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英語圏以外の留学経験を転職に活かす!海外経験は客観的な視点でアピール(由布真美子さんのストーリー)

更新日:2021.10.14

エージェントの登録はするつもりはなかったんだけど…。

Q.ご家族の事情が転職活動のきっかけとなったんですね。転職活動はどのように始められましたか?

まずは、マーケットリサーチから始めました。

 

『自分の研究分野であった、異文化間コミュニケーションに対して、どういった需要があるのか?』

 

これを念入りに、3か月ほどかけて調べました。これまで研究の世界しか経験してこなかったこともあって、

 

「どういった仕事が世の中にあるのか?」

「どういった求人広告が出ているのか?」

 

といったところから調べなくてはいけなかったので、かなり時間をかけました。また、そのマーケットリサーチを通して、

 

「自分の持っているスキルが、世の中の求人にどのくらいマッチしているのか?」

 

ということを考察していました。

 

Q.どういった方法で調べられたんでしょうか?

父の介護の傍ら、インターネットで調べました。そのなかで、いろんな求人を見てみて、興味のある求人に連絡をしてみたら、エージェントとつながったのでそのエージェントに登録をしました。

 

実は最初は、

 

「特にエージェントを介する必要はないかな?」

 

と感じていたんですが、実際エージェントに頼ってみて良かったと感じています。

 

Q.そうなんですね。どういった場面で、エージェントが役に立ったと感じられましたか?

例えば、研究から一般企業に移るのは、私の中では筋の通った流れだったんですが、企業の方からしてみれば、一般企業で一度も働いたことのない方を採用するのは怖かったらしくて…。

 

エージェントの方が、

 

「社会人としての経験がないのが、追及されるかもしれない。」

 

教えてくださったときに、自分と企業側の考え方の違いを知ることができたと思います。

 

エージェントの方は、相手企業のこともよく分かっているので、そういったアドバイスをすることができたのかもしれないです。

 

Q.就職経験がないことがネックになるかもしれないって言われてしまったんですね。それに対してエージェントはどんなアドバイスをくれましたか?

私の海外経験は強みになるので、『海外経験がこういった形で役に立つ』というのをアピールするように言われました。

 

応募した仕事は、海外とのやり取りが企業として必要となってくるフェーズにあったこともあり、自分の研究分野とぴったり合致していたんです。

 

そのため、自分の異文化間コミュニケーションの研究でどんなことをしていたかをアピールしました。

 

このアピールをするためにも、『相手企業に自分の体験が役立つ場面を想像してもらうこと』を転職活動では重視していました。

 

経歴を客観視することがポイントとなった!

Q.なるほど。具体的にどうやってその準備を進められたんでしょうか?

履歴書を書きながら、自分の経歴を整理していって、エージェントの方との面談に備えたのがファーストステップです。

 

また、エージェントの方と面談をしている際は、客観的にこれまで自分のやってきたことを見ることを特に意識しました。

 

自分の経歴は、自分にとっては当たり前のことをやってきた結果なので、『人はそれをどう評価するのか?』ということを考えるのがポイントになったと思います。

 

Q.なるほど。客観視がポイントとなったんですね。他にはどんなアドバイスをもらいましたか?

エージェントの方には自分の経験をアピールするのも大事だが、「なんでもやります!」といった姿勢を見せることも重要というアドバイスを頂きました。

 

そのため、私は求人されているポジションにとても魅力を感じていたので、その思いをしっかりと伝えるようにしました。

 

Q.仕事への意欲が、由布さんの採用を後押ししたんですね。

でも、「どこでもこのアピール方法が通用するとは一概には言えないんじゃないかな?」と思います。

 

エージェントの方が、仕事への意欲を見せる、このアピール方法が応募企業にマッチする、という判断をしてくださった上でのアドバイスだったと思います。

 

その応募先は、現在働いている企業なのですが、『社会的に意義がある活動をしている』といったことを、とても大切にしている会社であるということを働きながら感じています。

 

そのため、仕事に対する姿勢などを特に見られていたのだと思います。

 

Q.応募先の企業に合わせて、アピール方法を変えることが必要なんですね。面接中には、どんなことを聞かれましたか?

アメリカとの密なコミュニケーションをとれる人材を探していたので、『英語を話せるか?』『海外経験はあるか?』といったことは、もちろん聞かれました。

 

ただ、TOEICの点数なども履歴書に書いていましたが、海外経験の話はあまり面接では突っ込まれませんでした。

 

それよりも、やはり仕事への意欲を見られていたんだと思います。

 

→3ページ目 語学力以外に海外経験を仕事で活かすにはどうすれば良い?