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海外の転職でブランクがあると不利になるのか?

更新日:2023.3.25

国内での転職活動中にブランクについて聞かれたり、ブランクがあると転職が不利になるという話を聞いたりしたことがあるのではないでしょうか。

「これから海外で転職をしたいと考えているけど、海外ではどのくらいの期間のブランクが不利になるのだろう」と不安に思っている方もいるでしょう。

当記事では、海外で転職をする際に、ブランクがどの程度不利になるのか、日本での転職でブランクについてなぜ問われるのか、海外ではについて聞かれるのかについてお話していきます。

 

日本での転職でブランクが問われるのはなぜ?

日本で転職活動をされたことがある方の中には、面接などでブランク期間について質問された方もいるでしょう。

また、新卒採用の際に、「浪人期間について聞かれた」「卒業後すぐに就職しなかったためその期間について聞かれた」という経験をお持ちの方もいるでしょう。

日本では、進学や就職をスムーズに行うことがよしとされる傾向にあります。

そのため、日本国内での転職の際、ブランクは採用担当者に良い印象を与えないことが多々あります。

というのも、採用担当者はブランクがあるということを

  • なかなか就職できないということは、能力やスキルが低いのでは?
  • 働く意欲があまりないのでは?
  • 無計画に退職したのでは?
  • 能力やスキルが衰えているのでは?

というように捉えることがあるからです。

採用担当者は、上記のような懸念を払拭するために、ブランクについて質問します。

日本で転職をする際、ブランクが気になるのであれば、「なぜブランクができたのか」その理由と期間中の活動についてしっかりと説明する準備が必要になります。

 

海外の転職でもブランクについて聞かれるのか?

日本国内での転職で、ブランクについて質問される理由はご理解いただけたのではないでしょうか。

では、海外の転職ではどうなのでしょう?

日本と同じようにブランクについて聞かれるのでしょうか?

結論から言うと、アメリカやカナダ、オーストラリアなどでは、ブランクについて面接で質問されることはあまりありません。

海外では、現地の人だけでなく、移民、海外からの赴任者など多国籍の人たちが仕事をしています。

家族での移住や赴任でブランクができたり、結婚や妊娠、子育て、介護など人生のステージ変化でブランクができたりすることは当然だと考えられています。

アメリカやカナダなど国によっては、結婚や出産、子供の有無などについて聞くことは、セクシャルハラスメントになりますので、面接などで聞かれることはありません。

ただし、海外の日系企業に転職する際には、ブランクについて聞かれることはよくあります。

海外の日系企業に転職を考えているのであれば、日本国内での転職活動同様、

「なぜブランクがあるのか」

「ブランク期間はどのように過ごしていたのか」

しっかりと答えられるように準備をする必要があります。

 

海外の転職で求職者に求められる3つのこと

海外の転職でブランク期間について聞かれることはあまりありませんが、

  • 職歴2年、ブランク2年
  • 技術職10年、ブランク8年

など、場合によってはブランクが不利になることもあります。

同職種での転職希望の場合、

職歴が2年だけでブランクが2年あると、応募ポジションで仕事をしていくことができるか疑問を持たれる可能性があります。

また、技術職の場合、技術も変化していきますので、長く仕事から離れているとアピールとしては弱くなる可能性があります。

というのも、海外では転職者に対して

  • 即戦力
  • スキル
  • 経験

を求めているからです。

これには、どのような理由があるのでしょうか。代表的な3つの理由を見てみましょう。

即戦力

まず、海外で求職者に求められていることは、即戦力になる人材かどうかです。

海外の企業では、日本国内の企業と違って、転職後にしっかりとした研修制度などの人材育成をするところはほとんどありません。

入社後すぐに活躍できる人材を、必要なポジションに採用していくため、採用担当者は即戦力になるかを書類や面接で見極めていきます。

「職歴2年、ブランク2年」「技術職10年、ブランク8年」といった経歴の場合、即戦力にならないのでは?

と採用担当者に思われてしまう可能性があります。

  • 前職、現職に携わる中で、応募ポジションで即戦力として活かせるものは何か
  • ブランク期間中に行ったことで、応募ポジションで即戦力として活かせるものはあるか

しっかりと振り返ることが大切になります。

経験

転職者に求められていることの2つ目は、経験です。

転職者がこれまでどのような経験をしてきたのか、その中でどのような結果を出してきたの、それを応募ポジションでどう活かすのかを採用担当者は確認しています。

仕事内容だけではなく、「どのような立場で、何を成し遂げたのか」「その経験を応募ポジションでどう活かすのか」しっかりと伝える必要があります。

短い職歴の場合、応募ポジションで活かせる経験を積んでいないのではと、採用担当者に印象づけてしまう可能性があります。

海外の面接で定番の質問の中に、

  • これまで困難だったこと
  • 挫折
  • 弱み

というものがあります。

これまでの仕事の経験を元に、こういった定番の質問に対する回答を、事前にしっかり準備することが大切です。

スキル

転職者に求めていることの3つ目は、スキルです。

採用担当者は、転職者の持っているスキルが、入社後すぐに応募ポジションで活かせるものなのかを確認しています。

基本的な知識やスキルがあればよいというポジションではなく、例えば技術者としてすぐに現場で活躍する人材を求めている場合、技術者としての職歴があっても、例えば8年など長い期間のブランクがあると、最新の技術についての知識やスキルがないのではと思われる可能性があります。

ブランク期間に勉強をしていたなど技術の維持を続けていたのであれば、しっかり伝えることが大切です。

 

ブランクに悩んでいるなら転職エージェントに相談しよう

海外で転職する際、ブランクについて質問されることは、あまりありません。

ただし、海外の日系企業に転職をする場合や、職歴が短かったりブランクが長かったりすると、ブランクについて質問されたり不利になったりすることがあります。

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でも、自分のブランクに不安がある・・・

という方も少なくないでしょう。

そんなブランクに悩んでいる方には、転職エージェントに相談することをおすすめします。

転職エージェントに相談することで、ご自身のブランクが不利になるかどうかを確認できたり、ブランクがあっても問題ないスキルや経験を見つけ出せたり、ブランク中に行ったことでアピールできることを見つけられたりします。

 

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