【転職を成功させるための自己PR】履歴書で好印象を与えるポイント
転職活動で面接の機会を得るためには、書類選考を通過することが必要です。
履歴書をはじめとする書類では、自己PRの記入が必須になってきます。
履歴書の自己PRをどのように記入すればよいのか、悩む方も多いのではないでしょうか。
採用担当者の方に好印象を与える自己PRの書き方があれば、知りたいと思いませんか?
今回は、履歴書で好印象を与えるポイントについてお話します。
目次
履歴書の自己PRが合否を左右する
応募者にとって、自己PRは自分を最大限アピールできる場です。
企業の採用担当者は、自己PRから「応募者がどのような人物か」をイメージし、「募集ポジションで活躍する人材となるか」を判断し、会ってみたいと思った人物に面接の機会を与えます。
自己PRの中から、「その人らしさ」や「これまでの活躍ぶり」「今後の活躍予測」が読み取れることで、採用担当者に好印象を与え、会ってみたいと思わせることができます。
インターネットなどで調べた例文をそのまま使用した自己PRは、採用担当者の心に響く自己PRにはなりません。例文はあくまで参考にし、自分らしさやこれまでの活躍、今後の活躍が表現できる自己PRを作成することが重要です。
履歴書の自己PRで好印象を与える4つのポイント
履歴書の自己PRをどのように作成したら、採用担当者に好印象を与えることができるのでしょうか。
4つのポイント
- 必要なことが盛り込まれているか
- ポジティブな表現になっているか
- 自分の言葉で表現しているか
- 企業が求める人材か
を意識して自己PRを作成することが大切になります。
履歴書で好印象を与えるポイント①、必要なことが盛り込まれているか
好印象を与える自己PRの1つ目のポイントは、必要なことが盛り込まれているかです。
自己PRは、自分をアピールする場だからと言って、自分の長所をただ記載するなどでは、採用担当者に好印象は与えられません。採用担当者が何を求めて自己PRを聞いているのかを考える必要があります。
自己PRで採用担当者が知りたいことは、
- どのような人物か
- これまでどのような経験や実績を積んできたのか
- 入社後にどんな働きをするのか
この3点が自己PRから読み取れることが大切です。
そのためにも、
- 企業や募集ポジションで活かせるアピールポイント
- アピールポイントの具体的な根拠
- 転職後にどう活かして、どう活躍するか
の3点を盛り込むことが必須となります。
自己PRを作るには、これまでの経験や実績の棚卸、企業や応募ポジションについての研究、そしてキャリアプランを事前に考えることが重要です。
自己PRの作り方については、コラム「転職を成功させるための自己PRの書き方2つのポイントと例文」を参照してください。
履歴書で好印象を与えるポイント②、ポジティブな表現になっているか
好印象を与える自己PRの2つ目のポイントは、ポジティブな表現になっているかです。
特に、未経験の業界や職種に応募する方は、「○○について何も経験はありませんが、早く貴社のお役に立てるよう頑張ります。」といった、ポジティブではない表現になっていることが多く、採用担当者に「受け身な人物」「戦力にならない人物」という印象を与えます。
「○○について未経験ではありますが、これまでの○○の経験や私の特徴である○○を活かして、○○することで一日でも早く戦力として活躍できるよう努力します。」といった表現に変えることで、採用担当者に、「向上心のある人物」「入社後も成長していく人物」という好印象を持ってもらうことができます。
また、文末に「思います」という表現は多用しないようにしましょう。この様な表現は、「ぜひ入社したい!」という意気込みや熱意が感じられなくなります。自分の意気込みや熱意が伝わるよう、しっかりと言い切る文末を意識することも必要です。
履歴書で好印象を与えるポイント③、自分の言葉で表現しているか
好印象を与える自己PRの3つ目のポイントは、自分の言葉で表現しているかです。
採用担当者に会ってみたいと思わせる自己PRは、文面から応募者の人物像がイメージできます。インターネットなどで調べた自己PRの例文をそのまま使用すると、自分らしさが伝わらない自己PRになります。
自己PRは何度も読み返して、自分の言葉で表現されているか確認しましょう。また、家族や友人に読んでもらい、文面から人物像がイメージできるか確認してもらうのもよいでしょう。また、転職エージェントなどでプロに添削をしてもらうことで、より自分らしい自己PRを作り上げることもできます。
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履歴書で好印象を与えるポイント④、企業が求める人材か
好印象を与える自己PRの4つ目のポイントは、企業が求める人材と一致しているかです。
自己PRは自分をアピールするものだから、一番の長所や性格をアピールするという方も少なくありません。しかし、企業が求めている人材とずれているものをアピールしても、採用担当者に好印象を与えることはできません。
例えば、「フットワーク軽くどんどん行動する人物」を求めている企業に、「行動する前にしっかりと計画をたてる」というアピールでは、逆効果です。
企業が求める人材と一致させるためは、企業や応募ポジションについてしっかりと理解する必要があります。
履歴書の自己PRよくあるNG
最後に、履歴書の自己PRでよくある4つのNG例について見ていきましょう。
NG例1、具体性に欠けている
具体性に欠けている自己PRはNGです。
「コミュニケーション能力がある」「リーダーシップがある」という自己PRをされる方がいます。どちらも具体性に欠けたアピールです。
例えば、コミュニケーション能力には、「論理的に伝える力」や「相手の話を引き出す力」など様々なものがあります。自分のコミュニケーション能力とはどんなものなのか、掘り下げて考え表現することで具体的なものにしましょう。
また、自己PRの根拠で「プロジェクトで問題が起きた時は、率先して改善策を考え行動した」と例を挙げる方もいます。採用担当者が知りたいのは、どういう状況の時に、具体的にどんな策をだして、どう行動したのかです。ひとつひとつ具体的になっているか確認しましょう。
NG例2、専門用語が多用されている
専門用語を多用した自己PRはNGです。
同業種の企業への転職であっても、技術職が使用する専門用語は人事にはわからないものが多くあります。他業種の企業への転職ではなおさらです。
専門用語を多用することでわかりづらい自己PRとなり、また、読み手に配慮できない人物という印象を、採用担当者に与えます。
NG例3、上から目線のアピール
上から目線の自己PRもNGです。
適切な自己評価ができていないことや、自分をよく見せようとする強い思いから、誇大な自己PRをされる方がいます。また、企業理解や業界理解をしていることを強くアピールしようとする方もいます。
このような方の自己PRは、上から目線の自己PRとなることが多くあります。
例えば、「貴社の○○の実績や今後の事業計画を踏まえると~」などの表現は、「今後の当社について」などの質問であれば問題ありませんが、自己PRでの回答となると、採用担当者に上から目線の人物という印象を与える可能性が高くなります。
NG例4、体裁が整っていない
体裁が整っていない自己PRもNGです。
自己PRを記入するスペースの8割に満たない文字数は、採用担当者に「熱意のない人物」「本気ではない人物」という印象を与えます。
小さな字でぎっしり書いた自己PRは、採用担当者に「まとめる力のない人物」「読み手に配慮できない人物」という印象を与えます。
また、誤字脱字がある履歴書は、マイナス評価に繋がります。履歴書や自己PRは自分を表現する大切な書類です。誤字脱字が多いことで、不合格になることもありますし、面接の機会を得ても「書類に誤字脱字が多いね」と面接官から指摘されることもあります。
自己PRを書き終えたら、読み手のことを考えた読みやすいものになっているか、誤字脱字がないか、しっかりと見直しましょう。
まとめ
履歴書の自己PRは、自分を最大限アピールし、企業の採用担当者に会ってみたいと思わせる内容であることが重要です。
履歴書の自己PRで好印象を与える4つのポイントをしっかり押さえた自己PRで、希望する企業への転職を成功させましょう。