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税金で損しない転職のタイミングは何月か

更新日:2024.8.4

転職を考えている皆さんの多くは、新しい職場の仕事内容や給与、職場環境などを重要視していると思います。しかし、転職を考えるポイントのひとつに、「税金」を入れている方はなかなかいないのではないでしょうか。

実は、税金に関しても適切なタイミングを選ぶことで節税効果を得られることがあります。

税金について詳しくないという方、また、海外経験者の方の中には、日本の税金の仕組みについての知識がないという方もいるでしょう。

当記事では、税金で損しないための転職のベストタイミングについてお話します。

 

税金のポイントから見た月別の転職

転職時の税金のポイントとしては、主に以下の3つが挙げられます。

  1. 年収の変動:年収が変わると所得税の課税額が変わります。
  2. 退職金の扱い:退職金に対する税金の計算方法は、他の所得と異なります。
  3. 社会保険の影響:社会保険料も年収に応じて変動します。

 

これらのポイントを基に、月別の転職について見ていきましょう。

 

税金のポイントから見た1月から3月の転職

1月から3月の転職は、

  • 年収の調整がしやすい:新年度の開始とともに新しい職場で働き始めるため、年間の収入の調整が比較的しやすくなります。
  • 確定申告の手続きがシンプル:前職を退職して年内に転職しなかった場合や個人事業主として仕事をしていた場合など、確定申告が必要なことがあります。前年度の所得についての確定申告は、1月から3月に行われますので、この時期に転職すれば、新しい職場での年収も含めた申告が一度に済むため、確定申告の手続きがシンプルに行えます。

 

税金のポイントから見た4月から6月の転職

4月から6月は新年度が始まる時期であり、新入社員や新たなスタートを切るのに適した時期とされています。税金のポイントから見ると、

  • 社会保険の基準月:社会保険の計算基準となる月は4月から6月です。この時期に転職することで、年間の社会保険料をコントロールしやすくなります。

ただし、前職の退職金をこの時期に受け取ったり、転職後の給与が重複したりする場合、税金が高くなる可能性というデメリットに注意しましょう。

 

税金のポイントから見た7月から9月の転職

7月から9月の転職は、

  • ボーナスの受け取り:この時期は、夏のボーナス時期です。前職でボーナスを受けてから転職することで、収入減を防げる可能性があります。
  • 年収の管理:この時期に転職すると、年内の収入が確定しやすく、年末調整や確定申告での調整がしやすくなります。

前職でボーナスを受け取る前に転職すると収入減に繋がる可能性があるので注意しましょう。

 

税金のポイントから見た10月から12月の転職

10月から12月の転職は、

  • 年末調整の影響:年内の収入が確定するこの時期に転職すると、年末調整が複雑になることがあります。特に、年末に近いほど、新旧の職場での収入が重複する場合が多く、年末調整での過不足が発生しやすくなるので注意が必要です。

 

転職と所得税

所得税は、累進課税制度に基づいており、年収が高くなるほど税率も高くなります。そのため、年内に転職を複数回行った場合や、前職と新職の給与が重なる場合、所得税の負担が増える可能性があります。

 

例えば、年収が500万円の場合と、転職後に年収が600万円になった場合では、税率が変わるため、税金の負担が大きくなります。

 

転職と社会保険

社会保険料は、年収に応じて計算されます。転職によって年収が変わる場合、社会保険料も変動するため、その影響を理解しておくことが重要です。

社会保険料は、以下の要素で決まります。

  • 健康保険料:健康保険料は、標準報酬月額に基づいて計算されます。転職先での給与が変わると、標準報酬月額も変動します。
  • 厚生年金保険料:厚生年金保険料も、標準報酬月額に基づいて計算されます。転職後の給与が増えると、厚生年金保険料も増加します。

 

社会保険料の計算基準となるのは、4月から6月の3か月間の所得です。この期間の給与が、その年の社会保険料の基準となるため、この期間に転職する場合は、給与の変動に注意が必要です。

 

税金で損しないために何月で転職するのがベストか悩んだら・・・

税金面で損をしないためには、以下のポイントを押さえて転職のタイミングを選ぶことが重要です。

  • 年収の変動を把握する:転職前後の年収を把握し、所得税や社会保険料の変動を見越して転職する。
  • 退職金のタイミングを考慮する:退職金の支給タイミングと退職所得控除を考慮し、税金の負担を最小限に抑える。
  • 社会保険の基準月を意識する:社会保険料の基準となる4月から6月に転職する場合は、給与の変動を考慮する。

 

転職のタイミングを考える際には、仕事内容や給与だけでなく、税金面での影響も十分に考慮するとよいでしょう。特に年収の変動、退職金のタイミング、社会保険料の変動を理解し、適切な時期に転職することで、税金で損をしないようにすることができます。

 

とはいえ、税金の仕組みは複雑で、よくわからないという方が多いと思います。そういった場合、税理士やファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談することもできますが、転職エージェントを利用することをおすすめします。

 

転職エージェントのプロのカウンセラーを利用することで、転職に特化した税金面の説明やアドバイスをしてもらうことができます。

 

中でも、海外経験者におすすめなのは、The Beyond Borderです。

 

ビヨンドボーダーは、海外経験者、帰国子女、ハーフ専門の転職エージェントとして、国内や海外で転職し活躍したいという多くの方のサポートをしてきています。海外とは違う日本の税金の仕組みから、税金で損をしない転職時期のアドバイスをすることができます。

 

The Beyond Borderのプロのカウンセラーは全員海外経験者ですので、海外経験者、帰国子女、ハーフ特有の悩みを理解・共感し、転職時期のアドバイスだけでなく、皆さん1人1人に合った、面接対策、自己分析や企業分析、書類作成、など、転職に関する様々なアドバイスができます。

 

転職時期について悩んでいる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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