未経験職種に挑戦!志望動機を書くときのコツ
未経験職種への転職に挑戦するなら志望動機が肝心!志望動機を書くときにチェックすべき3つのポイント
ここ数年、転職に関する情報を至るところで見かけるようになりました。
多くの企業が人材の確保に苦しんでいることもあり「未経験歓迎」「未経験可」という求人案件も多数あります「未経験歓迎」「未経験可」とあることで、応募する側にとっては、応募へのハードルが低く感じられますし、企業側にとっても応募が集まりやすいというメリットがあることから、このような求人案件が多いのです。
しかし、いざ応募してみると、面接をしてもらえなかったり、書類選考すら通らなかったりという経験をしたことがある人も少なくないのではないでしょうか?
これには、各企業の「未経験歓迎」に対する思惑の違いが大きく影響しているといえます。
例えば、慢性的に人員が不足しているような会社では、経験はともかく、とりあえずやる気があって、すぐにでも入社できる人なら採用という場合もあれば、「未経験歓迎」はあくまで建前で、その表現を使って多くの応募を集めた中から、より即戦力に近い人だけに絞って選考を進める場合もあります。
したがって、未経験の職種への転職活動を成功させるには、後者のような、応募者の目には見えない壁を突破していく必要があります。
そのための鍵は、志望動機を充実させること。採用担当者が最初に目にするのは、履歴書やウェブレジュメなどの応募書類です。これらのに志望動機を充実させることが重要です。
ここからは「未経験歓迎」という表現に対して企業側にはどのような思惑があるのか、また、見えない壁がある企業をどうやって読み解き、そこを突破するためにはどう対策すればよいか、また、熱意が伝わる志望動機の書き方などご紹介していきます。
目次
効果的な志望動機の作成は未経験歓迎の意味を読み解くのがカギ!
冒頭で各企業の「未経験歓迎」に対する思惑の違いがあることに触れました。
その思惑を求人情報やホームページなどから100%見抜くことは難しいといえますが、わずかな情報に思惑が見え隠れしている場合もありますので、具体的にご紹介していきたいと思います。
まず、わかりやすいのが求人情報に「年齢、業界・職種経験不問」とハッキリと明記されている場合です。
その他、「入社時研修あり」「未経験から始めた先輩多数」といった表現は、完全なる未経験でも応募が可能であり、明らかに人手が不足している状況だといえます。
なかなか内定がもらえない、とにかく早く就職がしたいと考える人は、もし、興味があるのであれば、積極的に応募するようにしましょう。
次に完全なる未経験の人が少し不利な状況だと推察できる求人情報について考えてみましょう。
一番わかりやすいのが、給与情報のところに「経験・能力を考慮し、優遇します。」という表現があるときです。
この場合、採用担当者はあわよくば、経験のある人に来て欲しいと考えています。したがって、ライバルにそのような人がいる場合、多少不利な状況に置かれるといえます。
また、「未経験可」という場合も、そこまで未経験の人を積極的に採用したいと考えていない場合もあります。
このように、求人情報から各企業の未経験採用に対するスタンスが垣間見える場合がありますので、自分なりによく読み解いた上で応募を検討するようにしましょう。
完全なる未経験から転職しやすい業界や職種を知ろう
求人情報から「未経験歓迎」の意味を読み解くコツをご紹介しましたが、業界や職種によっても完全に未経験からの転職へのニーズが高いところも存在します。
例えば、業界全体の規模がとても小さい場合、そもそもそこで働いている労働者の絶対数が少ないため、必然的に経験者が少なくなります。このような業界は、完全なる未経験からでも転職成功のチャンスがあります。
また、職種的には営業職も圧倒的に人材が不足していますので、完全なる未経験でも採用される可能性が高いといえます。
営業職は応募者の間でも「厳しい」「キツイ」というイメージがあり、敬遠されやすい点も未経験者採用に拍車をかけています。
営業職といっても取り扱う商品が高額なものから安価なものまであり、法人を相手にする場合もあれば、個人相手の営業もあります。
もしかしたら、自分の性格にマッチした営業スタイルを持つ企業もあるかもしれませんので、初めから敬遠するのではなく、企業研究をしっかりとした上でチャレンジすることで自身が成長できることもあります。
このように、経験者があまり多くない業界であったり、敬遠されがちな職種であったりすると、未経験の方でも採用につながりやすいと言えます。確かに飛び込みにくい側面がありますが、応募人数が少ないため、企業によっては、一からしっかりと研修してくれる場合もあります。
自分の能力が向上し、人間としての幅が広がる可能性も秘めていますので、挑戦したい気持ちが持てるのであれば、飛び込んでみるのも一つの選択肢だといえます。
未経験からの転職を成功させる志望動機とは?
未経験を歓迎する求人の中には、応募者数が多く競争率が高かったり、未経験の人にとって見えない壁が存在するような求人もあります。
そのような厳しい状況の中で内定を勝ち取るには、どのようにアピールしていけば良いのでしょうか。
まず、転職における選考の始まりは、書類選考です。この書類選考を突破しないことには、面接で自身のスキルやPRポイントをアピールすることすらできません。したがって、採用担当者が最初に目にする、履歴書や職務経歴書、Webレジュメの充実が転職成功のカギを握ります。
その中でも特に重要なのが「志望動機」です。志望動機は、自身のスキルや経験が転職企業のメリットに繋がるというストーリーが一番効果的です。
ただ、完全なる未経験である場合は、スキルや経験がありませんので、その代わりに熱意や積極性を伝えていくことが大切ですが、自分では完全なる未経験だと思っていても、今まで身につけたスキルやキャリアに、もしかしたら応募企業と何らかの共通点があるかもしれません。その共通点も見いだして、応募企業に関連づけできないか、特に熱意や積極性をアピールできるような側面がないかを中心にピックアップしてみましょう。その際、具体的なエピソードを加えると相手へ伝わり方が増しますので、その点も気に留めるようにしてください。
このようにシンプルですが、未経験である場合には、どうしても応募企業に入りたいという熱意、そして、新たな仕事を必死で覚えていく積極性をいかに伝えるかが大切です。
そのためにも志望動機の作成には、細心の注意を払うようにしましょう。
未経験職種に挑戦!志望動機を書くときのコツに関するまとめ
ここまで、未経験職種に挑戦する際の志望動機の重要性を中心にご説明してきました。
その中で、求人内容に「未経験歓迎」と記述されていても、企業ごとにさまざまな思惑があることもご理解いただけたかと思います。
採用へのハードルの高さの違いがあったとしても、最終的には、自分自身のアピールポイントを余すことなく最大限に伝えることが不可欠です。もし、なかなかアピールポイントが見つからない場合は、次のようなことも考えてみるようにしましょう。
まず、今までの経験と異なる業界や職種に応募する場合であっても、前職で一定レベル以上の成果を出しているのであれば、応募先に関係がなくてもアピールするべきです。
何らかの仕事で成果を出してきた人は、業界や職種が変わってもポテンシャルの高さを期待され、未経験のことにも対応できるだろうという判断をされやすい傾向にあります。応募企業に関係ないからと、アピールすべき点から外すのではなく、実績として挙げられる要素はしっかりとアピールしましょう。
その他「新しいことを学ぶのが好き」「新たな環境に溶け込むことが得意」といった適応能力などもアピールできるポイントです。
未経験のハンデを乗り越えるには、新しいこと、新しい環境への適応力の高さも大切です。
もし、これまでに職種転換の経験があったり、職場異動が多くても柔軟に対応してきたりしたのなら、そのような点も入社後の活躍に期待ができますので、アピールしましょう。しっかりと具体的な志望動機を作成し、未経験者からの採用を勝ち取ってください。