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アメリカで海外就職後、日本で転職!現地で感じた日本との働き方の違い(西川由香里さんのストーリー)

更新日:2018.6.12

仕事も自己管理が重要なアメリカ。日本で感じたギャップとは?

Q.アメリカでの就業、またIT系の仕事というと、仕事場での自由度もかなり高いイメージですが実際はどうでしたか?

はい、日本での勤務に比べてかなり自由な雰囲気はあったと思います。

例えば、服装もかなりラフなもので大丈夫だったため、上司はビーチサンダルにTシャツに短パンという恰好で仕事していて、私もそんな感じでした(笑)

 

Q.なるほどかなり自由ですね(笑)。アメリカではどこの会社でもそんな感じだったのでしょうか?

他のIT企業で働いていた友達もいましたが、どこも働き方は似たような感じだったことを覚えています。

自分の役割ができていれば、いつ帰っても大丈夫という感じだったため、割とみんな自分で自由に時間を決めて出勤していたと思います。

 

Q.時間の使い方もかなり個人に任されていたんですね。

そう思います。

ランチの時間も指定がされておらず、30分ほどジョギングしてシャワーを浴びてから皆でご飯を食べたりということもありました。

Q.日本に帰ってきたときはギャップに戸惑ったのではないでしょうか?

これまで働いていた外資系の会社では、特に大きく違いを感じたりすることはありませんでした。

しかし、今の職場では確かにカルチャーギャップを感じる瞬間はあります。

 

Q.例えばどういったところでしょう?

外資系で働いていたときはフレックス制があったため時間に関しては自由に働いていました。

フレックス制を利用していたときは、決まった時間にこなくてはいけないといった決まりがなく、残った仕事は家でやるといったこともできましたが、現在の職場ではフレックス制がないことが大きな差として感じています。

また、日本の仕事場は何事においてもきっちりとしている印象が強いです。

例えば、1分から2分席に着くのが遅れるのでもメールを送るのはアメリカで働いているときには経験しませんでした。

 

Q.なるほど。アメリカとではそういったところで働き方や仕事に対する考え方に違いが表れているのかも知れませんね。

はい。ほかにも部署によっては『週報』というのがありまして、

  • 今週何をしたか
  • 困難なことは
  • 来週は何をするか

などを毎週末に提出するんです。そういうのは初めての経験で、

「すごいきっちりしているな~。」

と、慣れるまでは驚くこともありました。

ワーキングマザーに対しての考え方もかなり違うな、というのも感じています。

 

Q.どういう違いを感じられましたか?

例えば、私はアメリカで新入社員として仕事をしているときに子どもを産んだのですが、会社で上司と他の同僚がベビーシャワーを開いてくれて、出産お祝いのプレゼントをくださったのを覚えています。

日本だったら出産後育休を取りますが、アメリカでは育休を取っても3か月くらいで戻ってくる場合が多いんです。

そのため、家庭でベビーシッターを頼んだり、ベビーシッターが都合悪いときは仕事場に連れて行ったこともありました。

日本のプライベートと仕事をきっちりと分けることを否定しているわけではないのですが、こういった違いを感じることができたのは、

「海外で仕事をしていたからなんだな」

と今になって感じています。

Q.日本とアメリカの働き方はかなり違いがあるんですね。ありがとうございました。最後に読者にメッセージをお願いします!

はい。転職活動では語学力に長けていることをアピールするよりは、

「語学力を駆使して自分は何が達成できるか?」

「会社にどう貢献できるか?」

といったことをアピールするのがポイントになると思います。

留学で得た知識は語学力だけではなく、グローバルな世界観だったり、チャレンジ精神だったり、

日本の外に出て初めて気づいた日本の良さや逆に何が足りないかといった考察力など…

沢山あるのではないでしょうか?

また、私は「何とかなる」という精神で乗り越えてきたことや、自分で決断したことも多かったです。

あまり思いつめすぎずに、行動に移してみてもいいかもしれませんね。