「人生は一度きり!」28歳で決意した海外留学から外資系OLへ(梅山祐美さんのストーリー)
梅山祐美さん
日本生まれ日本育ち。高校と大学で1〜2ヵ月の短期留学を経験する。その後ウェディング業界に新卒で就職し、地元のホテルに転職。過酷な残業や休日出勤など忙しい毎日を送りながら5年間を過ごす。3.11をきっかけに28歳でオーストラリアへの留学を決意。ワーキングホリデーから学生ビザ、就労ビザを経て永住権の取得を試みるものの帰国を決意。現在は大手外資金融企業で外資系OLとして国際的に活躍する。
留学経験者専門の転職エージェント『Beyond Border』の転職経験者インタビュー。
今回インタビューにご協力してくださったのは、外資系金融企業で活躍する梅山祐美さん(以下、梅山さん)です。
高校生の時に経験したオーストラリアでのホームステイをきっかけに海外への強い憧れを抱いていた梅山さん。
しかし、気持ちとは裏腹に日本の大学へ進学し、地元企業に就職します。ハードな残業や休日出勤など心身ともに忙しい毎日を送る中、3.11を経験。
「あした何が起こるかわからないからこそ、自分の夢を諦めたくない」
という強い気持ちからオーストラリアへの留学を決めます。28歳で留学を決意するまで、梅山さんの海外経験は短期留学のみ。
日本で仕事詰めの毎日を送っていた梅山さんがオーストラリアで目の当たりにしたのは、
「自分の人生や時間を中心とした人間らしい働き方」
梅山さんは仕事と人生のワークバランスの大切さを実感します。
BeyondBorderの読者の皆さんの中には、
「留学したいけど、年齢的に躊躇してしまっている」
「海外経験もなく英語も話せないけど、留学がしてみたい」
「留学経験を生かしたいけど、外資系に就職する勇気がない」
などのお悩みを持つ方も多いのではないでしょうか?
今回は梅山さんのインタビューを通して、そんな皆さんの疑問にお応えしていきたいと思います!
3.11で決意した海外留学
Q.梅山さん、本日はよろしくお願いいたします!
はい、よろしくお願いします。
Q.梅山さんは現在外資系企業で働いていらっしゃるということですが、もともと海外に由縁はあったんですか?
いいえ、生まれも育ちも日本です。初めて海外に行ったのは高校生の時の1ヵ月の短期留学でした。
Q.そうなんですね、短期留学はどちらへ行かれたんですか?
オーストラリアのメルボルンです。高校の姉妹校がメルボルンにあって学校のプログラムでホームステイに行きました。
Q.たしか28歳で決意した留学先もオーストラリアでしたよね。やっぱり思い出があったんでしょうか?
そうですね、高校生の時に行ったオーストラリアの思い出がとても記憶に残っていました。とても楽しかったし、いつかまた行きたいとずっと思っていたんです。
Q.なるほど。大学は日本の大学に進学されたんですよね?
はい、日本の大学に進学しました。
大学では英文科を専攻して、大学の姉妹校があるカナダのバンクーバーに2ヵ月間短期留学をしました。
Q.そして、新卒でブライダル業界に就職したわけですね。
そうです。結婚式場で3年、その後は地元のホテルに転職して2年働きました。サービス業だったので仕方がないんですけど、夜勤もあったし土日関係なく働いていましたね。
Q.海外留学を考える何かきっかけがあったんですか?
やっぱり高校生の時に短期留学を経験してから頭のどこかで「海外に行きたいな」っていう気持ちがずっとあったんです。結婚式場やホテルで外国の方と接するたびにその気持ちが強くなっていきました。
Q.梅山さんの中で留学はずっと思い描いてきた夢だったんですね。28歳で留学を決意した理由は?
そうですね、3.11の地震がきっかけでした。ニュースで津波や被害を目の前にして、
「誰でも人生は一度だけ。このまま悔いを残したくない」
って思ったんです。
Q.悔いですか?
このまま海外に行かないで「何か」を諦めるよりも、とりあえず行ってみて「何か」を諦めた方が自分の中でスッキリする気がしたんですよね。その「何か」が何ってわけじゃないんですけど、海外に行かないことが自分の「何か」を諦めているような気がしたんです
Q.なるほど。安定した日本での生活と28歳という年齢での留学、やはり不安は大きかったですか?
もちろん、不安はありました。仕事もしていたし、家族も日本にいるわけだし、親からもちゃんと働きなさいと言われていたし。海外への気持ちは強くなったもののやっぱり毎日悩みました。それでワーホリについて調べていたら年齢制限が30歳までだったので、「だめだったら、帰国すればいい」という気持ちで決めました。
Q.思い通りにいかない人生だからこそ「何とかなる」っていう気持ちって大切ですよね。
うんうん、本当にそう思います。結果的に行ってよかったと心から思えているわけですし。あれこれと悩んで自分の中で行けない理由を探す前に決断してしまうことも大切かもしれません。
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→念願の留学を実現した梅山さん。ついにオーストラリアでの生活が始まります。そこで出会ったのは○○○なライフスタイルでした。