転職の面接で海外経験をプラスにするためのアピール方法
転職の面接で、海外経験をどうアピールしたら、プラスの印象になるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
海外経験を活かした仕事に転職を考えている方は特に、海外経験をアピールポイントのひとつにしたいと考えているかと思います。
今回は、「どのようにアピールすることで、面接官によい印象を与えるアピールができるのか」をお話しします。
目次
海外経験がプラスにならないアピール
「留学をした」ということだけでも一目置かれた時代もありましたが、現在では短期の語学留学などに行く方も増え、留学そのものは珍しいものではなくなってきています。
海外経験のアピールの仕方を間違えると、プラスのポイントにならないだけでなく、「何をアピールしたいのだろう」「うちの会社じゃなくてもいいのでは?」など、マイナスな印象を与えかねません。
まずは海外経験がプラスにならない2つのアピールを見てみましょう。
1:経験だけをアピール
1つ目は、海外経験だけをアピールしてしまう例です。
「1年間の語学留学・ワーキングホリデーの経験で、異文化に触れることで価値観が大きく変わりました。」
「交換留学をしていました。英語で行われる授業についていくために、科目の勉強だけでなく英語の勉強にも力を入れました。」
「海外大学を卒業しました。」
という内容では、海外経験そのものをアピールしているだけで、面接官には海外経験がどのようなアピールになるのか伝わりません。
2:応募企業やポジションに関連していないアピール
2つ目は、応募企業やポジションに関連していないアピールをしてしまう例です。
海外との取引をしておらず、今後の事業計画にも海外が視野に入っていない企業に対して、「海外経験の○○を活かして、グローバルに活躍したい」というアピールや、海外と取引があっても英語を使わない企業に対して「英語力を活かして・・・」とアピールするなど、応募企業やポジションに関連していない海外経験を伝える方がいます。
これでは面接官に、「企業や職種研究が足りない」「なぜうちなのかわからない」という印象を与えてしまいます。
海外経験をプラスにするアピール
それでは面接で海外経験をプラスにするアピールはどのようなものなのでしょうか。
海外経験は、「自己PR」や「志望動機」と関連させてアピールするとプラスすることが可能になります。
具体的に見ていきましょう。
自己PRでアピール
海外経験をアピールしやすいもののひとつが「自己PR」です。
- 海外経験で身につけた「経験」「実績」「能力」「スキル」
- もともと持っている「能力」「スキル」「性格」を海外経験で発揮したこと
など、どのようなことでもアピールできます。
ただし、面接官が求めているのは「即戦力となる人材」です。
応募企業やポジションと関連づけてアピールすることが重要になります。
- 大学の専攻をアピール
海外大学での専攻が情報処理だった場合、IT企業へ転職で専攻をアピールすることができます。
自己PRで、大学の授業や実習で身につけたことを、応募ポジションでどのように活かすことができるのかを伝えていくことで、即戦力としてのアピールができます。
その際、海外大学卒業だからこその強みもプラスして伝えましょう。
例えば、グローバル企業に応募するのであれば、大学時代にさまざまな国や年齢の方と関わりながらプロジェクトに参加した経験などは、プラスのアピールとなります。 - 能力をアピール
海外大学で活かした自分の能力を、仕事と関連づけてアピールすることができます。
例えば、海外営業への転職を考えているのであれば、海外大学在学中のプレゼンテーションやディベートの経験で自分のどんな能力を活かして行ってきたのか、その経験を、営業として海外の取引先との交渉にどのように活かせるのかを伝えることで、具体的な働き方をアピールすることができます。
志望動機でアピール
「志望動機」の中で海外経験をアピールするのも1つの方法です。
- 転職の理由と関連付ける
- キャリアプランと関連付ける
面接官が知りたいのは「なぜうちの会社なのか」「将来どのように活躍していくのか」です。
「海外経験を活かしたいから」という理由だけにならないように注意しましょう。
- 転職の理由と関連付ける
海外経験を転職の理由と関連付けてアピールすることができます。
例えば、
「前職(現職)で食品の営業を行っていました。営業をしていくなかで、日本の食の海外市場の大きさと将来性に魅力を感じました。また、私は海外大学を卒業しており、大学在学中に日本の食について~を経験したこともあり、日本の食の魅力を海外に伝えたいという思いが強くなりました。海外に○○を輸出している御社であれば、営業職として~。」
- キャリアプランと関連付ける
海外経験をキャリアプランと関連付けてアピールすることもできます。
例えば、
「○○のシステム開発で海外展開している御社に○○という理由で興味を持ち志望しました。入社後は開発職として~を行い、海外大学在学中に企業と協力して行っていた○○のシステム開発で培った~を活かして、将来~することで御社の事業計画である○○システム開発の~に貢献できると考えています」
転職エージェントを利用しよう
転職の面接で、海外経験をプラスにするためには、海外経験を応募企業やポジションでどのように活かすのか具体的に伝える必要があります。
そのためにも、海外経験や前職(現職)の棚卸し「自己分析」と応募企業やポジションの現状と今後「業界・企業研究」が重要になります。
海外大学を卒業された方の中には、新卒就活の際に自己分析や業界・企業研究のやり方を指導される機会がなかったという方も多いかと思います。
転職の面接で海外経験をプラスにアピールするためにも、転職エージェントを利用することをおすすめします。
Beyond Borderは、海外経験者、帰国子女、ハーフ専門の転職エージェントですので、特におすすめします。
これまで多くの海外経験者をサポートしてきたBeyond Borderであれば、海外大学卒業者に不足している自己分析や業界・企業研究について、わかりやすく丁寧にアドバイスすることができます。そして、これまでのキャリアと海外経験者ならではの強みなども踏まえた自己PRや志望動機作り、面接でのアピール方法のアドバイスもしていきます。
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