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転職活動はどのような流れで進むのか!?はじめから終わりまで14ステップで解説!

更新日:2017.3.23

Beyond Border主催の留学経験者のための転職セミナー中の様子

▲Beyond Border主催の「留学経験者のための転職セミナー」の様子

こんにちは、海外留学経験者専門の転職エージェントBeyond Border広報部です。

今回お届けする留学生経験者のための転職ノウハウは、「転職活動はどのような流れで進むのか?」についてです。

はじめて転職活動をしようと思ったときに、「『転職活動は、何からはじめればよくて、どのように進んでいくのか?』がイメージできなくて不安」という方も多いのではないでしょうか。

また、実際に転職活動を終わられた方でも、「あぁ、もっと前に知ってれば準備できたのになぁ・・・」という事も少なくありません。

そこで、今回はオーソドックスな転職活動の流れをはじめから終わりまでご紹介し、また、それぞれのポイントについて全部で14ステップに分けて解説していきます。

 

「転職活動をしよう!」と思ってから「採用」までの流れ

 

まずは、「転職活動をしよう!」と思ってから、実際に採用されるまでの流れについて箇条書きにてご紹介します。

オーソドックスな場合は下記のように進みます。

  1. 求人探し
  2. エージェント探し
  3. 自己分析
  4. 書類(履歴書、職務経歴書、英文履歴書(CV))作成
  5. 転職カウンセラーと面談
  6. 求人情報がメールなどで送られてくる
  7. 各種書類をエントリー先に合わせて再作成
  8. 書類審査
  9. 適正試験
  10. 一次面接
  11. エージェントのカウンセラーと企業の印象についてやり取り
  12. 二次面接
  13. 三次面接
  14. 採用

 

人によって14ステップは大きく変わる

上記は一般的な流れになりますが、もちろん人それぞれで大きく変わります。

例えば

転職エージェントを使わない人の場合

 

エージェントを使わない人の場合、「2.エージェント探し」「4.転職カウンセラーと面談」「5.求人情報がメールなどで送られてくる」「10.エージェントと企業の印象についてやり取り」はなくなります。

そして、この場合、1の”求人探し”を自力で行い、自分の気に入った企業にエントリーをするのがオーソドックスな方法になります。

また、最近ですと、Webを使った採用活動がどんどん活発になっていますので、エージェント型ではなく、「企業と人を直接結ぶようなWebサイト」や「企業のWebサイトの求人ページから申し込みをする」などの方法で、転職を決めてまう方も増えてきています。

その他、自分の知り合い経由での転職、ヘッドハンティング、縁故入社などもこのタイプに入ります。

規模が小さいベンチャー企業を受ける場合

 

詳しくは後述させていただいてますが、大企業のように規模の大きい会社でない場合ですと、一次面接や二次面接などはなく最初から最初から社長との最終面接という事も少なくありません。

ですので、面接の数は減り、また適正試験なども必要としないところも多いので、「面接を受けた日に採用」という事も。

 

1.求人探しについて〜まずはググる!求人申込ではなく会社のイベント参加も〜

ここからは、上記の14ステップについて1点ずつ解説を行なっていきたいと思います。
(※「気になるところから読みたい!」という方は、そのステップ個所までスクロールしてご覧ください。)

まず、1つ目の求人探しですが、こちらは、「ネット上で、どのような求人があるのかを探す」というものです。

一般的は「まずは検索(ググる」)というように”検索”から入り、”求人サイト”や”企業の求人ページ”などから「どんな案件があるか?」を探す事からスタートします。

採用側も最近は多様化していて、サイトによっては、”エントリー”だけでなく、“会社のイベントに遊びに行く”、”社員さんとランチに行く”のような多くのオプションを用意している事もあります。

ですので、求人内容やその会社の活動に興味があったら、まずはエントリーより前に、オプションを使って話を聞きに行ってみるのもありかもしれません。

また、外資系を狙う留学経験者なら「リンクトイン(Linkedin)」というビジネス専門のSNSも有効です。

日本ではあまり一般的ではないのですが、世界中で登録者数が既に1億人を超えているSNSですので、外資系のヘッドハンターたちからも多く使っており、スカウトメッセージをもらえる可能性もありますので、おすすめです。

 

2.エージェント探し〜大手と専門エージェントの違い〜

「自分で求人を見つけて、自力で転職活動を行なう」という方もいますが、多くの方は「転職しよう!」と思った時には、「転職エージェント」に登録し、転職活動を行ないます。

※自力での求人探しと同時進行の方もいらっしゃいます。

なぜ、転職活動をする人が、転職エージェントに登録するのにかについてですが、主な理由は下記のようなものが多いです。

  • そもそも何をしていいかわからない
  • はじめての転職で心配や不安が多い
  • 書類の作り方などアドバイスがほしい
  • 自分のキャリアがどのように評価されるかがわからない
  • 自分のスキルや経歴の見せ方がわからない
  • 自分だけで転職活動をしてる時間がない
  • 決断しきれないので背中を押してほしい

つまり、全体的な傾向としては「何をしていいかよくわからない・・」というのがエージェントに行く理由として多くあげられます。

また、2回目以降の転職でも、特定のエージェントを使う理由として、「エージェントしか持っていない求人案件もあるから」という事をあげられる方もいらっしゃいます。

これは、留学をする前に「留学エージェント」や「留学経験者」に話を聞きに行くのと近いかもしれません。

また、転職エージェントについてですが、タイプは大きく分けて「大手」と「専門エージェント」の2つあります。

以下では、その2つの違いについて説明させていただきます。

大手エージェントの特徴〜求人数が多く、システムがしっかりとしている〜

大手エージェントの特徴は、やはり「求人数が多いこと」です。

採用する側の企業も、「長くおつきあいのあるエージェント」を信頼しているので、「よい求人をそこにしか出さない(まずはあの会社に求人情報を送ろう)」という事もあります。

また、長くエージェントとして活動している分、システムも充実している事が多いです。

例えば、エントリーする際の「職務経歴書」を全てWeb入稿で対応してくれるエージェントもあったりします。

「職務経歴書や履歴書は手書きの方が熱意が伝わる!」

とよく言われますが、今の時代ですと「手書きなんて、全然自信ない・・・」という方も多いのではないでしょうか。

そういう方には、このようなシステムは意外と「転職活動が億劫にならない」ためにもかなり役立つシステムかもしれません。

 

専門エージェントの特徴〜一部分に特化した求人あり!カウンセリングが丁寧なところも!

次に「専門エージェント」の特徴についてです。

専門エージェントの大きな特徴は、その名の通り、ある一定の分野に専門特化している事です。

例えば

  • 職種(エンジニア、経理、営業など)
  • 業界(コンサルティングファーム、出版社、外資系など)
  • 特性(女性、年収1000万以上、留学経験者専門など)

のように様々な要素で専門特化している所が多いです。

専門特化されている分、やはり「自分の活かしたい強み」を引き出し、それに見合った求人を紹介してくれます。

また、大手と違う、カウンセリングの方針にも様々な違いがある事もあります。

例えば、私たち、Beyond Borderの場合は「留学経験者」限定ですので、海外留学経験を活かす事(あなたの留学経験がどのようにキャリアに活きるのか?)を重視して案件を紹介します。

また、転職カウンセリングのカウンセリングポリシーは、「プライベートも仕事も充実した人生(ワークライフバランスの実現)を歩んでほしい」という事から、「自分が何をしたいのか?(自己分析)」から逆算して考える事を大切にしています。

エージェントごとに得意な分野や、抱えている求人が違うので、迷ったら大手と、専門を2,3社程度登録しておく事をおすすめします。

Beyond Borderの目指すキャリアについては下記をご覧ください。

 

3.自己分析〜自分はなぜ転職をしたいのか?〜

3番目のステップとしてあるのが、「自己分析」です。

「えっ、自己分析なんて、就職活動の時にしたよ!」と言う方も多いと思いますが、転職時の自己分析は、職務経験を積んでいる分、多くの情報がアップデートされています。

また、自分の求めるものも大きく変わってきますので、就活時よりもより自分の目指すキャリアをクリアにできる事ができます。

しかし、情報が多く、また求めるものも多種多様になっている分、転職時の自己分析は多くの転職希望者がつまづくところでもあります。

ですので、ここはじっくりと時間をかけて行なってください。

※自己分析に興味がある方はこちらの記事がおすすめです。

 

4.書類(履歴書、職務経歴書、英文履歴書(CV))作成

次に大事なのが、書類作成です。

一般的に転職希望者が必ず作成しなければいけない書類は

  • 履歴書
  • 職務経歴書

の2つになります。

また、留学経験者や外資系企業を狙う方は、もう1つ「英文履歴書(CV)」を作成する必要があります。

「英文履歴書」とは、その名の通り、「英語で書いた履歴書」の事です。

こちらは、外資系企業ではよく提出を求められる他、日系の企業でも海外事業部などを持つ会社でも必要になる事があります。

作成段階で「自分は英語が得意だから添削は必要ない!」という方もいらっしゃるのですがここは少し注意が必要です。

なぜなら、英語が得意な方でも、履歴書を見る人がネイティブの場合は、英語の表現や使っている単語などで英語力を判断されてしまう可能性があるからです。

せっかく一生懸命書いたのに、それで書類審査で落ちたらもったいないので、一度書いたらネイティブチェックか転職カウンセラーのチェックを受ける事をおすすめします。

 

5.転職カウンセラーと面談〜素直な自分の思いを伝える〜

 

エージェントに登録した人は必ず「転職カウンセラーとの面談」があります。

その際に、主に転職カウンセラーから聞かれるのは、「個人の要望」や、「転職理由」、そして、「これまでのプロジェクトやスキル、資格」についてです。

この際に大事なのは、”うそをつかない事”や”自分を大きく見せないこと”です。

そして、「なぜ転職をしようと思ったか?」や現状などを含めしっかりと伝え、また、とにかく自分の希望をしっかりと伝えるようにしてください。

カウンセラーは、「あなたの望むもの」「これまでの経歴、スキル」などを客観的に見て、「どうしたら、よい会社と巡り会えるか?」を一緒に考えます。

ですので、この時に「あぁ、あの時、こういう事を伝えておけばよかった・・」のような事にならない事が大切!

ですので、上手ではなくもよいので、カウンセリングの前に、自己分析や各種書類を作っておく(難しければ、一回はトライしてみるか、メモ書きでもやっておく)事をおすすめします。

また、転職エージェントに行った際に、最初に”適正審査”などを行なうなどの時もあります。

どのような問題が出たか気になる方は、以前、転職経験者インタビューに出演してくれた若島亜耶さんの体験談がおすすめですので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

 

6.求人情報がメールなどで送られてくる

 

カウンセリングが終わると、「求人情報」がメールで送られてきます。

この際に大手ですと、毎日数十件の求人情報が送られてく事も珍しくありません。

このような時は、「カウンセラーさんと話す」などの間のフェーズを踏まずに、その会社の転職サイト上からエントリーボタンを押す事でエントリーになる事が多いです。

また、専門エージェントの場合は、直接電話で「このような求人があるのですが、いかがですか?」のような、紹介パターンもあります。

 

7.各種書類をエントリー先に合わせて再作成

このフェーズは、6番目の求人が来たときに、エントリー前に行ないます。

書類審査を通過するためのコツは「エントリー先の企業によって、履歴書や職務経歴書、CVを作り替える事」です!

転職活動中によくやってしまいがちなのが「全ての企業に同じ書類を送ってしまう」ということ。

「えっ、ダメなんですか?めんどくさいです・・・」

と思われた方もいますが、例えば、あなたの強みが”英語力”と、”好奇心”だとします。

これは「海外取引をしている(これからしたい)ベンチャー企業」では、あなたの”英語力”と”新しい事にチャレンジする好奇心(積極性)”はどちらも強みになります。

ですが、例えば、「海外取引をしているけど、大人数のプロジェクトが多い」という会社では、あなたの好奇心は「あっちこっちに興味がわいて集中力がなく、チームの足を引っ張るのでは?」と思われる可能性もあります。

そういう場合には「英語力」をアピールするのは有効ですが、「チームの中で自分はどのような役割を果たせるのか?」を過去のプロジェクトや学生時代の経験からアピールする方が書類審査の通過率は断然高くなります。

まずは「企業がどんな人を求めているのか?」を求人を見た上で、自分の用意した書類をしっかりと見返してください。

また、このケースでカウンセラーに相談するのも有効です。

以前、転職経験者インタビューに出演いただいた宇野成美さんは、見事にこの方法を駆使し、3週間で4社の内定をゲットされました。

また、書類は「手書きの方が熱意が伝わってよい」と一般的に言われていますが、最近はWebエントリーやWeb入稿のパターンも多いので、必ずしも手書きが求められるという事はありません。

 

8.書類審査

6で見つけた求人に対し、7で作った書類でエントリーをします。

そして、ここで書類審査が行なわれ、合格の場合は”一次面接”へ進みます。

この段階では、応募した求人に「全部通った」という方も入れば、「全部×でした・・」という方もいらっしゃいます。

もし後者であれば、「応募する企業が適切ではない」「書類の書き方に改善の余地がある」などがありえますので、一度書類を見直すかカウンセラーに相談する事をおすすめします。

 

9.適正試験

 

書類審査を通過すると、企業によっては面接より先にSPIのような適正試験がある場合があります。

この試験結果をもって、面接に進めるか決まる場合もありますので、もし、「対策をしたい!」という方は書店などで問題集を購入して対策されるのもおすすめです。

 

10.一次面接

次は”一次面接”です。

これは、就活時に経験した「面接官が3人くらいいる状態で、志望動機などを伝えるもの」をイメージするとわかりやすいかもしれません。

ただし、企業の規模によっては、最初から社長や人事部長が出てきて「一次面接=最終面接」という事もあります。

また、「固い面接を想像していたら、かなりカジュアルだった。」という事も少なくありません。

実は、採用側も実のところ、面接ではどのような事を聞くのがよいか迷っているというところも多いのです。

採用側企業の社長の声や本音を知る上では、外部リンクになりますが、下記の記事も参考になります。

 

11.エージェントと企業の印象についてやり取り

 

転職エージェントを介してのエントリーの場合、一次審査を通過するか否に関わらず、「エージェントのカウンセラーとの電話」や「面談」などが一次審査後にあります。

主な目的は

  • 企業の印象を確認すること(今後、適切な企業を紹介するために)
  • 二次審査を受けるかの意思確認(※審査に通過している場合)

です。

つまり、採用側だけではなく、応募する側のあなたも、「企業を選ぶ側」なのです。

転職は、場合によっては、あなたの一生を決める大事なことなので、今後の転職活動を円滑に行なうためにも、社交辞令などはなく、ストレートに企業の印象をお伝えする事がおすすめです。

また、ここで「この企業に絶対に入りたい!」など強い意思をカウンセラーに伝えると、二次審査を飛ばして、すぐに最終審査に行けるのようなケースもありますので、ここでも素直な思いを伝えてください。

 

12.二次面接

次は二次面接です。

二次面接は一次面接と違い、通常、上級職の人や実際に一緒に働くチームメンバーが出てきます。

また、企業の規模によっては社長や人事部長が出てきて「二次面接=最終面接」という事もあります。

 

13.三次面接

多くの場合、最後は三次面接です。

一次、二次、三次で出てくる人の違いの例を説明すると、例えば、出版社の場合

一次:編集長
二次:編集長部長
三次:事業部長

のような事があります。

「えっ、最後は社長じゃないの?」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、企業によって、裁量権や役割が違うので、必ずしも社長が出てくるというわけではありません。

ただ、社長は「企業文化の礎(いしずえ)を築いた人」なので、入社もしくは面接前には、ネットや書籍でもよいので何らかの形で必ず調べておく事をおすすめします。

「採用される前に、どうしても社長にお話伺って決めたいです!」

という方は、そう伝えると、叶う事もありえますので、カウンセラーにそのように相談してみてください。

 

14.採用

最後に採用が決まります。

この段階では、「所属企業への退職の伝え方」や「今後、実際に仕事に就くまでの流れ」をしっかりと確認しておく必要があります。

 

ですので、採用担当かカウンセラーに相談することをおすすめします。

 

早め早めの準備が大事!〜いつかと思っての先送りはもったいない!〜

転職活動は、きちんとやろうと思うと、自己分析や書類準備など意外にやる事が多く、先送りにすると億劫になってしまう事がよくあります。

そうならないためにも、”ステップ1″や”ステップ2″の「企業の情報集め」や「転職サイト(エージェント)の登録」だけでも大丈夫ですので、早め早めのアクションを心がけるようにしましょう。

また、転職時期も大切なポイントになりますので、もし「いつ転職活動をするのがよいのだろうか?」で迷っている人は下記の記事も参考にしてみてください。

 

また、「留学経験を活かした自分らしいキャリアを歩みたい!」という方はBeyond Borderの無料転職カウンセリングも活用してみてくださいね。