転職活動の履歴書はどうやって書く?人事に伝わる志望動機書の書き方解説
転職時の志望動機書の書き方。人事が評価する履歴書とは
こんにちは、海外留学経験者専門の転職エージェントBeyond Border広報部です。
転職活動の大きな関門の1つとして存在する『書類審査』。
履歴書やES(エントリーシート)を提出する書類審査は、企業に対して行う最初のアピールポイントであり、提出した書類をベースとして面接も行われるため、しっかりと準備する必要があります。
しかし、長年履歴書を書いていないと
「一体どこから手を付けていいのかわからない…。」
「採用につながるESの書き方って?」
と、悩んでしまうこともきっとありますよね。
今回はそんな方のために、
- 書類審査で人事が選ぶ人とはどんな人?
- 志望動機を上手に伝えるために
- 留学経験は書類でどう伝える?
ということをお伝えします!
目次
転職活動に必要な提出書類ってなに?
そもそも、転職活動の際に提出が必要な書類は何なのか?というところから説明をしたいと思います。
転職活動を始めるにあたってまず用意しておきたいのは、
- 職務履歴書
- 志望動機書
の2つです。
また、これに加えて外資系の企業では『英文履歴書』の提出を求められることもあります。
そのため、外資系企業も視野に入れている方はあらかじめ英文履歴書も用意しておき、応募先の企業に合わせて臨機応変に対応できるようにしましょう。
英文履歴書の書き方は以前のこちらの記事でもご紹介していますので参考にしてみてくださいね。(https://beyond-border.me/columns/knowhow20170516/ )
もちろんこれまでの経歴を記した職務履歴書は書類審査を通過するポイントとなりますが、それと同じくらい人事担当者は志望動機書に注目をしているそうです。
そのため、応募先企業に対する熱意を伝えるには、志望動機書の書き方も重要となってくるのです。
経歴に少し不安の残る方でも、志望動機書で上手に逆転することもできるかもしれません。
志望動機を書くときは企業研究が大事。
ネットや書籍で見つけることができるような定型文を書いても人事担当者の目に留まるような書類になりません。
志望動機を提出書類に上手く反映させて採用につながるようにするためにはどんなことが必要なのでしょうか?
志望動機書を書く際は、
「会社に対してどのようなことで自分が貢献できるのか?」
「会社を通してどんなことを達成していくことを目標としているのか?」
ということを自分の経歴を上手に含ませながら履歴書に書くことを意識しましょう。
そのために必要となるのはしっかりとした『企業研究』です。
企業の業界内の立ち位置や、その企業や業界が抱えている問題などを深く研究することで、
自分の経歴がどんなことに役立つことができるか説明をしやすくなるだけでなく、仕事に対しての意欲のアピールへとつなげることができます。
また、読んでいる相手にとって想像がつきやすいように、書類にはなるべく具体的に書くことも意識しましょう。
例えば、志望動機として『企業の理念に共感した』といったことを伝えたい場合でも
「理念の中でもどういった箇所が響いたのか?」
「自分のどんな経験や体験が理念に共感していることを裏付けできるか?」
といったことを説明がつくように具体的に書くようにしましょう。
以前Beyond Borderの転職者インタビューに協力してくださった転職経験者の方は、
異業種への転職に対する本気度を人事に伝えるために、次の職種で必要となるような資格を先に取得しておいたそうです。
資格を取得しておくことで、自分のスキルをアピールするだけでなく仕事へ意欲をアピールすることにつなげることができました。
もし、異業種への転職を考えている方は転職先の職種で使用しそうな資格の取得を考えても良いかもしれないですね。
インタビューはこちら(https://beyond-border.me/interviews/2018030811/)から読むことができます。
会社に合った人材であることも採用のポイント
『会社のカルチャーに合う人かどうか』は人事担当者が中途採用において人材を選ぶ上で大きくポイントとなることも多いようです。
そのため、ファーストコンタクトとなる書類審査からも会社の風習やあり方に見合った人材であることのアピールが必要となるでしょう。
求人票には、求めている人材のタイプが細かく記されている場合もありますが、反対に情報があまり詳しく書いていないものもあります。
そういった場合は企業ホームページから理念や方針などをチェックすることによって、
どんなタイプの人材が求められていて、
どんな方が実際にその企業で働いているのか?
を感じとることができるでしょう。
例えば、採用ページに「日本だけでなく世界の市場で挑戦している会社です。」といった記載があるのならば、
「チャレンジ精神をもった人材」や「新しいことに取り組んでいく姿勢がある人材」
が採用において有利に働くことが多いでしょう。
自分の経験の中で、企業イメージに合った経歴を中心的にアピールすることも良いかもしれません。
また、企業ホームページにあまり情報が載っていない場合や、さらに踏み込んだ情報が欲しいという場合は、実際にその企業で働く方へのインタビューやブログ記事などをもとに会社がどういったカルチャーを持っているか考えてみるのも良いでしょう。
以前Beyond Borderのインタビューにご協力してくださった転職経験者の方は、エージェントを利用してよかった点として、
『会社の採用システムやカルチャーに沿ったアドバイスをもらったこと』
を挙げてくださいました。
エージェントによっては、採用担当者と長年の付き合いであることも多く、どんな採用方式かといった実務的な内容だけでなく、どういったタイプの人が採用されやすいか、などを採用担当者のことを考慮しながらアドバイスをしていることも多いです。
そのため、会社のカルチャーにあった転職活動の戦略を立てることも可能なのです。
留学経験者であることを書類審査で活かすには?
留学経験がある読者の皆さんは、語学力を仕事へ活かそうと考える方も多いのではないでしょうか?
書類の中で語学力の有無は、資格だけでなく留学経験からも人事担当者は評価しているようです。
Beyond Borderのインタビューに答えてくださった留学経験者の方々は、面接で語学力に関しては特に聞かれなかったと回答した方が多くいらっしゃいました。
留学経験がある、ということだけでも大きく語学力のアピールにつながるようです。
また、語学力だけでなく、留学経験者には『バイタリティーがあること』を企業側が期待していることも多いです。
バイタリティーがあるというのは、仕事に対して情熱があるといったことに限らず『へこたれない』や『簡単にあきらめない』といった精神を指します。
初めてのことばかりの留学生活の中では、たくさん苦労をしたという方も多いのではないでしょうか?
苦労をどうやって乗り越えたか、という話を志望動機と絡めて具体的に志望動機書に書くことができたら留学生活がもっと転職活動の中で活かしていくことができるでしょう。
採用につながる書類で転職を成功させよう!
今回は採用につなげるための書類審査についてご紹介しました。
履歴書や志望動機書でも、単純に自分の経歴や感じたことを書くのではなくて、応募先の企業に合わせて自分のアピール方法を臨機応変に変えていくことも必要です。
そのために、相手の企業についてしっかりと研究をし、
- 自分の経歴と重なる部分
- 自分の考え方や価値観と重なる部分
を書類審査から人事担当者に伝わる様に書くようにしましょう!