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貿易事務の仕事内容、給料・年収などを解説

更新日:2022.2.25

貿易事務という仕事は、事務はもちろんのこと様々な仕事をこなす必要があります。

海外経験者の中には、ご自身の経験や英語力を活かして貿易事務の仕事に転職を希望されている方もいます。
貿易事務の様々な業務の中には、自分に合った業務があるかもしれませんし、あわない業務もあるかもしれません。

今回は貿易事務の仕事内容や給料・年収など紹介していきます。

本当に貿易事務の仕事が自分にあう仕事なのかどうか、参考にして頂ければと思います。

 

貿易事務の仕事内容

貿易事務の仕事の特徴

常に海外との取引を行う貿易産業において、文化の違いなどが原因で様々な取引きリスクが伴います。
また商品の納入や代金支払いの遅延や、長距離輸送中の事故の発生するなどトラブルは日常茶飯事です。

海外との取引きにおいて大変重要な役割をはたすのが契約、発注、納品など多岐にわたる手続きとその書類であり、それら書類作成業務です。

取引きをする商品・サービスの数量、価格、条件などを書類という形で証拠に残し、その書類を正確な手順でやり取りし、リスクをできる限り抑えて、スムーズな取引きを実現することが貿易事務の仕事です。

輸送の手配

品物の輸送には、国内外問わず、とても多くの会社が関わることになります。
トラブルなく、お客様まで品物を届けるには、実務の正確さと高いコミュニケーション能力が必要です。

海外の会社とのやり取りには、基本的に英語が使用されます。

英文のメールを読み書きできる英語力は最低限必要であるのは当然として、時に英語で交渉ができるくらいの会話スキル(コミュニケーション能力)も必要となります。

また、1つの商品の輸送に複数の国の企業が関わるため、異文化対応力は勿論のこと、調整力を伴う論理的思考やバランス感覚も求められます。

出荷の管理

また貿易事務の仕事には、貿易書類作成や輸送、通関の手配をするだけではなく、注文を受けた品物の数や納期などの各データ入力、在庫量をチェックし品物が予定通りに先方に届くように管理する仕事もあります。

天候の影響などによって、輸送が遅れたりした場合は、スケジュールの調整や代替案の提案などを行うことも求められます。
取引先の海外企業との連絡には、時差もあり、時に早朝や夜間に勤務を求められる事も、この仕事の特徴でしょう。

また、不測の事態も海外の社会情勢や文化の違いなどにより発生しやすく、リスクマネージメント、リスク予測、冷静な判断力なども貿易事務に携わる方に求められる要素といえるでしょう。

 

貿易事務の仕事で求められるスキルは?

事務処理能力

貿易「事務」なので、当然ながら事務処理の能力が求められます。

これまでお話していますように、様々な国の多くの取引先と、多種にわたる通常業務と突発的なトラブル等の仕事を同時にこなすマルチタスク能力もとても大切になります。

またPCの扱いに慣れておくことは必須要件です。
マイクロソフトオフィス関連の資格試験MOCの取得なども役に立つでしょう。
ただし、各企業独自のソフトウェアを利用していたり、FAXなどPC以外のペーパーワークが残っている場合もあります。

売上、支払い、売掛金、在庫管理など多くの数値を扱いますので、日商簿記検定などの知識も役に立つことでしょう。

語学

海外とのやりとりが多いため、語学力は必須です。

基本的には英語力が求められますが、アジア各国、南米の企業との取引も多い貿易関連のお仕事ですので、中国語、韓国語、スペイン語など少し勉強しておくと武器となるでしょう。

このポジションの求人案件では、ほとんどの場合、応募要件の中に英語力を示すTOEICのスコアが含まれています。

貿易事務の仕事は英文書類を読むだけでなく、書類や英文メール作成や、電話応対もあります。
TOEICで測る読解とリスニングの能力だけでなく、ライティングやスピーキングの能力も求められています。

コミュニケーション能力

貿易事務のお仕事は多岐にわたります。
人との関わりが多い職種ですので、コミュニケーション能力がある人は活躍できる業種です。

ただし、海外の取引相手だけではなく、国内クライアントや日系企業の海外支店など日本人の取引相手ともお仕事をしなければいけません。

相手の国籍関わらず、コミュニケーションが取れる能力が求められていることは周知の事ですが、取引先の日本人とも日本社会のビジネスマナーで対応できる事も求められています。

 

貿易事務の気になる年収は?

 

貿易事務は、専門性の高い職種です。
輸出入業務に関するルールや専門用語を覚える必要もあります。

ルーティーン事務作業だけでなく、多種多様な突発的事柄に対応しなければなりません。
デスクワークだけにとどまらず、時に取引先との打合せに出席する可能性もあります。

ですので一般の事務職と比較して、年収は高い傾向にあります。
年収でいうと350万年から500万円くらいです。
また、スキルや経験が増してくると給料は上がっていきます。

仕事では覚えなければいけないことが多いですが、報酬面からもやりがいのある仕事といえるでしょう。

 

貿易事務の転職に役立つ資格

貿易実務検定

貿易事務の仕事に転職する際、取得していると有利になる資格があります。

それが、「貿易実務検定」です。

貿易実務検定には3種類あります。
C級が基本レベルであり、B級を挟んでA級が上級者レベルです。

「貿易実務検定」は、日本貿易実務検定協会が運営している資格で、貿易実務の能力や知識を試される試験です。
実務能力の証明になるので、特に未経験者にはアピール材料になる資格になります。

 

TOEIC

TOEICはもともとビジネスに対応したテストなので、メール作成やビジネス英会話など必要なことが網羅されています。

TOEICの受験料や詳細、利用法についてはこちらでも紹介しています。

 

日商簿記検定

貿易事務の仕事においても、一般的な事務の業務スキルは必要です。

簿記検定は一般的な事務の業務スキルの証明として認知されていますので、貿易事務の応募案件に対しても有利になります。

日商簿記検定についてこちらの記事でも紹介しています。

 

まとめ

 

さて、今回は貿易事務について紹介してきました。

普通の事務よりもこなさなければいけないことが多く、専門的な知識も必要です。
しかし、貿易事務という仕事は未経験者もこれまでの経験を活かして始められる仕事です。

多くの人を相手に行う仕事で覚えることが多く大変な仕事ですが、一般的な事務のお仕事よりも付加価値の高い経験やスキルを身に着けることができます。

ずっと貿易事務を続けるのも良いですし、その先の可能性も広げてくれますので、キャリアプランも立てやすくおすすめの仕事です。

未経験からはじめる場合、求められる要素はコミュニケーション能力と英語力です。
面接ではこの2点を前面にアピールしましょう。

 

海外経験者専門の転職エージェントのThe Beyond Borderには、これまで多くの貿易事務に転職を希望される方をサポートしてきました。

未経験の方も、これまでの経験やご自身のスキルの活かし方、アピールの仕方を専門エージェントだからこその視点でお伝えし、貿易事務の案件に挑戦されています。

 

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