社会人留学から帰国した後に転職活動で意識するべき6つのポイント
社会人留学から帰国した方の中には、留学からの帰国後に転職活動をどう行うべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
留学後の転職活動で意識するべき6つのポイントを理解し、社会人留学を転職で活かせるようにしていきましょう。
目次
社会人留学を転職活動で活かす方法は大きく2つ
転職活動で社会人留学を活かすにはどうしたらよいでしょうか。
社会人留学の動機を明確にしよう
転職活動で社会人留学を活かすためには、留学の動機を明確にすることが大切です。前述の通り、留学自体が評価されることはありません。
例えば、「英語力をアップさせる」という目的で社会人留学をされる方もいるでしょう。しかし、これだけでは明確な動機とはなりません。
明確な動機とは以下のようなものです。
- 海外営業に転職するために英語力をアップさせる
- 英語でスムーズな交渉をするためにTOEIC850点を目指す
- 英語を使用した実務を経験するためにインターンシップに参加する
このように、「なぜ」「どのように」といった明確な動機を考えましょう。
留学で身につけたスキルや能力をまとめよう
留学の目的や、留学中の日常生活で身についたものはたくさんあるはずです。
- コミュニケーションスキル
- 危機管理能力
- 積極性
目的を達成する過程や日常生活を整理していきます。
- 目標達成に向けて具体的にどのような工夫をしたのか
- 壁にぶつかった際、どのような対処法を行ったのか
- 日常生活のどのような場面で、何を行ったのか
そして、結果をまとめていきます。
- 明確にした動機は達成できたのか
- 過程の中で身についたことや、活かせた自分の特徴は何か
- 転職後のキャリアでどう活かしていくのか
留学経験の中で、転職後に活かせるものは何かを考えてみることが大切です。
社会人留学後の転職活動で意識するべき6つのポイント
社会人留学後の転職活動をスムーズに行うためには、6つのポイントを意識することが重要です。
- これまでの経験や実績を棚卸し
- キャリアプランの明確化
- 英語力に執着しない
- TOEIC受験
- 帰国後できる限り早く転職活動する
- 転職エージェントを利用する
具体的に見ていきましょう。
ポイント1:これまでの経験や実績を棚卸し
社会人留学の経験だけではなく、これまでのキャリアでの経験や実績の棚卸しをすることが大切なポイントです。
企業が求めているのは、募集ポジションで「即戦力となる人材」です。これまでの経験や実績の中で活かせるものは何かを整理し、留学経験で得たことをプラスすることで、転職後にどのように活躍していくかを具体的にしましょう。
ポイント2:キャリアプランの明確化
社会人留学後のキャリアプランを明確化することが、2つ目のポイントになります。
これから社会人留学をされる方は、留学前にキャリアプランを明確にしておくことをおすすめします。
- 留学後にどのような業界や企業、職種で働きたいのか
- 留学後にどのようなポジションで将来どのように働いていきたいのか
キャリアプランを明確にすることで、留学で身につけたスキルや能力をどのように活かせるのか具体的にすることができます。
留学前にキャリアプランを明確にすることで、留学の目的や目標が更に具体的になり帰国後の転職活動がスムーズになります。
ポイント3:英語力に執着しない
社会人留学後に転職活動をされる方の中には、英語を使う仕事にだけこだわったり、面接などで英語力ばかりをアピールしたりしてしまう方がいます。
英語力を身につけることで、転職の幅が広がる可能性があるのは事実ですが、企業が重視しているのは、「募集ポジションで即戦力となる経験や実績、能力やスキルがあるか」です。あくまでも英語力はスキルのひとつでしかありません。
英語力に執着しないことも大切なポイントです。
ポイント4:TOEIC受験
留学から帰国したら、すぐにTOEICを受験することもポイントのひとつです。
英語に慣れている状態でTOEICを受験することで、高いスコアを取れる可能性があります。
TOEICスコアは目に見える数値で英語力が表わせ、企業へのアピールになります。また、求人の条件にTOEICスコアを記載する企業が増えていますので、転職の幅を広げるためにも、帰国後すぐにTOEICを受験するようにしましょう。
ポイント5:帰国後できる限り早く転職活動をする
帰国後は、できる限り早く転職活動をすることが、大切なポイントです。
帰国後何ヶ月も時間が経ってしまうと、キャリアのブランクとなってしまいます。また、外資系企業や英語を使うポジションに応募する場合、英語面接が行われることもあり、英語に慣れている状態であれば、英語面接の対応もスムーズにできるでしょう。
これから社会人留学をされる方は、留学前や留学中に情報収集をすることをおすすめします。帰国前に情報収集することで、帰国後の転職活動がスムーズにあるだけでなく、留学中に身につけておくべきことが整理できるなど、留学がより有意義なものになります。
ポイント6:転職エージェントを利用する
社会人留学後の転職活動で意識するべきポイントの6つ目は、転職エージェントを利用することです。
転職エージェントが扱っている求人の多くは非公開求人です。転職エージェントに「英語を活かせるポジションで仕事がしたい」「留学で取得した資格を活かしたい」などを具体的に伝えることで、自分の希望に合った求人を紹介してもらえる可能性があります。
また、社会人留学をキャリアのブランクとせず、アピールのひとつとなるように、書類の書き方や面接の受け答えのアドバイスもしてもらえます。
Beyond Borderでは、無料でプロ転職カウンセラーによるアドバイスを行っています。ウェブサイトよりお気軽にご相談ください。
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まとめ
転職の際、社会人留学そのものは企業からは評価されません。
大切なのは、これまでのキャリアでの経験や実績です。そこに社会人留学という経験がどうプラスになったのかが、企業からの評価に繋がります。
社会人留学の経験を転職後にどう活かしていくのかを具体的にし、帰国後はできる限り早く転職活動を始めるようにしましょう。