【現地就職経験者向け】国内での転職活動の流れとポイント
海外の大学・大学院を卒業され現地で就職された方の中には、国内で就職活動をした経験がない方もいらっしゃると思います。
今回は、国内の転職活動はどういったものなのか、
- 海外現地での就職活動との違い
- 国内の就職活動の流れとポイント
についてお話しします。
国内での転職を成功させるためにも、しっかりと理解し事前の準備を行えるようにしましょう。
国内の転職活動は海外現地と違うのか
海外では、「新卒就活」「転職活動」という違いはなく、どちらも自分で求人を探し、レジュメを送り(持参し)、書類が通ったら1回から数回の面接を行って内定という流れが主流ですね。
一方、国内では「新卒就活」と「転職活動」で違いがあります。
新卒の場合、新卒一括採用という独特の採用方法が行われます。
毎年、経団連の就職活動に基づく採用スケジュール(2021年卒以降は採用ルール廃止)に沿って、大学在学中(多くは大学3年次から)に就職活動を行っていきます。
一方、転職活動は海外同様、自分で求人を探して応募し、「書類審査」「面接」を経て内定となります。
自分で求人を探す点では海外と同じですが、大半の方が求人サイトや転職エージェントを利用します。
国内での転職活動の流れとポイント
海外でも国内でも、転職活動の大まかな流れは同じです。
しかし、一部の企業では、面接の前に筆記試験を行うことがあります。
国内での転職活動の流れは、大きく分けると
- 書類選考
- 筆記試験
- 面接
となります。
それぞれの具体的な内容とポイントをお話しします。
1. 書類選考
最初に書類による選考が行われます。(書類選考を行わない企業もあります)
書類は履歴書と職務経歴書の2種類が主流です。
履歴書には、「アルバイト用」や「一般用」などの記載があるので、一般用を使用しましょう。
現地で就職活動をされた際には、パソコンを使用して自分でレジュメを作成したと思いますが、国内では
- 履歴書の文字から性格が見える
- 丁寧に履歴書が書かれていると会ってみたいと思う
- 雑な履歴書の応募者には興味が湧かない
などの考えから、手書きの履歴書を求められる場合があります。
企業によっては履歴書ではなく、エントリーシートと呼ばれる企業が用意した書類への記載を求められる場合もあります。
履歴書やエントリーシートが手書きなのか、PC入力可能なのか、求人票やエージェントに確認することを忘れないようにしましょう。
書類選考を通過しないと、面接の機会を得られません。
採用担当者は、「応募ポジションで即戦力になる人材」を求めています。
面接の機会を得るためには、採用担当者に会ってみたいと思ってもらうことです。
そのためには、履歴書の職歴欄や職務経歴書で、これまでの経験や実績を具体的に記載しアピールすることが大切です。
また、自己PRや志望動機で採用担当者にアピールすることも大切です。
履歴書に自己PRや志望動機を記載する項目がない場合は、カバーレターや職務経歴書内に記載するようにしましょう。
2. 筆記試験
全ての企業ではありませんが、筆記試験が行われることがあります。
第二新卒枠(大学卒業後3年以内などの職務経験の浅い転職者が対象)を利用して転職活動をする場合は、筆記試験が行われる可能性が高くなります。
筆記試験の合格ラインは
- 6割以上の点数で合格
- 特定の問題が正解であれば合格
- あくまでも参考程度
など企業によって違います。
また、筆記試験の種類は、「SPI」「玉手箱」をはじめとした一般常識テストや適職診断テストなどがあります。
筆記試験とはどのようなものか事前に模試などを受けてみるとよいでしょう。
(インターネットで検索すると簡単なテストを無料でオンライン受験できるサイトがあります。)
事前にどのような試験を行うか通知する企業もあれば、筆記試験とだけ通知する企業もありますので、インターネットで、過去にどのような試験が行われたか調べたり、転職エージェントに相談すると良いでしょう。
3. 面接
現地就職では、面接の際に過去の経験や実績を中心に質問をされるかと思います。
国内の転職でも、即戦力となる人材が求められますので、これまでの経験や実績を中心に質問されます。
現地就職を経験された方に対して、よく聞かれる面接での質問の中に
- なぜ海外で就職したのか
- なぜ日本で就職したいのか
というものがあります。
「一度海外で働いてみたかった」「海外での環境が合わなかった」など、具体的でなかったりネガティブな内容であったりすると、面接官はあまり良い印象を持ちません。
- 大学で学んだゲームプログラミングの知識を活かして、世界でトップクラスの韓国の~で~に挑戦したく現地就職を選んだ
- 現地で身につけた、ゲームプログラミングの~を活かして、御社の~制作に~携わることで~ができると考え、転職を希望している
というように、面接官が納得するような回答を事前に準備することが大切です。
国内の面接では、応募者の回答内容だけではなく、面接中の話し方や態度、身だしなみなどもチェックされています。
敬語をしっかりと使うこと、面接などで企業に出向くときはスーツを着用するなど、日本の社会人マナーに合わせた行動が必要です。
転職を成功させるためにも転職エージェントを利用しよう
現地就職を行う際にも、レジュメの準備や面接の準備などがありますが、
国内での転職では、
- 履歴書やエントリーシート、職務経歴書の準備
- 筆記試験の事前対策
- 面接の準備
- 日本の社会人マナーを理解する
など、現地就職の時以上の事前準備が必要になり、1人ではなかなか大変な作業です。
そこで、おすすめするのは、転職エージェントを利用することです。
転職エージェントを利用することで、書類の準備をサポートしてもらえるだけではなく、筆記試験についての情報や面接対策なども行ってもらえます。
また、現地就職経験者の方が不安に感じる、日本の社会人マナーについてもしっかりとアドバイスやサポートを得ることができます。
転職エージェントを利用する際には、自分に合ったエージェントを選ぶことが重要です。
- 希望の業界に強いエージェント
- 希望の職種に強いエージェント
- 海外経験者に強いエージェント
など、転職エージェントによって特徴がありますので、自分が求めているのはどのエージェントかを考えながら利用しましょう。
Beyond Borderは「海外経験者、帰国子女、ハーフ専門の転職エージェント」として、これまで多くの現地就職をされた方に対して、国内での転職の進め方、書類や面接の準備など、現地就職経験者の不安や不足部分をしっかりと把握し、的確なアドバイスを行っています。
Skype面談も行っておりますので、「帰国前から相談したい」「国内で転職するか悩んでいる」という方でも、現地からの相談が可能です。
Beyond Borderであれば、現地企業でのキャリアを踏まえて、「自己PR」や「志望動機作り」「面接でのアピール方法」のアドバイスをしていきます。
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