログラミング言語や知識を身につけましょう。
転職を成功させる方法4:ポートフォリオを作る
ポートフォリオ(作品集)を作成することも、未経験からプログラマーへの転職を成功させる方法のひとつです。
プログラミングを学び作品を作りましょう。面接時にポートフォリオを提出することで、プログラミングの知識やスキルを具体的にアピールすることができます。
転職を成功させる方法5:転職エージェントを利用する
未経験からプログラマーへの転職を成功させる方法の5つ目は、転職エージェントを利用することです。
転職エージェントを利用することで、求人情報やホームページではわからない企業情報を聞ける可能性が高くなります。また、自己分析や書類、面接についてのアドバイスをもらえます。さらに、自分に合った非公開求人を紹介してもらえる可能性もありますので、転職を成功させられる確率が高くなります。
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まとめ
IT技術に触れない日はない現在、プログラマーの需要は非常に高く、未経験可の求人も多くあります。
未経験でプログラマーへの転職を成功させるには、事前に企業や自己の分析をしっかり行うこと、プログラミングの知識を身につけることが大切です。