留学経験を転職活動に活かすために, 外してはいけないたった1つのこと
こんにちは、海外留学経験者専門の転職エージェントBeyond Border広報部です。
今回お届けする留学経験者のための転職ノウハウは、「転職活動時の留学経験の活かし方」についてです。
私たちは日々の転職カウンリングの際、「自分の留学経験ってどうやって活かすのですか?」という質問をよくいただきます。
実はポイントはたった1つなのです。
目次
企業側のニーズと自分の留学経験で得たものをマッチさせる
答えはすごくシンプルなのですが、企業のニーズとあなたが留学経験で培った能力をマッチさせることが大切です。
就職活動において企業研究と自己分析が重要なのは、このためです。
あなたが一方的に自分の強みを話したところで、企業が求めている能力でなければ「今すぐ欲しい!」とはなりません。
例えば、企業側が「どんな時でも物怖じせずに意見が言える営業マン」を必要としているとします。
そのときに活きること・そして伝えるべきであるのが、ディベートをメインとする海外で教育を受けたあなたの「自分の意見をはっきりと言える力」を持っていることです。
その他の例も見てみましょう。
- 海外とのミーティングが多い会社
→電話会議にも対応できる英語力
- アメリカに進出したい飲食フランチャイズ
→アメリカの多種多様な人種とのコミュニケーションや特徴を理解している経験
- 日本に進出したいスウェーデンの企業
→スウェーデン人の特徴を理解している日本人であること
まずは、企業がどのような人物を求めているのかを知ることが大事です。
これは企業の採用ページを熟読したり、業務内容の全容を把握したりすることで掴んでいけるでしょう。
その上で、自分の持っているカードの見せ方を考えていきます。
いくら企業研究をして「求めている人物像」を知っていたとしても、そこに引っかかる伝え方をしなければ意味がありません。
具体的にどうやって自分の強みを整理できるか?
「でも、自分の留学経験のどの部分が強みになるのだろう・・・」
と、ピンときていない方もいるのではないでしょうか?
企業のニーズと自分の能力をマッチさせるという目的を果たすためには、企業研究がまず必須。
そして自己分析がそれ以上に重要です。
留学経験の強みを整理する際には、下記の4つが指標となります。
- 地域性(留学していた地域)
- 語学力
- 専門性
- 経験(例:言葉の通じない海外での苦労とそれを乗り越えた経験)
それぞれどういうことなのか、見てみましょう。
1.地域性
留学していた地域や人種についての理解度です。
例えば、
- 中国のある市場について研究したことがある、職務経験がある
- ドイツ人の特徴や「とにかく理詰め」など傾向が分かっている
- アメリカ人やアメリカに暮らす人の文化をよく知っている
などです。
特定の地域での滞在経験や知識があることは、その地域と関連する会社においては武器となります。
2.語学力に
こちらは留学経験者において、最も企業から求められ、わかりやすい能力指標です。
英語はもとより、フランス語、中国語、スペイン語など人口の多い言語を話せることは、業界や職種によっては大きな武器になり得ます。
国連公用語であれば、国際機関でのキャリアも視野に入れられるかもしれません。
また、例えばタガログ語やベトナム語のような日本人で話せる人が少ない言語が話せると、ニッチな能力として、それ自体が採用の決め手となることも少なくありません。
3.専門性
専門性は、留学経験者に限らず、ビジネスパーソンにとってはキャリア形成で重要な要素となります。
では海外滞在経験のある人が特に強みとできることとはなんでしょう?
例えば、「留学」とはwikipediaによると
====================================================
自国以外の国に在留して学術・技芸を学ぶことをいう。
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とあります。
イギリスで建築を、アメリカでマネジメントを、シンガポールでビジネスを。
その分野において日本にはない考え方を学んだこと、世界に通用するスキルやノウハウを学んだことは、大きな武器の一つです。
海外では何をしていましたか?
あなたの専門性をキャリアにうまく繋げていきましょう。
4.経験
言葉も文化も違う海外での経験は、それだけであなたを大きく成長させてくれたはず。
新しいことに対するチャレンジ精神や「苦労を乗り越えた経験」は、仕事をする上でも大事な能力の一つです。
海外生活ではどのような部分が大変で、自分はどのようにして乗り越えたか?
自分の経験をもう一度思い出し、棚卸し作業をしてみてください。
留学経験を知ることで、あなた自身を知りましょう
日本人留学生の数は、年間10万人近くと発表されています。
もはや留学経験が珍しくはないということは、あなたも耳が痛くなるほど聞いていることでしょう。
留学経験を転職活動に活かすために、外してはいけないたった1つのこと。
企業のニーズに、自分の持っているものをマッチさせる。
企業研究と自己分析が重要なのは、これが理由です。
「留学をしていた事実」伝えるだけではなく
- 留学経験で自分はこのような力をつけることができた
- これは御社にこのように貢献できる
と、具体的に自分の強みを企業のニーズと合わせて言い換えられること。
自己分析の段階で、明確に言語化しておきましょう。
Beyond Borderのカウンセラーはみな留学経験者です。
海外経験を持つあなたの転職準備を、経験を活かすための自己分析から全力でサポート致します!