異業種転職を成功させる大切な5つのポイント!失敗例もご紹介
転職を考えている方の中には、
- 新しいことにチャレンジしたい
- 現職の業界の先行きが不安
- 現職の業界にやりがいが持てない
- 夢だった業界で働きたい
など、異業種転職を希望している方もいるのではないでしょうか。
希望する異業種への転職が実現し、新しいキャリアをスタートさせた後に、転職を失敗したと感じる方も少なくありません。
異業種転職に失敗しないために、よくある失敗例と異業種転職で失敗しないための5つのポイントをお話しします。
目次
異業種転職でよくある失敗例
異業種転職で失敗しないためには、まず、実際にどのような失敗例があるのかを知ることが大切です。
3つの異業種転職の失敗例を見ていきましょう。
イメージによる失敗
よくある異業種転職の失敗例の1つ目は、イメージによる失敗です。
例)憧れの業界への異業種転職
「子供の時からゲームが好きで、自分でゲームを作りたい。」という強い思いから、異業種転職を決意。スマホ向けゲームの制作会社に転職。
「好きなゲームに携われれば多少の忙しさは苦にならない」「ゲーム好きの仲間と楽しく仕事ができる」と思っていたが、常にイベント開催やアイテム追加があり、毎日のように残業。深夜にメンテナンスをすることもある。職場でのゲームの話は、製作中のゲームのシステムや仕様の話だけ。異業種転職をしなければよかったと感じた。
「憧れの業界」「華やかな業界」「楽しい業界」というイメージが先行してしまい、実際はどういう業界でどういう働き方なのか、仕事内容は具体的にどのようなものなのかを事前にしっかり調べないことが一番の原因です。
好きだったものが嫌いになったり、現実を知ってがっかりしたりすることにもなります。
条件による失敗
よくある異業種転職の失敗例の2つ目は、条件による失敗です。
例)高収入を目指して異業種転職
営業をしていたが、成果を出してもあまり収入が変わらず、成果を出すことで収入に繋がる保険業界という異業種へ営業として転職。
営業経験が活かせるからどんどん収入がアップすると考えていた。試用期間後の給料は営業成績によるインセンティブの割合が高くなったが、成績が伸びずに前職よりも収入がダウン。さらに上司からのプレッシャーもあり、異業種転職は失敗だったと感じる。
目先の給料や福利厚生に飛びついてしまい、デメリットはどのようなものがあるのかを事前に意識しなかったことが一番の原因です。
知識・技術不足による失敗
よくある異業種転職の失敗例の3つ目は、知識・技術不足による失敗例です。
例)未経験可だったIT企業への転職
「新しいことに挑戦したい」「最新技術を身につけたい」と考えプログラマーとしてIT業界へ未経験で異業種転職。
入社後3ヶ月は技術研修があるということで安心していた。ところが、研修中に出てくる専門用語についていけなかった。同時期に入社した仲間は、3ヶ月後から仕事をスタートしたが、自分の技術ではまだ仕事を始められず、いまだに研修を続けている。
未経験可、研修制度がしっかりしているから大丈夫だろうと、入社前(もしくは転職活動前)に最低限の知識や技術の勉強をしなかったことが原因です。
技術職に限らず、異業種への転職では、業界や会社、職種で必要な知識は事前に勉強することが大切です。
異業種転職に失敗しないための5つのポイント
異業種転職で失敗してしまう原因の共通点は、事前の準備が足りないことです。
様々な理由で、今すぐにでも転職したいという方もいるでしょうが、事前準備は必要です。
異業種転職に失敗しないためには具体的にどうしたらよいのか、5つのポイントを見ていきましょう。
業界を知る
異業種転職に失敗しないためのポイントの1つ目は、業界を知ることです。
「楽しそう」「華やかそう」「収入がよさそう」など、イメージで判断してしまうと、異業種転職に失敗する可能性が高くなります。
特に身近な商品やサービスに関わる業界を希望する場合、その製品やサービスのイメージが自分の中の業界のイメージになりやすく、現実とのギャップが大きい可能性があります。
事前に希望する業界について調べることが大切です。
会社を知る
異業種転職に失敗しないためのポイントの2つ目は、会社を知ることです。
業種に限らず、会社は1社1社、社風も違えば文化も違います。仕事内容も違うでしょう。それが異業種ともなれば、その違いが大きい可能性は高くなります。
募集要項や会社のホームページを調べるのはもちろん、会社訪問をしたり、その会社で働く知人や友人がいれば聞いてみたりすることが大切です。また、転職エージェントなどに会社について質問することもおすすめします。
棚卸しとキャリアプラン
異業種転職に失敗しないためのポイントの3つ目は、棚卸しとキャリアプランです。
まずはこれまでの経験や実績の棚卸しをしましょう。現職や前職の業界特有の知識や技術などを活かすことは、なかなか難しいとは思いますが、コミュニケーションスキル、リーダーシップ、論理的思考、語学力などの社会人として必要なスキルや能力は異業種でも活かすことができます。
次に、異業種転職後のキャリアプランを考えましょう。転職後、5年後、10年後、何に携わり、どのような立場でどのようなことをしていたいのかを具体的に考えることが大切です。具体的にできない場合は、業界や会社についての知識が足りないのかもしれません。もう一度、業界や会社について調べながら、異業種転職が必要かも併せて考えてみるようにしましょう。
勉強する
異業種転職に失敗しないためのポイントの4つ目は、勉強することです。
「未経験でも大丈夫」「しっかりとした研修制度がある」「1から教えます」などと言われても、希望する業界や仕事の基礎知識や基礎技術を勉強することは大切です。事前に勉強しておくことで、研修内容や指導内容がスムーズに頭に入り、身につくスピードもあがります。
時間がないと後回しにする方もいますが、本を読むだけでも違いが出ますので、しっかりと勉強するようにしましょう。
相談する
異業種転職に失敗しないためのポイントの5つ目は、相談することです。
異業種転職を希望される方は、転職エージェントなどでプロに相談することが大切です。
なぜなら、いろいろな点で客観的なアドバイスや情報を提供してもらえるからです。
例えば、業界や会社について自分のイメージや調べたことが正しいのか、客観的に判断してもらえます。また、これまでの経験や実績から得たスキルや能力の活かし方のアドバイスがもらえたり、スキルや能力を見つけてもらえたりします。さらに、必要なことややっておくべきことのアドバイスをもらえる可能性もあるでしょう。
転職エージェントを利用することで、アドバイスだけではなく、自分の希望に沿った求人の紹介をしてもらえる可能性もあります。
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新しいキャリアで意識しておきたいこと
異業種転職で失敗しないためのポイントとは別に、新しいキャリアをスタートするにあたり、意識しておきたいことがあります。
それは、新しいキャリアに前職をひきずらないということです。
転職、その中でも異業種転職は、「0からのスタート」となります。
もちろん、社会人としてのキャリアは活かすことができます。
業界が同じであっても、会社が変われば、やり方や考え方が変わります。業界が変わればその違いが大きくなる可能性が高くなります。
「前はこうだった」と前職をひきずらずに、柔軟に対応する姿勢を意識するようにしましょう。
まとめ
異業種転職を成功させている方はたくさんいます。
異業種転職に失敗しないために、ポイントを押さえてしっかりと事前準備をすることが重要です。
また、転職エージェントに客観的なアドバイスをもらうことで、異業種転職を成功させ、新しいキャリアをスタートさせましょう。