【転職】面接で英語力について質問された時の答え方
転職活動、面接に挑んだら英語力を聞かれたという方もいるのではないでしょうか。
もしくは外資系企業ではないから、英語力は聞かれないだろうと思っている方もいるでしょう。
日系企業、外資系企業に関わらず、「海外と取引をしている」「今後、海外との取引を視野に入れている」という企業は多くありますし、公用語を英語としている企業も増えてきました。
英語面接でなくても、英語力ついて質問されることがあります。
当記事では、英語力についてどのような質問をされるのか、どうやって回答するのか、例文と共に解説していきます。
目次
英語力を確認する質問3例
英語力を確認する質問には、どのようなものがあるのでしょうか。
代表的な3つの質問をご紹介します。
あなたの英語力について教えてください
1つ目は、「あなたの英語力について教えてください」という質問です。
この質問では、英語力全般について聞かれていますので、総合的に回答することも、得意な点に絞って回答することも可能です。
募集要項などに、必要な英語スキル(英語でのメールのやり取りなど)が記載されているようでしたら、それに沿った英語力のアピールをしましょう。
TOEICやTOFEL、英検などのスコアを持っている方は、スコアを伝えるとよいでしょう。
具体的な数字を伝えることで、面接官がどの程度の英語力があるのかイメージすることができます。
とは言え、「TOEIC700点です」とスコアだけ伝えては、面接官に英語力についてアピールできません。
現職や前職、海外経験などで、自分の英語力を活かして何ができたのかなど、具体的な例を伝えることが大切です。
面接官は、具体的な例から、「入社後に必要な英語力を持っている人材か」を確認することができます。
英語は話せますか
2つ目は、「英語は話せますか」という質問のように、スピーキング力やリーディング力など、特定のポイントに絞ったものです。
この質問では、実際に仕事で使う英語力の有無を聞いていることが多いです。
「英語は話せます」「意思の疎通程度なら可能です」とだけ伝えては、実際にどの程度の能力なのか面接官はイメージできません。
英語を話せますかと聞かれたのなら、自分のレベルを伝えるだけでなく、実際の仕事や海外経験のどのような場面で英語を使用し、何をしたのか、結果どうなったのか、を伝えることが大切です。
具体的な状況を伝えることで、面接官はより正確に英語力を把握でき、入社後に即戦力になる人材かイメージすることができます。
英語で自己紹介をしてください
3つ目は、「英語で自己紹介をしてください」という質問です。
英語で自己紹介をしますので、実際の英語力が面接官に伝わります。
すらすらとネイティブのように話す必要はありません。
大切なのは、自己紹介の内容です。
趣味や特技などを紹介しても構いませんが、面接官はどのような人物なのか、入社後に即戦力として活躍してくれるのかを見ています。
応募ポジションで活かせる能力やスキル、経験や実績を具体例と共に紹介することが大切です。
面接前にしっかりと準備し、何度も声に出して練習しましょう。
英語力についての質問にどう答える?回答3例
質問によって、
- どんな英語力を見られているのか
- 何をアピールするべきなのか
という部分を理解していただけたと思います。
では、英語力についての質問にどう答えたらよいのか、具体例を見ていきましょう。
英語力全般についての回答例
「あなたの英語力について教えてください」などの英語全般に対する質問には、総合的な回答と得意な点に絞った回答ができます。
回答例:総合的な回答
私の英語力は、交渉や提案ができるレベルです。前職で、海外の取引先企業と英語で仕事をする機会が何度かありました。オンラインミーティングや電話、メールでのやり取りの中で、取引先企業の問題点をしっかりと聞き、自社技術の中から何が役立つかを考え、提案することで、問題解決をしてきました。御社の海外営業として、私の英語力は活かせると自負しております。
回答例:得意な点に絞った回答
私のTOEICスコアは650です。アメリカの大学に2年間留学していました。電気工学を専攻していたので、関連する専門用語の英語の知識もあります。御社に入社した際には、海外とのメールのやりとりや、資料の理解に活かせると考えています。英語での交渉などの経験はありませんが、日常的なやり取りは問題なくできます。
具体的な英語力についての回答例
「英語は話せますか」など特定のポイントに絞った質問では、実際に応募ポジションで必要な能力があるかを確認されていることを意識して回答しましょう。
回答例:応募ポジションに外国人上司がいる
英語での日常的な会話や、相手の要求を理解し自分の意見を伝えることができます。海外大学に2年間留学していたので、日常会話には問題ありません。また、大学の授業では、プロジェクトを行う際、グループのメンバーや教授の指示を聞いたり、意見を伝えたりする経験をしてきました。御社に入社後も、外国人上司の英語での指示を把握し、意見を伝えることができると考えています。
英語力に自信がない場合の回答例
「英語力に自信がない」「アピールできるほどの英語力はない」という方も多いと思います。
英語を使う仕事ではないのに、英語力を聞かれて焦ったという人もいるでしょう。
自信がないからといって、「英語はできません」と答えては、面接官に良い印象は与えませんし、せっかくのアピールチャンスを台無しにしてしまいます。
英語に自信がない、英語は苦手だという方も前向きなアピールをしましょう。
これまで、もしくは現在、英語を学んでいるのであれば、そのことを伝えるとよいでしょう。
また、英語以外の語学について触れることも可能です。
回答例:英語に自信はないけど、前向きなアピール
学業での経験から、英語の読み書き程度は問題ありません。これまで仕事の中で英語を使用することがなかったので、ビジネスでの英語力には少し自信がありません。御社では、海外の企業様とのお取引もあり、入社後に英語を使うことが必要だと理解しております。現在は、英会話スクールに通って英語力を高める努力をしております。今後はビジネスコースに切り替え、実際の仕事で役立つ英語力を身につける所存です。
回答例:前向きなアピールと共に他言語のアピール
私の英語力は大学入試レベルの読み書きができる程度です。私は、台湾の大学に留学しておりました。留学にあたって、中国語の勉強に力を入れ、現在では、読み書きはもちろん会話や議論も問題なくこなせます。この経験で得た、外国語の取得能力を活かし、今後は交渉などもできる英語力を身につけていきます。
英語での自己紹介でどうやって英語力をアピールする?例文付き
外資系企業や英語が必要な企業や職種では、英語面接ではなくても「英語で自己紹介してください」という質問をすることがあります。
事前に準備をしていないと、全く言葉が出てこないということになりかねません。
自己紹介、自己PR、志望動機など、面接でよくある質問は英語でも用意しておくとよいでしょう。
回答例:自己紹介
I had worked at the international sales department for 3 years. I have an ability to make presentations and to make proposals in English. In this company, I focused on proposing the most suitable product for customers from our product. By preparing easy-to-understand presentation materials and carefully answering customer questions and concerns, I got many contracts. I can take these strengths as your company’s international sales department.
※和訳
私は、海外営業部で3年間働いていました。私は、英語でのプレゼンテーション力と提案力があります。会社では、取扱製品の中から、お客様に最適な物を提案することに集中しました。わかりやすいプレゼンテーション資料を準備し、お客様の質問や疑問に丁寧に応えることで沢山の商談の成立を実現させました。御社の海外営業部で、この力を活かすことができます。
面接での英語力アピールの準備には転職エージェントがおすすめ
外資系企業、英語を使用する企業やポジションの面接に関わらす、英語力を聞かれることがあります。
自身の英語力をしっかりと面接官に理解してもらい、即戦力となる人物だと感じてもらうために、
- 自身の英語力がどの程度のものなのか
- これまでどのような場面で活かされてきたのか
- 入社後にどのような場面で英語力が発揮できるのか
を具体的にすることが必要です。
また、面接官の質問に英語での回答を求められたときのために、自己紹介や志望動機など、基本的な質問に英語で回答できるよう、事前にしっかりと準備することが大切です。
そのためにも、転職エージェントを利用することをおすすめします。転職エージェントを利用することで、より細かな面接対策が可能になります。
The Beyond Borderは、海外経験者、帰国子女、ハーフ専門の転職エージェントとして、国内だけでなく、海外で活躍したいという多くの方のサポートをしてきています。
面接での英語力のアピールの仕方はもちろん、面接のポイントなどの相談にも対応しています。
ビヨンドボーダーのプロのカウンセラーは全員海外経験者ですので、面接での英語力アピールはどのようにしたらよいのか、皆さんの経験や実績を伺うことで個々に合った的確なアドバイスができます。
また、英語での自己紹介作成などの手助けもできます。
弊社のカウンセラーは、海外経験者、帰国子女、ハーフ特有の悩みを理解し共感でき、そういった皆さんのご自身では気づかない何が強みになるのか、どんな企業が向いているのかなどにも的確なアドバイスができます。
面接を控えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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