
【大学職員へ転職する時、英語力は必要?】求められるスキルやその対策とは
近年、日本の大学では文部科学省の施策の一環として外国人留学生の受け入れや海外大学との提携が拡大しているのをご存じですか?
そのため、大学職員の職種では国際交流業務や研究支援など、英語力が求められる職種もあります。
この記事では、なぜ大学職員に英語力が求められているのか、求められるスキルや英語力を向上させるための対策をお伝えします。
目次
大学職員にも英語力が求められる理由
以前は大学でも特定の職員に英語力が必要とされていましたが、現在は一部の一般職員にも英語力が求められるケースが増えています。
なぜ一般職員にも英語力が求められるようになったのでしょうか。
大学の国際化による海外との連携強化
近年、文部科学省の施策により、多くの大学が海外の大学や研究機関との提携を進め、国際的な共同研究や交換留学プログラムを実施しています。
そのため、国際業務を担当する職員には、英語でのメール対応、契約書の確認、国際会議の運営などの業務が求められるため、一定の英語スキルが必要です。
留学生対応の必要性の増加
外国人留学生の受け入れがコロナ禍による一時的な減少を経て、回復傾向にあります。
これに伴い、学生窓口や履修相談、生活支援などの場面で英語を使う機会も増え、留学生のサポート業務を円滑に進めるために、英語力が重要視されています。
大学職員の主な業務
ここでは、大学での英語を使った業務の一例をご紹介します。
部署によっては、日常的に英語がなければ務まらない部署もあるので、英語力を生かした仕事を探している人にとっては、魅力的な内容です。
国際担当
海外表敬訪問
海外からのお客様に対応する仕事です。
海外からの訪問希望があった場合、日程調整や施設案内、必要な連絡を行いますが、宿泊や航空券の手配は、訪問者が行う場合もあります。
海外大学の提携
海外の大学との提携に関する仕事です。
海外大学との提携では、国際交流課が初期対応を行い、交流協定の作成は法務部門と連携して進めます。
国際会議
国際会議を開催する際の仕事で、招待客のロジ手配や通訳者の手配、会議当日の対応などがあります。
大学によっては国をまたいだ複数の大学間のコンソーシアム(共同事業)に加入している場合、事務局や、オンライン会議の対応もあります。
留学生担当
留学生を担当する場合、日本人学生と同じように奨学金や履修登録の相談など、英語でのやりとりが必要です。
また、メンタル面での相談は専門のカウンセラーへ、通学上の相談や就職の相談は担当の教官へ連絡が必要になるので、橋渡し的な役割が求められます。
研究支援
国際的な共同研究事業の推進
共同研究の推進には、研究費の獲得支援や経費管理、海外研究者との連絡が含まれます。
契約業務は法務部門と連携することが一般的ですが、研究成果を国内外に発信する場合もあります。
知的財産権
大学で保有している知的財産権を管理する担当は、教員から提出された発明届を元に、国内・外国での権利化を目指します。
海外で特許を取得する場合は、学内の教員や共同出願人、特許事務所との連絡を英語で行う必要があります。
人事
外国人教員を採用するとき、人事手続きの説明や社会保険・給与関係の説明を英語で行う必要があります。
雇用契約書はひな型があるので作る必要はありませんが、ある程度内容を理解できる英文読解力は必要です。
大学職員に求められる英語スキル
国際交流や研究支援の業務では、英文メールや公的な書類を作成します。
そのため、文法ミスをできるだけ減らし、分かりやすい文章を書けるスキルが必要です。
また、外国人教員や留学生とのやり取りが発生するので、日常的な英会話スキルや電話対応の能力があると、業務をスムーズに進めることができます。
英語力を向上させるための対策
それでは、大学職員を目指して英語力を高めたい場合、どのような方法がおすすめでしょうか?
TOEICのスコアアップを目指す
TOEICは、企業の採用試験やビジネス英語の指標として広く用いられていますが、大学ではTOEFLやIELTSが求められる場合もあります。
TOEIC L&R(リスニング&リーディング)はスピーキングやライティングを含まないため、比較的受験しやすい試験として選ばれることが多いです。
転職活動前にスコアアップを目指し、履歴書に記載できるレベル(600〜800点)を目標にして計画し、学ぶとよいでしょう。
洋書や洋画、海外ドラマで英語の表現やリスニング力を磨く
リスニング力の向上には洋書や洋画、海外ドラマが効果的ですが、スピーキング力を向上させるには、実際に英語を話す機会を増やすことが重要です。
特に、コメディやホームドラマなど、日常的なシチュエーションを取り入れたものは、自然な英語のフレーズや会話の流れを学びやすいでしょう。
オンラインのリソースやアプリを活用する
さまざまなオンラインのリソースやアプリを活用すると、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング力の向上につながります。
また、オンラインレッスンにはさまざまな形式があり、自分の学習スタイルに合ったものを選ぶと効果的にスピーキング力を向上できます。
まとめ 大学職員への転職で迷ったときは、転職エージェントに相談してみよう!
ここまで、大学職員に求められている英語力や英語力を向上させるための対策をお伝えしてきました。
「自分でもいろいろ調べてみたけれど、やっぱり転職のプロに相談にのってもらいたい!」
そのような方は、ぜひ転職エージェントの利用をおすすめします。
とくに海外経験者におすすめの転職エージェントは、「The Beyond Border(ビヨンドボーダー)」です。
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