自己PRに責任感は効果的!書き方を例文を交えて紹介します
転職活動において、自己PRは、履歴書や職務経歴書を作成する時や、面接に臨む時に、非常に重要になるポイントの一つです。
企業は、応募者のキャリアやスキルも知りたいですが、それ以上にどういった人物であるかを知りたいと考えます。したがって、長所や短所など自分という人間を正確に伝えることが、採用への近道だといえます。
その中でも、社会人として大切な要素である「責任感」をしっかりとアピールできれば、より採用担当者の心象が良くなるといえます。
しかしながら、責任感というのは非常に前向きな言葉である反面、その言葉だけでは抽象的で、相手を納得させるまでには至りません。
そこで、責任感という言葉の意味を知り、具体的な事例を交えてアピールしていくことが求められます。
つまり、具体的な体験を添えることで初めて、重みと説得力のある言葉になります。具体的なエピソードを交えるということを強く認識して欲しいと思います。
今回は、責任感をアピールするメリットと、どのようにアピールしていけば効果的なのかを解説していきます。
目次
責任感をアピールすることのメリットとは?
責任感が強い人は、当然のことながら、選考段階で高く評価されることになります。
「責任感が強い」というのは、課題を解決するのに、努力を惜しまず、最後までやり遂げる人のことを指します。責任感は、ビジネスの上でとても大切な要素だといえます。
では、どのような人が責任感が強い人材だと評価されるのでしょうか?
答えとしては
- 「最後まで与えられた仕事をやり遂げる」
- 「有言実行できるタイプであること」
この2点を持ち合わせた人が、責任感が強いと評価されるといえます。
責任感が強い人は、どんな仕事でも最後まで責任を持ってやり遂げ、結果に対しても真摯に向き合うことができます。
仮にうまくいかなかったとしても、それを糧にして成長に繋げようと努力も惜しみません。また、自分の発言にも責任を持っています。
このように責任感の強い人は、ビジネスで欠かすことのできない要素を持ち合わせていると判断されるます。つまり、この点をうまくアピールできれば、選考上でのメリットはとても大きいでしょう。
責任感を自己PRに盛り込む際のポイントは?
責任感を自己PRに盛り込むには、「私は責任感が強い人間です」という表現だけでは、効果がないとお伝えしました。
それでは、どのように作成していけば良いのか、具体的にご紹介していきたいと思います。
まず、前職で営業職をしていたのであれば、仕事の大小に関わらず、
- 全力で取り組んできたこと
- お客様との約束はどんなことでも守り抜いたこと
- 売上目標が達成できなくても最後まで諦めずに取り組んだこと
などをアピールすると良いといえます。
また、クレーム対応についても、結果として、お客様との信頼関係が深まったのであれば、責任感をアピールできますので、効果的だといえます。
次に、前職が事務職であった場合です。
事務職は、時として会社の入出金管理を担当することもありますので、何年も処理間違いがなかったのであれば、責任感と事務処理の正確性をアピールすることができます。
また、電話対応だけで、お客様からの信頼を得ていたのであれば、高いコミュニケーション能力と誠実な対応から責任感の強さが推測されます。このような点もアピールすることができます。
以上が、責任感を自己PRに盛り込む際のポイントです。
自己評価だけでなく、他人から責任感が強いと評価されていた客観的要素をプラスできれば、より責任感をアピールできます。
責任感が盛り込まれた自己PRの例文
それでは、具体的に責任感が盛り込まれた自己PRの例文をご紹介していきます。
例文1
「私は前職で営業職として、お客様との約束事や与えられた課題に対して、どんな些細なことでも、必ずスピードを持って対応し、付加価値をプラスすることを心掛けてきました。
また、仕事上で困難な問題に直面しても、最後まで諦めずに取り組むことで、同僚やお客様から責任感が強い人間だと評価されてきました。
私の強みは、お客様に誠実に向き合う姿勢と責任感の強さです。
この性格を活かして、御社の発展に貢献したいと思います。」
例文2
「私は事務職として、明るい対応と正確でスピード感のある事務処理を心掛けてきました。
他の人から急に仕事を依頼されても、嫌な顔をせず、期日までに期待以上の資料を提出し続けたことが評価され、事務リーダーという責任のある立場にも任命されました。
私は責任感が強いために時間を忘れて、仕事に没頭する傾向がありましたので、今は自分の中で厳しい時間目標を設定して仕事に取り組むようにしています。
その結果、よりスピード感のある事務処理ができるようになりましたので、この長所を活かして、御社のお役に立ちたいと思います。」
例文3
「私はこれまで化粧品販売の仕事に携わってきました。
その中で、お客様に満足感を与える接客がしたかったことから、新商品が発売されたときには誰よりも率先して特徴などを勉強し、忙しいときでも、一期一会の気持ちを忘れずに誠実な接客にも努めてきました。
その結果、お客様アンケートで、3ヶ月連続して優秀スタッフ賞にも選ばれました。御社の仕事は、未経験ですが、持ち前の強い責任感を活かして、一日も早く戦力となれるように取り組んでいきます。」
まとめ
責任感を自己PRに盛り込む際は、具体的なエピソードを交えることが大切であると、ご理解いただけたかと思います。
ただ、責任感が強いという良い部分だけを強調し過ぎてしまうと、その内容に対して、疑念が生じかねません。
そこで、責任感が強すぎるが故のデメリットな部分も少し交えることで、真実味のある内容となり、企業側にもより確実に伝わることになります。
例えば「責任感が強いあまり、すべてを自分でやり遂げようとする傾向がある」といったように、デメリットな部分を添えます。
企業側も人間は良い面ばかりではないと理解していますので、責任感の強さが、よりリアルに伝わるようになります。
自己PRは、良い面だけを羅列するだけでなく、自分の弱みを知り、それを克服しようとしている姿勢も加えることがポイントです。
もし、自身で作成した自己PRの内容に不安がある場合は、転職エージェントに登録して、相談してみるのも一つの方法です。
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