【初めてでもできる!】留学経験者のための転職活動時の英文履歴書・レジュメの書き方
目次
転職活動で英文履歴書が必要になったら?
海外留学経験者専門の転職エージェントThe Beyond Border広報部です。
今回のテーマは、“はじめての英文履歴書の書き方”。
転職活動中の海外留学経験者の中には、外資系企業への転職を希望する方も多いのではないでしょうか?
日系企業への転職と違い、外資への転職の際に求められるのが、英文履歴書(レジュメ)です。
留学経験はあっても、海外で就労経験のある人は多くはありません。
「海外や外資系では働いたことがない」
「海外でインターンシップをしたときは、レジュメは求められなかった」など、実際には英語で履歴書を書いた経験がない方も多いでしょう。
そこで今回は、”はじめての英文履歴書の作り方”と”採用される書き方のコツ”をお届けします。
英文履歴書とは?まずはテンプレートをダウンロード!
英文履歴書は、CVやResume(レジュメ)とも呼ばれることがあります。
CVとは、”Curriculum Vitae(カリキュラム・ヴァイティー)”の略。
正確には長さの違いなどがあるようですが、基本的にはどの呼び方でも同じと思ってもらって構いません。
しかし、「日本語の履歴書を英訳すれば良いじゃない!」と思ったら大間違い。
ポイントとなるのは、英文履歴書では日本の履歴書のように決まったフォーマットがないこと。基本的に記載方法は自由です。
とはいえ「形式自由」がいちばん困りますよね。
一般的にはどのようなスタイルで書かれているのでしょうか。
ビヨンドボーダーではCVを書くコツやサンプル、Word形式のテンプレートを用意しています。是非ご活用ください。
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履歴書は英語と日本語で両方用意した方がいいの?
第二回転職セミナー「様々な背景を持つ7名の実体験から学ぶ!!キャリア形成における留学経験の活用法(座談会形式)」の様子
実際に書き方に入る前に、よくある質問に答えます。
「英文履歴書があれば、日本語の履歴書はいらないのか?」
結論から言うと、「日本語の履歴書」と「英文履歴書(CV・レジュメ)」はどちらも用意した方が良いでしょう。
なぜなら、外資系企業であっても、日本語の履歴書を送るケースがあるからです。
また、転職活動をしながら日系企業を視野に入れることももちろんあるでしょう。
一般的に転職活動の際には、日本語の履歴書、英文履歴書、そして職務経歴書の3点を用意するのがオーソドックス。外資系を目指す方はこの3つを準備しましょう。
また、書類選考で英文履歴書が不要でも、面接が英語ということもあり得ます。
レジュメを作成しながら、自分の経歴や自己分析、スキルなどを英語で説明できるようにしておくことで、面接で突然英語に切り替えられたとしても、淀みなく答えられるようになります。
この準備の差は大きく出ることでしょう。
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【英文履歴書の書き方のコツ①】企業に合わせて内容を変える
転職経験者インタビューに出演してくださった外資系企業に勤務中の宇野成美さん(インタビュー中)。
サンプルやテンプレートを使ってベースとなるレジュメができたら、各志望企業の募集要項や情報を確認しましょう。
そして、どのような人材が求められているかを考慮しながら自分をその像に当てはめ、アピールしていきます。
こちらは、「留学経験者の強み「環境適応力」を武器にスピード転職に成功!3週間で4社に内定した宇野成美さんのストーリー。」に登場いただいた宇野成美さんが実際に転職活動に実践された方法です。
企業によって、求める人材は大きく異なるもの。
あなたの能力は、強みにもなり、弱みにもなってしまうかもしれません。
そこで大事なのは、見せ方。
あなたのアピールポイントが“積極性”と”外国人とのコミュニケーション能力”だとすると、「この企業に見せたいのはどちらか」ということ。
例えばあなたが応募した職種では、チームプロジェクトや海外取引でのネゴシエーションが多く、”外国人とのコミュニケーション能力”が必要が強く求められている場合、「レジュメ上では、積極性よりも、コミュニケーション能力にまつわるエピソードなどを強くアピールした方が採用の可能性は高くなるでしょう。
また、留学経験者の場合は英語が使えることが1つの武器となりますが、「英語で何ができるのか?」がより大切なポイントになります。
「自分の英語力が、その企業にどう活きるか」をしっかりとレジュメに記載するようにしましょう。
もちろん、企業によって自分をアピールポイントを変えるだけでなく、「自分のどのような強みを活かして働いていきたいのか?」をクリアに記載することも忘れずに!
【英文履歴書の書き方のコツ②】添削を受ける
英文履歴書を作り上げたときに大事なのが、添削を受けること。
新卒での就職活動のとき、人に見てもらった経験はありませんか?
第三者に自分の書いたものを見てもらうことは、自分では見つけられないミスや、独りよがりになってしまって伝わりにくい表現を発見するために非常に重要です。
特に、英語で履歴書を書き上げたとしたら、添削の目的は2つ。
英語のチェックと、内容のチェックです。
はじめに英語の添削についてですが、客観的に英文を見てもらうことで文法的なミスをチェックしてもらうことと、ネイティブに伝わる表現の確認をしてもらうことが重要です。
留学経験のある人は、英語力については自信がある人が多いと思います。しかし実は、以下のようなことも少なくありません。
- ネイティブにとって違和感のある表現を多く使っている
- 同じ単語や表現でも伝わり方が弱い、悪い印象を与えてしまう
あなたも留学中に「もっと自然な表現はないかな」と模索した覚えはありませんか?
身近な例を一つ挙げてみます。
受付で使ってしまいそうな”Sit down, please”は、ネイティブには「(うろうろしていないで)着席して!」のように聞こえてしまっています。正しくは “Please take (have) a seat.”
レジュメの中にこのような表現が混ざってしまっていては恥ずかしいですよね。
ケアレスミスはもちろん、ニュアンスの違いで言いたいことが伝わらないのは非常にもったいないので、応募前にしっかり対策しておきましょう!
内容の添削に関しては、上記のように
- 企業が求めていること
- 自分にできること(強み)
を、企業に合わせて書けているか、力強くアピールできているかを客観的に見てもらうことが大切です。
英文履歴書の添削は誰に受ければよいのか?
あなたがまだ留学中であれば、現地の大学のキャリアセンターで丁寧に指導してくれることもありますが、転職の場合はそれは難しいところですよね。
多くの転職希望者の場合、添削指導を受けるのは
- 転職経験者(友人など)
- 転職エージェント(カウンセラー)
のどちらかのパターン。
転職経験者の方に添削を受けるメリットは、やはり、友人として相談できる気軽さと、過去に自分がどのようなレジュメを書いて転職に成功したかを教えてもらえること。
そしてエージェントのカウンセラーに添削を受けるメリットは、豊富な経験とプロの目からあなたの魅力を引き出してくれることと言えるでしょう。
できることなら両方に依頼をし、応募前に形式や内容のブラッシュアップをして挑みましょう。
The Beyond Borderの無料転職カウンセリングでは、留学経験者ならではの強みを活かした英文履歴書の作成方法を無料でお教えしています。
転職を志望する海外滞在経験者の方、応募する前にぜひご活用ください。