転職の際、応募企業にうつ病であることを言うべきなのか?
転職活動中、応募企業に「うつ病であることを言うべきか」悩む方も少なくありません。うつ病はデリケートな問題ですし、応募企業に伝えた際にどのような影響を与えるか、心配になるのは当然です。
特に海外経験者の方にとって、海外ではレジュメに健康状態を記載することはほぼありませんが、日本の履歴書では健康状態の記載を求めるものもあり、戸惑うこともあるのではないでしょうか。
当記事では、転職の際、応募企業にうつ病であることを言うべきかどうかについて、メリット・デメリットを交えてお話しします。
目次
応募企業にうつ病であることを言うべきか判断する3つのポイント
うつ病であることを言うべきかどうかは、非常に個人的な選択です。ただし、前提として覚えておいていただきたいのは、うつ病に関わらず、「自分の症状に不安がない」「業務に支障がない」のであれば、病気の話をする必要はありません。
うつ病であることを言った方が良いかどうか、以下の3つのポイントを参考にし、ご自身にとって最適な選択をすることが重要です。
法律的な側面
1つ目のポイントは、法律的な側面です。日本では、採用の際に病歴や健康状態を理由に不当な差別をすることは違法とされています。
しかし、実際には、うつ病を告白することでネガティブな影響を受ける可能性も否定できません。企業によっては、病気やメンタルヘルスに対する理解が不足している場合があり、それが採用に影響を与えることもあります。
業務内容との関連性
ポイントの2つ目は、業務内容との関連性です。うつ病であることを言うべきかどうかを考える際、転職先の業務内容が自分の健康状態にどう影響するかを考えることが重要です。
例えば、過去の職場でストレスや業務量が原因でうつ病を発症した場合、転職先の業務内容や職場環境が同様のリスクを持っているかどうかを確認する必要があります。もし、その業務が自分にとってリスクが高いと感じる場合、事前に自分の状態を伝えることで、適切なサポートや配慮を受けられる可能性を考えてみましょう。
うつ病であることを言うタイミング
ポイントの3つ目は、うつ病であることを言うタイミングです。
面接時にうつ病であると言うことで、企業側に自分の状況を理解してもらい、適切な配慮を期待することができます。しかし、企業や面接官によっては、選考に不利になる印象を与える可能性も否定できません。
内定後に伝えることで、選考への影響を避けつつ、職場環境の調整をお願いすることができます。ただし、内定後に伝える場合、企業側から「なぜもっと早く伝えなかったのか」と疑念を持たれる可能性も否定できず、慎重な判断が必要です。
転職の際、応募企業にうつ病であることを言うメリットとデメリット
うつ病であることを応募企業に言うメリットとデメリットを見ていきましょう。
転職の際、応募企業にうつ病であることを言うメリット
- 職場の理解とサポートが得られる
採用前にうつ病を伝えることで、職場でのサポートや配慮を受けやすくなります。採用担当者や応募部署の担当者が、事前に適切な業務量や休暇の調整、ストレス管理に関する支援が受けられるよう配慮してくれる可能性があります。
- 職場環境の適応がスムーズになる
事前に自分の状態を伝えておくことで、転職後の職場環境に適応しやすくなったり、再発のリスクを低減できたりする可能性があります。
転職の際、応募企業にうつ病であることを言うデメリット
- 採用に影響を与える可能性
企業によっては、うつ病を抱える候補者に対して懸念を持ち、採用を見送ることも考えられます。これにより、希望する仕事を逃すリスクが伴います。
- 職場での偏見や誤解
メンタルヘルスに対する理解が不足している職場では、うつ病を持つことで不当な扱いを受ける可能性もあります。
うつ病であることを言う際の注意点
転職活動の際に、うつ病であることを応募企業に言うことを決めた場合、どのような点に注意したらよいのか見ていきましょう。
注意点1:ポジティブな面を強調する
注意点の1つ目は、ポジティブな面を強調することです。
特に面接の質問の中でうつ病であることを言う際には、単に病気のことを話すのではなく、それを乗り越えてきた自分の強さや、現在の状態をポジティブに捉えていることを伝えることが大切です。ポジティブな面を伝えることで、採用担当者が「転職後にどう働けるのか」イメージできたり、安心感を与えたりすることができます。
注意点2:必要なサポートは具体的に伝える
注意点の2つ目は、必要なサポートは具体的に伝えることです。
例えば、「月に1度、定期通院のために、早退させてほしい」など具体的な要望を伝えることで、企業側も対応しやすくなります。
転職の際、応募企業にうつ病であることを言うべきか迷ったら、転職エージェントに相談しよう
うつ病を含め、転職の際に応募企業に病気の話を積極的にする必要はありません。うつ病であることを言うべきかどうかは、非常に個人的な選択です。
法律的な側面や業務内容、タイミング、伝える際のポイントを考慮し、自分にとって最も適した選択をすることが大切です。
とは言え、
- 自分自身で判断しきれない
- 自分の応募する企業は、積極的にサポートしてくれる会社かわからない
など、うつ病であることを応募企業に言うべきか悩む方もいるでしょう。
特に、海外経験者の方の中には、日本の企業文化が全くわからず、どう選択すべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
そういった方には、転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントのプロのカウンセラーは、「うつ病の方などに対して手厚いサポートをしてくれる企業かどうか」という情報をもっている可能性もありますし、うつ病をどういう風に伝えたら採用担当者からの印象を良くするかのアドバイス、また、皆さんのお話を聞いて、うつ病について言うべきかどうかの判断のアドバイスもしてくれます。
中でも、海外経験者におすすめなのは、The Beyond Borderです。
ビヨンドボーダーは、海外経験者、帰国子女、ハーフ専門の転職エージェントとして、国内や海外で転職し活躍したいという多くの方のサポートをしてきています。海外とは違う日本の企業文化を熟知していますので、皆さんのお話を伺い、うつ病であることを言うべきかどうか、どう伝えるべきかなど、1人1人に合ったアドバイスをすることができます。
The Beyond Borderのプロのカウンセラーは全員海外経験者ですので、海外経験者、帰国子女、ハーフ特有の悩みを理解・共感し、うつ病について言うべきかどうかだけでなく、面接対策、自己分析や企業分析、書類作成、など、転職に関する様々なアドバイスができます。
うつ病について応募企業に言うべきかどうか悩んでいる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
ウェブサイトから簡単にカウンセリングの予約ができます。
すぐに相談したい、まずは話をしてみたいという方にはお電話での問い合わせも受け付けています。
【お問い合わせ 03-5050-2488】