【転職】水増しNG!自己PRで英語力を上手に伝える2つのポイント
転職でいかに自己PRを充実させるか。新しいキャリアのスタートはこの自己PRから始まるといっても過言ではないでしょう。ここ数年の日系企業の海外進出に伴い、中途採用で英語力を評価項目に加える企業が増加しています。学歴や経歴と違い、個人の考えや目標がしっかりと分かる自己PRは書類選考でも面接でも重要なアピールポイント。
「英語力をアピールしたいけど、留学経験がない」
「英語を話せてもTOEICのスコアが低い」
「自分の英語力なんかアピールするほどでもない」
上記のような理由で自己PRに英語力を加えることを躊躇してしまっていませんか?
「ゼロよりも今ある1を大切に」
少しでも英語力と呼べる経験や資格があるなら、他の転職希望者との差別化を図るために自己PRに加えることをおすすめします。
今回は転職を専門とする私たちBEYOND BORDERが、書類選考と面接の2パターンに分けて、上手に英語力を伝えるポイントを2つご紹介したいと思います。
目次
1. 【書類選考の自己PR] 英語力で好印象を得る2つのポイント
転職では、自己PRの充実度が書類選考の通過率を左右します。
「留学の経歴と資格で書類選考は通過できるはず」
「自己PRにも英語力のアピールってそもそも必要なの?」
書類選考や自己PRにこんな先入観を持っていたら要注意。中途採用=即戦力、経験重視であることは間違いありません。一方で「高スキル・海外経験者は扱いづらい」というイメージがあるのも事実です。
書類選考の自己PRでは以下の2つを上手に織り交ぜながら英語力を伝えていきましょう。
① 募集要項に合った実践的な英語力
あなたが応募したいポストに必要な英語力は、企画や営業を目的としたスピーキング重視の能力でしょうか、もしくは事務や顧客対応を目的としたライティング重視のものでしょうか?
どんなに高得点のTOEICスコアがあったとしても、募集要項に合った能力と経験をアピールできなければ採用には繋がりません。
特に注意したいのは外資系企業。一度英語で書かれたものが日本語訳されていることもあり、必要とされている英語力の原文と日本語訳の意味合いが完全に一致していないことがあります。
募集要項では給与や勤務時間だけではなく必要とされている語学力をしっかりと確認しておきましょう。募集要項だけで詳細が分からない場合は、公式ホームページで相手企業がどのような事業に取り組んでいるのか、どんな人材を求めているのかをチェックします。さらに正確な求人情報を知りたいなら、担当者または窓口を通して直接メールや電話で問い合わせをしても問題ありません。
② 外国人社員やチームにも馴染めるコミュニケーション力
外資系企業の中途採用では、外国人社員のいるチームに馴染むコミュニケーション力とそれに付随する英語力が経歴と同様に重視されます。
文化や考え方の違う同僚と仕事をするためにどのような努力ができるのか、新しい風をチームに吹き込むために何ができるのか。自分が英語力を持ってチームに加わった後に期待できる成果をアピールしていきましょう。
2. 【面接】英語で出来ること、出来ないことをしっかりと伝える
書類選考と違ってごまかしの効かない面接。印象を損なわないためにも英語で出来ること、出来ないことをしっかりと伝えましょう。特に日常において英語を使う機会の少ない日本人はTOEICのスコアと実際の会話力が乖離しがち。
自分の英語力を面接で卑下することもよくないですが、自己PRで過度にアピールしてしまうと採用後のポストで苦労したり、最悪の場合は能力と業務が見合っていないため退職を余儀なくされる可能性もあります。外資系企業では書類に記載されている英語のスコアに沿って、英語で質問されることも少なくありません。
面接で評価を下げないために抑えておきたいポイントは以下の通り。
① 英語力に触れられた時点で「出来ること・出来ないこと」を伝える
外資系に関わらず、より実践的な英語を求める日系企業の面接も英語で進められることがよくあります。つまり、TOEICのスコアが低くても、実践的な英語の会話力さえあれば採用の可能性が大いにあるということ。「英語は話せるけど、ライティングは苦手」という帰国子女や留学経験者は、この面接形式が有利に働きます。
一方で「ライティングはできるけど、うまく話せない」という人は、面接の序盤で英語で出来ること・出来ないことをあらかじめ伝えておくようにしましょう。最初から正直に伝えることでその後の英語での対応がうまくいかなくても評価が著しく低くなることは防げます。
② 「出来ない」をカバーする能力を必ず伝える
出来ないことを伝える時は「出来ない」をカバーする能力を伝えて好印象に繋げましょう。スピーキング力は十分ではないものの、初対面の人にも臆することなく会話ができる、外国人社員であっても抵抗なく交流ができるなど、英語力の弱い部分をカバーできる強みを伝えます。
相手の反応や評価が気になって面接で不安になる気持ちはよくわかります。しかし、自信がなさそうに出来ないことを伝えると不用意に採用担当者に不安感を与えてしまうことも。出来ないことを伝える時にはしっかりとその他で出来ることを伝えながら、相手の目を見て堂々と誠意を伝えましょう。
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