
外資系企業の転職|面接でよく聞かれる質問と想定外な英語面接

外資系の英語面接で質問される事とは?想定外な質問もおさえて転職を成功させよう
外資系企業への転職で、面接の機会をいただけた方の中には、英語面接に対して不安を覚えている方もいるでしょう。
全ての外資系企業で英語の面接があるわけではありませんが、英語を使うポジションに応募した場合や公用語が英語である、同僚に外国人が多いという場合にはほとんどの企業で英語の面接があります。
また英語を使わないポジションであっても、海外本社や支社からのメールや電話は英語ですので、英語の面接が行われる可能性は十分有りえます。
日本語でも英語でも、面接は事前の準備は大変重要です。
面接で予想される質問や気をつけるべきことは、しっかりと頭の中に入れておきましょう。
目次
- 1 外資系企業の転職で面接時に気をつけること
- 1.1 事前に準備した回答をそのまま話さない
- 1.2 論理的かつ簡潔に話す
- 1.3 即戦力として活躍できる自分をアピールする
- 1.4 英語面接での注意点
- 1.5 外資系企業の転職で面接時によく聞かれる質問
- 1.6 「自己紹介をしてください」”Tell me about yourself.”
- 1.7 「長所はなんですか?」”What are your greatest strengths?”
- 1.8 「短所はなんですか?」”What are your biggest weaknesses?”
- 1.9 「これまでの経歴について」”Tell me about your experience.”
- 1.10 「弊社を選んだ理由」”Why are you interested in our company?”
- 1.11 「応募ポジションを選んだ理由」”Why are you interested in this position?”
- 1.12 「企業について知っていることは?」”What do you know about our company?”
- 1.13 「なにか質問はありますか?」”Do you have any other questions?”
- 2 外資系企業の転職で行われる予想外な英語面接
- 3 外資系企業の転職では事前準備が面接突破のポイント
外資系企業の転職で面接時に気をつけること
日本語でも英語でも、外資系企業の転職で面接時に気をつけることは同じです。
事前に準備した回答をそのまま話さない
日本語と英語どちらの面接でも、事前に準備した回答をそのまま話すのはNGです。
面接はコミュニケーションの場ですので、丸暗記の回答では相手に何も伝わりません。
面接官の年齢や特徴を把握し、どう表現すれば面接官にしっかりと自分の回答が伝わるのか工夫する必要があります。
論理的かつ簡潔に話す
日本語と英語どちらの面接でも、論理的かつ簡潔に話すことが面接では大切になってきます。
面接官の質問の意図をしっかり読み取り、結論から回答しましょう。
これは特に、外資系企業の英語の面接では、重要なポイントになります。
即戦力として活躍できる自分をアピールする
外資系企業では、募集ポジションの即戦力になる人材を求めています。
具体的に、前職での経験や実績、能力がどう募集ポジションで活かされるのか、また海外経験者の方は、その経験をどう活かすことができるのかなど堂々とアピールしましょう。
外資系企業の面接では、即戦力として会社にどれだけ貢献ができるのかをはっきりと伝える必要があります。
英語面接での注意点
外資系企業の英語面接では、英語力をチェックしているだけではありません。
もちろん、募集ポジションで求められている英語力が、ビジネスレベルやネイティブレベルであれば、それに見合う英語力かは確認されます。
しかし、外資系企業の英語面接では、英語での「コミュニケーション」に問題がないかどうかが一番のポイントです。
英語に自信がないという方も、面接官の質問に対して、流暢に話すことではなく、自分の言葉で質問に対してしっかりと回答することをこころがけましょう。
質問がわからない時には、面接官に聞き直すことが大切です。
外資系企業の転職で面接時によく聞かれる質問
外資系企業の転職では、多くの場合、日本語面接と英語面接を行われますが、基本的な質問は同じです。
また、日本語でも英語でも、面接では様々な質問がされますが、どの質問も、大きく4つの項目について聞かれます。
- 「自分自身のこと(自己PR)」
- 「これまでの経験や実績(成功・失敗)」
- 「企業の志望理由」
- 「ポジションの志望理由とキャリアビジョン」
面接官の質問が、4つの項目のどれに当てはまるのかを考えて回答することが大切です。
では、外資系企業への転職で面接時によく聞かれる質問を具体的に見ていきましょう。
「自己紹介をしてください」”Tell me about yourself.”
多くの面接で、最初の質問されるのは自己紹介です。
まずは、面接の機会をいただいたお礼を伝えます。
自分の名前を言ってから、現在の仕事(前職)でのポジションや仕事内容を説明するとよいでしょう。
応募ポジションにアピールできる保有資格などがあれば、ぜひ自己紹介で伝えましょう。
また、海外経験者の方は、転職後に活かせる海外経験を伝えることもできます。
自己紹介は、長さの指定がなければ、1~2分でまとめるようにしましょう。
「長所はなんですか?」”What are your greatest strengths?”
長所について聞かれたら、応募ポジションの仕事に活かせる点を答えます。
アピールする長所を、これまで仕事でどのように活かして成果を上げてきたのか、そして、応募ポジションでどのように活かしていくのかを具体的に伝えましょう。
「短所はなんですか?」”What are your biggest weaknesses?”
短所は伝えるだけではNGです。
短所をどう改善しているのか、もしくは、短所の反面こういう長所があるというように、短所のまま終わらせないようにしましょう。
「これまでの経歴について」”Tell me about your experience.”
面接では、現在の仕事(前職)での経歴について伝えます。
現在のポジションでの業務内容や過去の職務経験や実績などに加え
これらを応募ポジションでどう活かすのかを明確に伝えましょう。
また現在の仕事(前職)での失敗談や成功談について聞かれることもあります。
失敗談では、「その失敗をどう乗り越え何を身につけたのか」
成功談では、「どのように(自分のどんな特徴を活かして)成功に導いていったのか」
を伝え、それぞれの経験が応募ポジションでどう活かせるのかを話すようにしましょう。
また特に外資系企業の英語面接では、時制に注意しましょう。
過去なのか現在なのか、過去から続いていることなのか、時制がしっかりしていないと、面接官が混乱してしまいネガティブなイメージを与えてしまいます。
「弊社を選んだ理由」”Why are you interested in our company?”
外資系企業の面接で企業の志望理由を質問された際は、具体的に「企業のどこに魅力を感じたのか」「会社で何を成し遂げたいのか」「キャリアプランはどうなのか」を盛り込んだ内容にしましょう。
面接官に「この人はうちの会社に興味があって、やる気があるな」と感じてもらえることが大切です。
そのためにも、しっかりと企業について調べる必要があります。
「応募ポジションを選んだ理由」”Why are you interested in this position?”
面接官にポジションに対しての志望理由を質問されたら、「応募ポジションのどこに魅力を感じたのか」「自分の実績や経験、スキルがどう活かせるのか」など具体的に答えましょう。
他企業ではなく、この企業のポジションだから志望していると、面接官が感じられるようにすることが大切です。
「企業について知っていることは?」”What do you know about our company?”
この質問は志望動機になるように回答する必要があります。
「応募ポジションに関連のあること」「企業主力商品やサービスについて」「今後の事業計画」などを事前に調べておく必要があります。
「なにか質問はありますか?」”Do you have any other questions?”
逆質問は、熱意を面接官に伝えるチャンスです。
- 入社できるとして、今から準備しておくべきことは何か?
- 応募ポジションでキャリアプランを実現するために、どんなキャリアステップがあるのか?
- 入社したらやりたいと考えていることができるチャンスについて
など、志望理由に絡めて回答することで、「入社して即戦力として働きたい」という熱意を伝えましょう。
外資系企業の転職で行われる予想外な英語面接
外資系企業への転職の面接では、全ての企業ではありませんが、対面の面接以外のものがあります。
プレゼンテーション
外資系企業の転職では、面接時にプレゼンテーションを行うよう指示されることがあります。
プレゼンテーション力が必要なポジションに応募した際には特に有り得るでしょう。
プレゼンテーションは、事前に指示されることがほとんどです。例えば、前職での営業戦略など5分~10分のプレゼンテーションを行い、その後に質問をされるというものがあります。
英語力、説得力、説明力など、いろいろなポイントを確認されますので、事前に十分な練習が必要になります。
電話による面接
海外本社や支社の社員との面接などで、電話やSkypeによる面接が行われることがあります。
普段英語を使っていない方にとって、電話での面接はとてもハードルが高く感じるでしょう。
面接官は、相手がネイティブではないと理解していても、通常のスピードで話してきます。
聞き取れない場合には、しっかりと聞き返すことを忘れないようにしましょう。
電話による面接の場合は、録音をしておくことをおすすめします。
後で聞き返せますので、次のステップの面接や他の企業の面接に役立ちます。
Emailの読解
外資系企業では、英語を使わないポジションでも、社内メールや電話は英語です。
そのため、英語での面接が行われない場合でも、英語のメールの読解を指示されることがあります。
内容は簡単なものが多いのですが、ビジネスの定型文は普段見慣れないものでしょう。
事前に、ビジネス定型文やビジネスでよく使われるメール表現を覚えるようにしましょう。
外資系企業の転職では事前準備が面接突破のポイント
外資系企業の転職では、面接突破のために事前準備が最大のポイントとなります。
面接の前に、企業と募集ポジションについてしっかりと調べ、転職後のキャリアプランを具体的に考えましょう。
そして、事前にできるだけ面接練習を行うことが大切です。特に、英語の面接練習は必ず行いましょう。
個人での事前準備や面接練習に不安がある方は、転職エージェントなどでプロのアドバイスをもらうことをおすすめします。
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