海外留学を活かした転職。仕事を通して見つけた自分の軸に沿った生き方とは?(中田雄一郎さんのストーリー)
→ベンチャー企業という新しい枠組みの中で感じた難しさ。
プライベートとの両立を図るために
Q.カンタクロームでは、新しい環境の中で積極的に動くことが必要となってきたとのことですが、仕事はどうでしたか?
カンタクロームでは、製品のマニュアルなどを一つ一つ読み込んでいって、わからないところがあったら上司に随時聞いたり、
『自らわからないところを追求していく姿勢』が必要とされていた仕事であったと思います。
それに加えて、カンタクロームは新しい組織なので、会計などの事務の部分で苦労することもあったりとか…。
Q.新しい仕組みを作っていくということの苦労を経験されたんですね。
はい。会社を設立してすぐだったこともあって人数が少なかったうえに、依頼がどんどん入ってきたりとかで、正直上手く回っていなかったですね。
「確認をしないと先に進むことができないことなどが非効率だったな。」
「誰にもできるようにマニュアル化をすることができれば、もっと楽に仕事ができたのかな。」
と、今なら思いますが…。
Q.そういった苦労はベンチャー企業ならではかもしれないですね。「英語力を買われて採用されたかもしれない。」とのお話でしたが、実際の業務で英語が活躍したのはどんな場面でしたか?
製品マニュアルは、すべて英語で書かれていたため、自分が学んだ英語力は日々役に立っていたことは感じます。
また、フロリダにて研修があり研修中は全部英語でした。現地の職員と問題なくコミュニケーションをとることができたのも、英語力があったおかげだと感じています。
Q.カンタクロームで勤務された後は、国立天文台での研究員へ転職されたとのことでしたが転職の理由は何だったんでしょうか?
カンタクロームで勤務していた時期に、映画製作のワークショップに参加していて、そこで脚本など創作活動をもっとやっていきたいと感じるようになりました。
対して当時勤めていたカンタクロームは、従業員数が限られていたこともあり残業などが多かったんです。
そのため、
「自分の創作活動のために時間をもっと割くことができるライフスタイルにしたい」
と思って転職を決意しました。
現在では映像にもかなり力を入れていて、昨年夏に監督脚本制作主演で自主製作した短編「Goodbye my son」が今年のカンヌ映画祭のshortfilm cornerに世界各国の2000点の作品の一つとして選ばれました。
5月より映画祭の開幕に伴い映画祭のサイトから世界中のバイヤーに向けオンライン上映されます。
Q.映像にも力を注ぐことができる生活に転職で変化させることができたんですね!最後に読者へとメッセージをお願いします!
社会的な物差しでなくあなたの物差しで行動基準を判断しましょう。その絶対的な価値観はあなたにしか測れないことを忘れないで。
自由な道には常に責任が伴いますが、あなた以外の他人は親であれ友人であれ上司であれどんなに親身なことを言ってくれても一切あなたの人生に責任を負うことはできません。
だからこそ1生に1度しかない人生で、そのハンドルを自分の手にかけ己の人生として走り出してください!
インタビュイーの中田さんからお知らせ
Beyond Border 今回は私の転職経験のインタビュー記事を最後までお読みください
映画がカンヌで上映されました。
http://sub.festival-cannes.fr/SfcCatalogue/MovieDetail/2eb4d142-0385-4141-b103-7df98b136195
また、現在、クラウドファンディングを行っております。
https://camp-fire.jp/projects/view/71717
是非、ご支援お願いいたします。
担当者(インタビュアー)からの一言
Beyond Border 転職カウンセラー
宮城島啓太(みやぎしまけいた)
ほんとうに自分がやりたいことは何か、中田さんの転職ヒストリーには、常にその思いが根底にあります。周囲の声や価値観に流されていては、自分がほんとうに仕事に求めることは何か、わからないかもしれません。中田さんの例をみてもわかるように、ブレない自分軸があることは、転職にも有利に働きます。まずは、仕事に対する思い、人生に対する思いをじっくり考えてみるのも転職を成功に導くポイント。海外経験者専門の転職エージェントBeyond Borderの無料カウンセリングでは、皆さまの思いに真剣に向き合い最良な案件を紹介出来るよう心がけております。