英語圏以外の留学経験を転職に活かす!海外経験は客観的な視点でアピール(由布真美子さんのストーリー)
研究での経験が交渉の場面で役立つ!
Q.なるほど。現在の仕事には、どうやって海外経験を活かしていますか?
アメリカと中国にある会社に交渉する場面が多くあるのですが、その交渉の場面において、
「交渉のストーリーを、どうやって立てるか?」
「どういった資料を準備する必要があるのか?」
といったものを考えてプレゼンしなくてはいけません。
研究活動って小さいプレゼンをたくさんしなくてはいけないので、このようなプレゼンを行うにあたって、私が行ってきた研究が大いに役に立っているなと感じます。
それだけでなくて、生徒に対して行った授業のように、研究活動を通して行ってきたことが、交渉の場面で活用できます。
また、自分ではこれまで気づかなかった自分の経験の強みも、同僚が気づいて伝えてくれることもありました。
自分では気づかない強みは、周りの方に聞いてみよう
Q.そこでも、やっぱり客観的な視点からの気づきがあったんですね。具体的にどんなことを同僚の方に言われたんですか?
これまで研究という面で、海外に目を向けて情報を収集してきたことが強みになっているみたいです。
日本でも海外の情報っていろいろ入ってくると思うんですが、言語が分からないと入ってこない情報ってありますよね。
私の入社によってそういった情報収集や、新たな視線に気づくことができたって言われました。
Q.なるほど。研究で身に付いた情報収集力が活きたんですね。
はい。例えば、私が勤めている会社はこれまで、言語ができないことだけが原因じゃないにしても、言語が壁となって交渉先の相手の考えていることや仕組み、やり方が見えてない状況だったようです。
私の海外経験が役に立って、その風通しを良くすることができたみたいですね。
Q.研究が仕事に活きている結果ですね!最後に読者に向けてメッセージをお願いします。
はい。私の反省として、海外経験が国内の企業においてどのような意味合いを持つのか、考察が不十分であったことが挙げられます。
自分にとっては当然のことは、社会でどのように評価されるのか、客観的に付加価値を与えるのは難しいかもしれません。
転職の準備の際に、家族や友人と話すことで、よりダイナミックな自分を表現できるかもしれません。